詩*涙と花日和
昨日はわたし、
ちょっと悲しくて
久しぶりに大泣きしましたの。
泣いてスッキリしたものだから、
部屋の掃除をしたくなって
ちょうど大泣きした4リットルの涙が余っていたから
それを洗濯用と床拭きに使いましょう。
(ゴウン、ゴウン)
洗濯が終わるまで、お茶をすすっていたら
すこしウトウトしたようで。
うっかり、うなじから薇(ぜんまい)を生やしてしまいました。
(プチッ/痛っ)
洗濯物をベランダに干し終わったころには
柔らかい風も吹いていて、
お気に入りのシャツ達から
スミレや蓬(ヨモギ)が咲いてきました。
薄桃色の空が心地よいです。
もう一度、お茶をすすりながら
取れたての薇(ぜんまい)と蓬(よもぎ)を
夕飯のおかずにするべく私は
とりあえずあくびの際、
睫毛に生えたミントの葉っぱを
ちぎりながら(プチッ/痛っ)
背伸びをしつつ
台所に向かうのでした。
ああ、今日はいい天気。
(水色の風、桃の空。)
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個人的にお気に入りの詩。
頭の中がサイケデリック