詩*純喫茶

お婆さまも 大学生も サラリーマンも

親子も 私も 時間も 談笑も


全てが混ざり合って

時が止まったかのように

世界から切り取られる


私の飲んでいるコーヒーみたい

白と黒が混ざって溶ける




店から出ると

それぞれの時間が

また動く


忘れていた

煙草のニオイも

服に残って 少し困る




---------------------------
大昔に実際に喫茶店で書きました。

いいなと思ったら応援しよう!