アクティブ瞑想の余韻
先日アクティブ瞑想を初体験してから数日たったけれど、心が妙に静かで穏やかだ。波立っていないというのかな、凪いだ海のような。
欠乏感もない。心の隙間が何かで埋まっている感じがするから落ち着けている。
仕事でした失敗が発覚したり、体調のせいで楽しみにしていた計画をキャンセルせざるを得なくなったりもしたけれど、ほぼほぼ取り乱さずに済んでいる。
これは、アクティブ瞑想の余韻か・・・。
丸一日の参加だったのだけど、満たされる体験づくしだった。
例えば、相手と向き合って自分の名前を言い合う。
最初は普通に言うだけなのだけど、次は自分らしい表現をつけて名前を言うのだ。
私はその時点で、自分の名前が自分の名前でないみたいな違和感を感じていてしっくりこなかったし、自分らしさなんて全然表現できなかった。
でも常連さんはしっかり自分らしさを出してくる。
まず、それに感動。すごい!!
あ~、自分を表現できるってすばらしいなぁ。表現していいんだぁ~、名前って大事だな~って。
そして、沢山の他者の中にいるのに、目をつぶった瞬間に自分一人になり、そこで初めて「内なる私」と繋がれ、「あ~、私ここにいたんだ~」って涙が溢れてきた。
呼吸と動作を合わせることで余計なことは考えなくて済むし、トランス状態になっている人もいた。
何よりダンスは自分を解放してくれるし、誰かと踊るというのがまた格別によかった。といっても誰とでも良い気分になれるわけではないのだけれど、「あの人と踊りたいな」と思っていた相手(若手の男性)と踊れた時は本当に至福だった。自然と笑みがこぼれてしまう。
身体に触れないぎりぎりの距離を保って踊るのだけれど、そのぎりぎり感がよい。身体には触れないものの、これって社交ダンスとかスケートのペアダンスとかみたいに、もう公開セックスみたいだなぁって感じた。
そして、最後の最後のハグの時間。私が最後にハグした相手はそのダンスの相手と同じ人で、これで完璧に満たされた。この人が最後でよかった。
「あの人とハグしたい」っていう自分の希望が実現できたこと、その人とのエネルギーの交流が素晴らしかったこと。
その二つで満たされた。
名前もちゃんと分からないまま解散となってしまったけれど、もしまた会う機会があれば、「私と踊ってくれてありがとうございました」ってお礼を言いたい。
そんなこんなで、かなり満たされた一日だったのだけれど、自分の名前のことはまだしっくりきていない。
「私の名前本当にこれだっけ?」ってなってる。
この課題は次回にお預けかな。