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時間を使うことを恐れないでアウトプットすることが時間を得ることになる気がする

Tomokiです.またサイクルが1周してきた感覚がある.今回は前よりも大きなサイクルだ.4年だとか7年だとかかけて回ってきた気がする.というのも,昔自分が理想として描いて身に着けようとしていた生活習慣があって,高すぎる理想を掲げた結果挫折して遠ざかっていたところに,また気持ちが向いてきたことを実感した.それは例えば,心理学に基づいて行動してみるとか,健康に良いことや,作業の効率化に良いと言われていることをちゃんとやるということだ.また,何か興味があることに時間を惜しまず費やして何かを作り上げたり,何かしらのアウトプットをするということが,一周回ってやっぱり大切だなと思ったので戻ってきた.

しかし,それは単に1周ただ回って戻ってきたわけじゃない.挫折したところから逃避して,ただただ彷徨って帰ってきたわけじゃない.それはまるで螺旋階段のように上から見れば同じ地点に帰ってきたようで,きちんと次の段階へ何ステップも踏み出せていることも感じられている.それは,かつては心理学的にも,健康的にも,作業効率的にも,あるいは社会的にも”正しい”ことばかりを追い求めてきた.そして”正しい”ことができない自分は自ずと”正しくない”ことになってしまった.それが知らず知らずのうちに自分自身を追い込んでしんどくしてしまって,挫折へと追いやってしまったのだと思う.

そもそも”正しく”ありたいのは今の自分が”正しくない”と決めつけてしまっているからだ.今の自分を完全に否定して掲げた理想像は,あまりにかけ離れていて,あまりに自分を思いやっていなさすぎて,当然無謀なことばかりを目標に掲げてしまう.それこそ世の中に存在してるのか怪しくなるくらいに理想的な人間像を掲げてしまっていた可能性もありうる.出来ないことを悪だと思ってしまうと,あとは小さな失敗から大きな失敗まで全ての失敗が怖くなってしまう.自分で追い込んで自分を怯えさせていたのは自分自身だ.僕の敵は僕だった.それは僕が僕を律することができずに逃げてしまうことではない.自分を攻撃するのはいつも自分自身だったということだ.

不思議なことに自分を自分で攻撃すると,世界にも自分を攻撃してくる人が増えてくる.自分が気にしていることを的確に指摘してくる人にあふれてくる.それを直隠しにしようとすればするほど,際立って映る.そうやって自信を失っていったのかもしれない.

でも,どうやらそんな自分をちゃんと赦せて,ちゃんと向き合えて,受け入れる準備ができてきたみたいだ.だから,あのとき挫折した道にまた踏み出したいと思えるようになった.当時の僕は自己否定から断罪的に自分を律しようとしていたのかもしれないけれど,そこにはちゃんと心理学が好きだとか,何かを生み出すのが好きという気持ちもあったんだと思う.だから自己否定を辞めた今もそこに帰ってきた.あの頃の僕はなんだかんだ僕の好きを信じられていたのだと思うと自分で過去の自分を褒めてやりたくなる.

だから,また時間を費やして何かをアウトプットするために,心理学・ライフハック・ポモドーロテクニック・スタンディングデスク・血糖値コントロール・瞑想・HIIT・筋トレ…そういったあの時に変わりたい一心でインプットした知識を,今度は自分を否定するためじゃなくて,自分が楽しむために使ってみようと思う.”正しく”できなくたっていい.僕は僕を楽しませられるはずだ.

そしてちゃんと色んなことをアウトプットしてみようと思う.変に効率化のために色んな物事に斜に構えるのはやめだ.効率化は目標を設定したとき始めて意味があるものだと思う.効率的な人生なんて存在しない.人生の最短距離は終わらせることになってしまう.何かを作ると決めたら,気まぐれに作り始めるだけじゃなくて,構想を絵にしてみたり,計画書をアウトプットしてみたりしようと思った.そうやって計画の段階で小さなアウトプットをすると,アイデアがより具体的になったり,必要な物事が明確になったり,付随して新しいアイデアが生まれてきたりする気がするからだ.そして何より,きちんと作ったアイデアスケッチや,計画書や,企画書は,それ自身が作品として自分を喜ばせてくれる.自分の作品を見て喜んでくれるのは誰よりもまず自分なんだと思う.自分を喜ばせるためのアウトプットをもっといっぱいしてみよう.小さなことからでいい.日々見つけたちょっとした発見をまとめるだけでもいい.

それには時間がかかるものもあるかもしれない.時間をかけることが一見効率化からほど遠く感じることもあるかもしれない.時間がないように感じて焦ることもある.そんなときほど落ち着くことが大事なのだと思う.それこそ瞑想をしてみるところから始めてみるのもいい.きっとそれは心理学でいうところの「時間飢餓」だ.時間があるのにないと錯覚して,そのストレスが本当に時間を浪費させてしまう.だから時間がたっぷりあると思って,思いっきり時間をアウトプットに充ててみようと思う.無理しない範囲で,何かしらの作品になるように時間を使ってみようと思う.何かしらの良いアウトプットができたら,時間を浪費した感覚も感じないような気がするからだ.そっちの方向に何かわくわくする未来がある確信があるからだ.

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Tomoki Minote
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