「 ハッピーエンドへの期待は捨てるなよ?どうか元気でね 」
・どうでもいい話の賞味期限の話
どうでもいい話には賞味期限があるからとか言ってたのに、本当に期限のあるストーリーは見てくれなくて、どうでもいいタイミングで現れる。ちがうよ、話したかったけどできなかったからストーリーに上げたのは昨日と一昨日で、君から教えてもらって、君からアカウントを借りて読んでた漫画の最終巻が出たよ。わたしはもうこわくてそのアカウントからはログアウトしてしまったけど、ずっと読みたいから最終巻だけ買って、いつか全部揃えるよ。"教えてもらったから"じゃなくて、"その作品が好きだから"。
・キタニタツヤがインタビューで、「言葉は永遠になり得る」と答えていた。
そのとおりだから、永遠に残った言葉を信じ続けてる。バカみたいだ。
・彼が久しぶりに上げたストーリーは、2024年のサブスクのハイライトだった。知らない曲がたくさんあって、でもいちばんの曲は彼が教えてくれてからわたしもよく聴いてた曲だった。
でもわたしのハイライトに出てくるほどではなくて、意識的に聴かないようにしていた。
なのに、上のバカみたいねのリンクを探すのに基本ダウンロードして聴いてる無課金Apple Musicユーザーだから、YouTubeと普段使ってるYouTube musicを探してもなくて、ふと開いた家族共用のAmazon musicをみたら、2024年のハイライトがまとめられてて、一位に彼のいちばんだった曲と同じ曲が入っていた。
そういえば、この曲、このアルバムを聴くためにバックグラウンド再生できないのが嫌で、久しぶりにAmazon musicのアプリを入れて一時期毎日聴いてたことを思い出した。今試しに聴いてみたけど、大丈夫、ちゃんと聴ける。家族へ、全くタイプじゃない曲がいちばんでごめんね。
ちなみにYouTube musicによるわたしが2024年にいちばん聴いた曲は、ずうっといっしょ!だった。よく考えたら、彼は髪を乾かしてくれた初めての人だった。「髪を乾かしてくれたあの日からあたしは壊された」?
でも彼のせいで伸ばすことになった髪と、それをきっかけに作った前髪のおかげで日々可愛いを更新する意欲があるので、まだ「一緒に居た時の方があたし可愛かったなあ」にはなってない。それが救い。
・推しの子が実写化されて、推しの子の内容が内容だから実写化に期待してなかったけど、監督が明け方の若者たちと同じ松本花奈さんだったので安心して観れると思って俄然楽しみにしていた。
そしたら追加で発表されたキャストに、わたしも彼も好きだったドラマ、いちばんすきな花に出ていた黒川想矢くんも出てて、あぁこれも話せないのかと思うなど。そのストーリー見てくれたけど気付いたかな、匂わせをいつまでやるんでしょうね。一昨年彼を好きだった時も「ストーリーがそれっぽくてわかりやすかった」と言われて、今もそう思われてるかもしれない。わたしの気持ちなんてストーリーにあげてる曲の歌詞見ればだいたいわかるのにね。まぁ意味もなく本当にただ好きであげてる時もありますが……
・クリープハイプの新譜が発表された。
先週幼馴染と会ったあと、「何も言わずに消えるか、言いたいこと言うだけ言って逃げるか、ちゃんと話し合いをするべきか、放置か」と相談した時、「クソデカ爆弾置いて逃げよ」と言われてボンバーマン(小学生の時Wiiで一緒によくやってた)かよwとウケてたら、「逃げ遅れたらライフ減っちゃうよ」と真面目に返されて、爆弾を置いた後逃げ遅れて自分の爆弾で自爆するボンバーマンを想像して、早く逃げようと思った。
その話をする前に、好きフォロワーさんから「迷ったら面白い方を」という話をしてくれたこともあって、何を爆弾にするか数日考えていた。
そんな時に出たクリープの新曲で、dmrksとか、もうおしまいだよさようならとか、いかにも爆弾になりそうな曲もあったけど、今回のアルバムはなんとなく、どことなく、やさしくて、改めて聴いた青梅の「恋は幻 青いうめぼし」のフレーズがなんとなく残ってて、この夏にずっと置いてけぼりになってる気がした。
・12/7、相変わらず土曜出勤で、「恋バナしよ〜!」と話しかけてきた中1の女の子に、「今日五条悟の誕生日なんだって〜」と言うと「えー!おめでとう〜!領域展開🤞むりょうくうしょ!!」まで言ってくれて一緒に笑って、見上げた空は十二月にしては青くて、澄んでいた。
最近、「徒花」という言葉の意味を知った。実をつけずに散ってしまう花。はじめて、理解できた気がした。
