
ますます目が離せないスローファッション!
今まで散々ファストファッションを消費して来た私も今はほぼセカンドハンド。
英語では pre-lovedと言ったりもする。
直訳すると、愛されていた。
古着なんて呼ばずに愛されてた服と呼ぶなんて、洒落てるよね。
とは言ってもたまに、新しい服もたまに買いたくなるのが乙女心。
でもブランドの環境への配慮とか、フェアトレードかどうか一応気になる。
アパレル関係に身を置いていた私としては、服は自分の生き方やものを選ぶ基準を表す大切なツールのひとつでこだわりがある。
ここメルボルンはかなり都会。
カフェや音楽はもちろん、オーストラリアーサブカルチャーも盛ん。
自分らしく服を着こなす個性的おしゃれさんが多い。
情報の入手は容易です。
ということで、徒然なるままに、気になるブランドをまとめてみます。
スローファッションって何?
簡単に言うと、ファストファッションと反対の位置づけにある発想。
ファストファッション=短期間で大量生産、大量販売をする。
スローファッション=質を重視。地元の職人や、エコフレンドリーな材料を用いて必要な分生産する。
スローファッションは昔ながらの技術や環境を守ることに重きを置く。
最終的に生産者にも消費者にも利益がある関係を目指す。
もちろん、ビンテージなどの古着、リメイク、自分で服を作ったりすることもスローファッション と呼べる。
極論、何も買わないという選択は究極のスローファッション。
何も買わないは中々難しい私は、消費のペースを落とすこと、できるだけ中古で買う、貰う、を意識してスローファッション を楽しんでいます。
愛着のあるものを丁寧に長く楽しむファッション。
無機質な大量生産・大量消費のビジネスより、人の暖かさ、愛のあるビジネスモデル。
1. VRG GRL


オーストラリア クイーンズランドから個性的なスタイルを求める女子へお届け。
オーストラリアらしいカラフルでヒップな洋服ばっかりで、目移りしちゃいますな。
私的にワンピースはフィット感あるし生地も良くっておすすめ。あと、パンツの柄も60'sっぽいレトロな奴とかサイケデリックな柄が多くって、最高にイケてます。
そして、売上の一部をAustralian Red Crossなどの慈善団体に寄付しています。
2.KOTN


カナダ トロントのブランド。
本気のTシャツならここしかない。質が高いのに値段も3000円程。
何回洗濯してもヘタレないし、ないによりも社会貢献の精神が素晴らしい。
エジプト産コットンの主な生産地であるナイル川デルタ地区に住む子供達のための学校の設立や、小さな農家に対してフェアな支払いを保証したりなど援助活動をしている。
社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度B Corpの認証を受けている。
ミニマルなデザインで価格も控えめなのに、社会貢献も率先している。
こんな素敵なビジネスをもっともっと応援したい!
3.Paloma Wool


スペイン バルセロナ発
デザインからプロダクションまでスペイン現地で手がけていて、アーティスティックな柄や染色が特徴的!
一言で表すなら、こだわりが詰まった服。
そして、それぞれの商品を最小限の在庫で作っているので無駄が少ない。
ウェブサイトでどの様に商品が作られてるか見られるのも製造者と繋がってる感があっていい!
現代アートを取り入れたジュエリーデザイナーや地元のアートディレクターとのコラボレーションで商品を作ったり、ダンスと音楽とファッションを融合したパフォーミングアート作品を創ったりもしていて、彼らのアートへの情熱が感じられる。
ウェブサイトはコンテツとしてもとーーっても充実しているので必見!

最後に
技術が発達して、安くて質のいい物を出せるのは当たり前になって来ている。
物が溢れるこのご時世、みんなストーリーで商品を選んで行くんだと思う。
これからのビジネスは、”物語力”が必要になっていく。
どんな思いで、どんな人たちによって、どんな風に作られている物なのか。
消費社会に生まれ、沢山の物や大人達の欲と共に成長して来た私たち。
そんな私たちが、これからの環境のために未来の子供達にためにできることって、消費のペースを落として今すでに持っている物に感謝できる様になることだ。