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お湯と石鹸の香りは偉大である、という発見。

上も下も管は付いているのですが、酸素ボンベの扱い方を教えていただきまして、うろちょろ出来るようになりました。
その結果、戸棚にしまってあったiPadも取り出せるように…!
ベッドサイドの戸棚が遠かったんです…。

さて、管を色々と装備したままシャワーを使わせていただくことができました。
入院してからシャワーを使用するのは2度目。
腎生検の前日に使わせてもらった以来です。

シャワー浴びて思ったのは、お湯ってすごいなぁってこと。
父が退院したら温泉に行きたいと言っていた言葉の意味がよくわかった気がします。

私は元来オフロスキーなタイプじゃないので、長風呂もしないし、温泉も好きじゃないんですけど。
家に帰ったらゆっくりお風呂に浸かりたいなぁって思いました。
できればなんか良さげな入浴剤とか入れて。ふやけるまでお湯に浸かりたい。

で、もう一つ感じたのが石鹸の香り。
万人が良い香りであると認識するあの石鹸の香りってやっぱりいい香りなんだな、と。

ベッドの上で頭を洗ってもらったり、体を拭いて頂いたりはしていましたが、やっぱりちょっと物足りない感があって。
それが石鹸で体を洗って、流した後に自分の体から石鹸の香りがするだけで「自分、清潔!」って思える。

汗臭かったのでより一層の爽快感はあったんだと思うんですけど、でも、なんちゃらフローラルとか匂いがついてなくったって、石鹸の香りってだけで効果は大きい気がしました。

シャンプーは何度もお湯で予洗いしてからつけたのですが、泡立ちはイマイチ。まぁ、仕方なし。
これも家に帰ったらもっこもこの泡立てて頭洗ってやろーって思ってるので平気です。


正直、入院するとメンタル的に削られるだろうって予測はしてました。お見舞いとか行くだけでドッと疲れてしまうのでね。
しかし、自分は割と平気だな、と。
そもそもアクティブに外動き回るタイプの人間じゃなかったというのも大きいんでしょうけれど、色々と考えることができているというのが最大の要因なのではないか?と思ってます。

トイレに行くとかシャワー浴びるとか、毎日のことに対しての感動みたいなものがあるだけで日々楽しい。酸素ボンベ引きずりながらですが動けるのも嬉しい。シャワー浴びて帰ってきただけでお腹ペコペコになってお昼ご飯をそわそわ待ってるのも、届いたお昼が美味しいのも。私にとっては苦痛になることではありませんでした。

病室の洗面台にも歩いて行けるようになったので、顔洗ったり、スキンケア的なことをしたり、と楽しみがまだあります。
入院期間は伸びそうな気配ですが、まぁ、こんな調子なので大丈夫でしょう。

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