・そのあと職場の後輩ちゃんと3時間スシローで喋り倒し、帰った後、ひとりになって、じっと考えて、寝て、考えて、携帯を見ても連絡はなくて、考えて、考えて、思い出して、明け方の若者たちの映画のワンシーンをみて、明け方の若者たちの小説を手に取って、同じシーンを読んだ。
わたしたちは、明け方の若者たちをきっかけに出会った。もともと好きなモデルさんが同じでフォローしていたインスタのアカウントに、わたしが好きな映画を載せていて、それをみてDMをくれたのが彼だった。「明け方の若者たちの聖地巡りをしましょう」と、東京にとんで言って、初対面なのに音楽の趣味も合ったからカラオケに6時間もいて、手を繋いで歩いた下北沢も、井の頭線も特別なものになった。黒島結菜になりたかったわたしを「彼女」にしてくれた。わたしも彼もどうしようもない恋愛をしたことがあって、似たもの同士だと思っていた。
でもそこから連絡が来なくなって、そのときも落ち込んで、引きずって引きずって、削れてなくなって、やっと気にならなくなったとき、また、彼から連絡がきた。「カツセマサヒコのサイン会に並んでるけどいる?」と。
その時点で会う気はなかったのに、彼が送ってくれた、3冊目になる明け方の若者たちに書かれたサインはわたしのものでなく、彼のもので、結局会うことになった。また明け方の若者たちをきっかけに。
「僕」と「彼女」が、最後にカフェで話をするシーンがある。「彼女」はもう会えないと言いながら、「好きだったよ」と言う。ずるいなと思う。いちばんずるい。
でもその言葉にきっと嘘はなくて、それがいっそう辛くて、小説でも、映画でも、そのシーンが忘れられなかった。
全部読む元気はなかったから、泣きながらそこだけ読んで、これにしようと思った。
そのまま本を閉じて、その閉じた手でインスタを開いて、アカウントを作って親友の次にフォローしてくれた彼のアカウントを、ブロックして、そのまま、LINEを開いて、一言一句間違えないように、小説をみながら、「ごめんね。ちゃんと、すごく好きだったよ」と打って、送信ボタンを押して、そのままブロックした。
トーク履歴は消せなくて、非表示にして、泣きながら何人かに報告をして、お風呂に入って、ご飯を食べて、眠った。お風呂に入る頃には涙も止まっていた。
お互いの名前が入ったサイン本は、結局入れ替わったままになった。
・起きてから、ブロックしたせいで、彼がどんな反応をしたのか分からないことに気がついた。でももうわたしには、彼の言葉を何一つ受け止められるだけのHPがなかった。彼が悲しむのはみたくないけど、彼はきっとわたしのせいで生活が変わるなんてことはないし、平気だと思ってしまうのがつらかった。
幼馴染には「なんでブロックまでしたん」とは言われたけど、ほとんどの人から「えらい!」「がんばった!」と励まされた。
ずっと話を聞いてくれてた🐇ちゃんは、LINEを送った瞬間出先だったのに電話をかけてくれて、また遊びに来てくれる約束をした。数少ない共通の知り合いだから「電話番号と住所は知ってるだろうから、何かあるなら電話しろ」と伝言を頼んだ。彼はトーク履歴を消すと言ってたから、消してたらもう知らない。
フォロワーさんも、DMで心をまあるくする会を計画して、他にもツイートをしてくれる方もいた。
何より、ちょうどLINEをくれたお母さんに「そんなやつはこっちから願い下げ!」「元気で仕事して、美味しいもの食べてたら大丈夫」と言ってくれて、ありがたかった。ちょうど今日電話したおばあちゃんは「お金を稼ぐのが楽しくて仕方ない」とバイトを掛け持ちしてることを話してくれて、この2人の血が流れてるならわたしは大丈夫だと思えた。
人に迷惑をかける恋愛はもうしたくないと思ってたけど、こんなにわたしの幸せを願ってくれてる人がたくさんいることが嬉しかった。
カツセさん、すみません。でもわたしは明け方の若者たちが大好きだし、後悔してないし、ずっとあの日の夜のことは、忘れないと思います。
これからも、明け方の若者たちがずっと好きだし、新刊も楽しみにしてます。
・彼との恋愛を終えてから、別に聴いたわけではないけど、ZOCのQUEEN OF TONEが頭から離れなくなった。
発売されたとき、BABYBABYが彼女たちの歌じゃないのと同じように、この曲はまだわたしの曲じゃないのかもと思っていた。
でも今回思い浮かんだってことは、わたしの歌になったのかもしれない。
わたしにはまだ、音楽があるから、わたしの幸せを願ってくれる人たちがいるから、これからもハッピーエンドへの期待は捨てずに、まだまだ生きるよ、
「幸せじゃないから死ねない」!いっぱい食べていっぱい寝ます!おやすみなさい!
古いnote、また公開しようと思います、よかったらまた読んでください◎