彼女が教えてくれたこと
こんにちは、愛音です
B型に通っていたとき、本当に楽しく学べました
知的障害のある女の子はいつもうさぎのぬいぐるみを持っていました
朝礼が始めるまでそのうさぎで遊んでいて
作業準備はしていない
だから毎回職員に注意を受けます
何回注意されても作業準備よりうさぎが最優先
「Aさん、それ片付けて。準備しなさい。毎日言ってるよ」
「はぁーーい」
それを見ていた最初の頃、
知的障害があると何かを改善するのは無理なことなの?
と頭に疑問符が浮かびました
でも作業は頑張っていました
注意はよく受けてたけど、彼女は凹まず、頑張る
出過ぎたことかな、と思いつつAちゃんに声をかけました
朝礼前にうさぎはロッカーで眠ってもらい
そしてAちゃんはエプロンつける
最初は私が時計を見て声をかけると
「はぁーーい」と言ってロッカーに走っていきました
しばらくすると私が声をかける前に
うさぎを胸に抱えてロッカーに向かうようになりました
「愛音さぁーん。うさちゃんはお昼寝してるの
私はエプロン、つけてきました♪」
「準備できてすごいよ、今日もお仕事よろしくね」
「はぁーーい!」
知的障害には詳しくないけれど
彼女に繰り返し声をかけたことで
最初はうるさいと思ったかもしれないけど
仕事準備のリズムが体に馴染んだのかな?と思っています
朝から職員さんに叱られることもなくなり
いつも以上にニコニコしてた彼女、
障害があって難しいことは誰かの手を借り
少しずつ出来るようになるケースもある
ただ全てが根気強く付き合えば改善することでもないです
これも障害の事実です
でもAちゃんはうさぎをロッカーで寝かせて
エプロンをつけられるようになったのは
紛れもない彼女の努力だと思っています
今も彼女はロッカーにうさぎを寝かせて
パンを作っているかと思うと笑みがこぼれますね
*愛音*
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