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日本語①


①敬語

敬語が使われなくなった、学校で教えていないからだという人がいるが、「敬語は昔から学校ではあまり教えていなかった。」のだそうである。「敬語は家庭で教えていた。」家庭で教えなくなった、もしくは家庭で使わなくなったから、敬語が衰退したということらしい。

韓国、朝鮮の敬語(これは本には書いていない)は日本と違って、自分の家族にも尊敬語を使う。例えば、「父がおっしゃった」などと言ったりする。北朝鮮の独裁者は国民の父親のようなもので、家族に尊敬語を使う習慣があるような国だから、その延長で独裁が成り立っているのであろう。

②先生は話し下手

 「教職課程には話し方の講習はないが、僧侶には話し方の講座が必修」なのだそうだ。お坊さんは檀家から直接、多額のお布施をもらうから話しが上手でなくてはいけない。教師は生徒から直接、授業料をもらうわけではないし、その金額も多額ではないから話し下手でもいいらしい。

 結婚式の披露宴のスピーチも退屈である。こんな話しがある。(これは本には書いていない)
 ある結婚式で娘を育てるのに苦労した母親のスピーチがあり(夫とは離婚)、その話しを聞いて感極まって涙ぐんだ人が、スピーチの順が回ってきても何も話すことができなくなり、立ち上がった後、ひと言「座ります。」と言って座った。すると後から「これまで聞いた披露宴のスピーチで最高だった。」と言いに来た人がいたという。それほど、結婚式のスピーチは退屈なものだったらしい。


③日本人の耳

 「日本人は相手の話をよく聞くという訓練ができていない」
 話しがつまらないことと両方あるかもしれない。話しが面白ければ、よく聴こうとするだろう。
「都合のいいところをこまぎれに聞いて、それをつなぎ合わせて相手の言ったことにしてしまう。ことに立場の違う人間同士の間ではこの傾向がつよい。」
これはTwitterでよく見た。聞くだけでなく、読むのもダメな人が多いようだ。 

④発声

私はごく短期間、演劇活動をしたことがあるが、ためになった。演劇では発声練習をするので、これはよかった。「役者修行は人間修行」という言葉があり、自分とは違う人間を演じてみると、ひとの気持ちがわかる。話し方も少しはマシになったような気もする。


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