欲しい情報がわからない。
情報過多の時代。
無料で様々なコンテンツにあふれている。いつでもどこにいようと消費可能である現代において、探求欲求という生物の基本的な本能がいともたやすく満たされるようになった。
そんな時代の中、私は今情報を欲しているが、何の分野のどのようなことを知りたいのかがわからない。
なにを知りたいのか、わからない。
自分の体が今何を知ろうとしているのか、わからない。
自分に何が足りていないか、わからない。
何が満たされていないか、わからない。
なあなあと常に満たされていて本当に満たされていないか、わからない。
飢えがわからない。
知らないとどうなるか、わからない。
知識を集めたところでどうなったか、わからない。
頭ではわかっているつもりでも、体ではわからない。
直観力と創造力の欠如を感じる。
今日も、こういうことを勉強したいこのことについて知りたいではなく、無料で濁流のような流れを開始させるためのボタンを押し、濁流を浴び自分で選んだつもりの選ばされたものについて知恵のない知識だけが増えていく。