2022年、煮込む年

今年もおおみそかにこんにちは。
noteアップしたいな、アップしたいなと思っていながら、結局このタイミングじゃないと腰を据えて自分のアウトプットができない、しがないフリーランスです。

ふりかえると、今年もたくさんお仕事をさせていただきました。
一言でまとめると、「煮込む」年でした。
たくさん取材に行き、取材先の方から素晴らしい材料をいただいて、どう調理したらもっと美味しくなるかしらと、考えて考えて煮込んではお出しして…という日々が多かったように思います。

とはいえ、取材のお仕事のご縁をいただくたび、そのバトンをつなぐことは大変にプレッシャーで、「わたしなんでライターやってるんだろう」と半べそかきながら文字起こしした夜も…。

それでも、フリーランスでいるかぎり、自分で自分の手綱を握って、スキルアップをしていかないと思っているので、あたらしい経験に恵まれることは本当にありがたいことだなと思っています。

なんだか「やりました!」とSNSで発表するのは照れくさいので、なかなか最近はお仕事のこと公表していないのですが、長野県でフリーランスとして生きることについてもっと発信していくことも大事だなとも感じているので、ライティング業をメインに今年のお仕事で思い出深かったものを振り返っていこうと思います。


〈SuuHaa〉長野移住するために東京で結果を出す。山好きYouTuberの夢の叶え方

まさかのまさかで、長野県の移住メディアSuuHaaの記事執筆をいたしました!!!!!!!

私がお話を聞いたのはフルタイムの会社員をこなしながら動画配信を続ける、登山系YouTuberの「やぎちゃん」。一見すると小柄でかわいらしい女性なのですが、移住するために東京でゴリゴリに営業成績を積み上げ、念願かなって長野へ赴任。夢のために早朝からYou Tube編集やSNS発信に励んでいる、本当にたくましい方でした。

思えば私も長野県に移住したのは、やぎちゃんと同じ28歳。
「30歳を前に決断をしたい」という話で盛り上がったのを記憶しています。ただただ焦ってしまうのはよくないけれど、エンジン全力で突き進む女性の強い姿っていいですよね。

そして同じく話題になったのが「仕事にのめり込みすぎ問題」。仕事は楽しい。やればやるほど成果も出る。熱中している自分もけっこう好き。でもそんな生活になると、食やお出かけの優先順位が下がって、せっかく素晴らしい自然の中にいるのに、もったいないことしていてはよくないよねっていう話で、やぎちゃんと私は「わかるー!」「わかるー!」と共感の嵐。

長野をもっと満喫したり、自分の健やかさをもっと大切にしたり、ちゃんと生きようとあらためて胸に手をおいて決意しました。

やぎちゃんの夢への向かい方は本当に登山のごとく、頂点をめざしてひたすら頑張るかたち。でも目指し方は正攻法じゃなくて、まわり道でもいいんだと。みんながみんなそんなふうに生きられるわけではないけれど、でもそんなやぎちゃんの姿に襟を正すというか励まされる人はたくさんいらっしゃるのではないかなあ。


〈安曇野市〉あづみのの食卓

安曇野市農政課さんのご依頼で、安曇野の食材づくしのフルコースをご紹介する冊子「あづみのの食卓」の取材・執筆に携わりました。
この「あづみのの食卓」は、安曇野で中学生と一緒につくっているフリーペーパーCOLOMAGA Project「AZUMO」の大人クリエイターチームで行いました!

同世代のクリエイターたちと制作できたことも貴重な経験でしたし、長野県を誇る郷土料理家の横山タカ子さんのおうちに伺い、お話を聞けたのも本当にしあわせな時間でした。

「AZUMO」もそうなのですが、先祖代々安曇野に住まう安曇野ネイティブとして、地元のことを綴る時間はなんだか使命感を感じるんですよね。自分のアイデンティティにすごく影響しているんだなと実感しました。

冊子を通じて、安曇野の農産品の素晴らしさが広がっていってほしいなと思います。


〈長野県庁〉信州リゾートテレワーク インタビュー

https://shinshu-resorttelework.com/blog/

長野県版のワーケーションを推進する「信州リゾートテレワーク」WEB内で、県内のコーディネーターさんや実践企業のインタビューを担当させていただきました。

特に、ワークスペースや観光協会、宿泊事業者など、県内各地でそれぞれ先進的に取り組み続けるコーディネーターさんたち。本当に想いが強くて、地域に対するまなざしに感服しながら、「すごいバトンを受け取ってしまったぞ…」という取材ばかりでした。
(しかも全部で10人ほど担当するので、まだ登山でいえば麓なのですが、引き続き頑張っていきたいと思います…!)


〈長野県庁〉企業版ふるさと納税

返礼品がたのしい「ふるさと納税」ですが、企業版の「ふるさと納税」があるってご存知ですか?
企業も自治体に寄付をすることで、税金が優遇される仕組みがあるんです。

長野県にいろんな事業を指定して寄付することができるのですが、その対象事業を紹介する記事を担当しました。

長野県庁での取り組みについて、なぜ必要なのかや担当者の想いなど、普段なかなかふれることのないお話を聞くことができて、長野県最高やん!という気持ちをあらたにしました。

とはいえ、事業の解説はいささか苦労も多かったのですが、魅力を伝える一助となれば幸いです。



ここには書けないお仕事を含め、たくさんの挑戦をさせていただいた1年でした。

余談ながら、私はかに座なのですが、どの占いをみても、「仕事いそがしいぞ!でもそのぶん晴れ舞台をみれるぞ!」と煽ってくるので、きっと来年もヒィヒィ言いながら、パソコンに向かっているのだろうなと思います。

来年はどんなご縁をいただけるのか、とってもたのしみです。

2023年もみなさんが健やかに過ごせますように。

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