のびのびばplus11
10月の前半は、空間認識を育む動きをシェア。ある限られたスペースを、何度も歩数を変えて行き来しているうちに、からだが馴染んでくるということ。またそこにイメージの力を使って、さまざまにからだを動かしていると、その空間とからだが仲良くなる感覚が出てくるから不思議だ。
後半は、新聞紙を使ったワークへ。モノを使うことで、からだとモノとの距離感が明確になったり、単純に、ワクワク度が増すというところは、繰り返しているが、療育としてうまく取り入れていきたいといつも感じるところだ。
最後は新聞紙を使って、そしてそれを使いながら言葉を口に出し、即興で動いていくことを行う。タスクをからだに増やしていき、そして減らしていくということをしている。こういうことをすると、からだはコントロール不能となる時があり、からだでどうにかしようと、火事場の馬鹿力のようなものが出てくることがある。それは目撃しておきたい動きの1つだ。
改めて、「のびのびばplus」では、療育ムーブメントで、からだをチューニングするように、整ったからだというものを体感する。一方で、そこからずいぶんはみ出ていこうとするからだも体験する。
この両軸のからだを味わうことで、何が見えてくるのだろう。「無目的」(最近、よく出る)「体へのリスペクトがあるかが大切」「分かち合うということ」「エネルギーがあることの大切さ」などが、今回振り返りで拾った言葉だ。
からだをほどくように、無意識をほどくように、次回も療育にまつわる「からだ」へのまなざしを、実践から探っていきたい。次回11/16(土)13時〜(@豊中市)