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無知で、純粋で、そして染まっていないから

先日施設外支援の開始日が9月1日に決まりました。トラブルさえなければ、来月から新たな施設で最長180日の活動ができます。

この同じ日に会議があってピアボランティア先である地活のセンター長とピアの先輩にすぐに報告することができました。ピア実習生だった時からお世話になっている先輩には初めてお会いしたときに「地活ではデイケアとは違う経験を勉強したいと思います」「教科書どおりの言葉だね(笑)」そう言われたのをお互い今でも覚えています。今では「だいぶ教科書から離れたじゃないか」そうからかわれます。愛あるからかいなので楽しいですね。

会議が終わってからじっくり話せる時間がありました「すごくピアになりたがってたよね。あの教科書どおりのときから。俺はあの時、真面目だねと言いたかったんだよ」

そうです。すごくピアになりたかった。

その想いを持ち続け研修が始まると驚愕…なぜなら2/3くらいの人はすでに職員として働いていたり、ピアと関りがある、SSTやWRAPの資格が、もしくはやっているなど知識のある人達でした。

言うまでもなく私には知識などゼロでした。そもそもピアの存在を知ったのも研修の数か月前。
「この16名の中になぜ自分がいるんだろう…」
この言葉は頭をよぎりませんでした。なぜなら講義や教材で知る言葉たちを知ろうと必死でしたから。スタートが遅いのならその分、努力をしないと5日間の講義がもったいないと思っていました。

「予備知識がないからよかったんだよ。あとこの世界に染まってないのもよかった」
下手な色を知っていつの間にか染まっているより、無色でこれから自分で色を選択して染まる方がいいらしいです。バカみたいに純粋なのは時にマイナスも呼ぶけれど強みにもなると思いたい。

「ピアを長く続けるには真面目でプライド高いままだと苦しい。愛音さんなら「適当」のやり方が分れば続けられるかもね」
「プライドの鎧はこの世で二度と着たくないです。だってプライドの鎧があったから死ぬほど苦しくなったんですよ。もう二度と、絶対、着ません」

人は時に転ぶし、理不尽な思いもしますよね
だけど、それでもいいんです
だって生きているから転べるんですよ?
理不尽な気持ちを感じられるのも
涙が流れるのも全部全部生きているからこそ

今後も今まで同様、いろんな感情を持っていきます
マイナスな感情もいつかはプラスに転じることができると信じます
挫けても負けても、自分の人生なんですから

そしてこれからピアサポーターとして働くならば
自分の人生から大切なことを向き合った誰かに渡していこう

皆さんの夢とはどんな形をしていますか?
同じ夢を持つ人と比べてばかりいたら
せっかくの輝きが鈍ってしまうかもしれません
比べるのを止めたとき
その心はどんな色に染まるでしょうか?

*愛音*

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