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3D生成AITripoの「ver2.5」と「FaceLimit」試してみた
3D生成AIの中でもトップクラスのクオリティを誇るTripo。最新バージョンのver2.5が登場しましたが、SNS上では意外と話題になっておらず、少し寂しい印象を受けます。そこで、今回はこのver2.5と新機能「FaceLimit」を試してみた感想を記事にしてみました。
※追記(1月28日)Tripoアカウントが宣伝前だっただけっぽいので、今は盛り上がっていますね。
今回はヘッダーの画像を使って作りました!
(Tposeのリッチな画像は、Midjouneyで部分生成しながら徐々に欲しい素材に近づけていきましょう!)
Tripo ver2.5の進化と課題
Tripoのver2.5では、従来よりもさらにリッチな3Dモデルが生成されるようになりました。ただし、そのクオリティの高さゆえに人体モデルのポリゴン数が25万近くに達し、処理に負担がかかるという点が課題です。
高ポリゴン数への対応
生成されたモデルのポリゴン数が高いため、そのままのデータを扱うのはやや厳しい印象があります。そこで、Blenderを使ったリダクション処理を試したところ、1万ポリゴン程度まで減らしてもクオリティの維持には問題ありませんでした。
ポイント:ObjectModeでキャラを選択したあと、右のスパナボタンのAddModifireを押し、DecimateからRatio項目を変更すればポリ数が減って処理が軽くなるよ!
![](https://assets.st-note.com/img/1737766009-fSqO3Y7vn124pJe8RBPMdDA9.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1737766104-nbla3IRBGWxLjX5uFUMPmCJe.png?width=1200)
※1/25にしましたが、ほぼ3Dのやぶれはないです
![](https://assets.st-note.com/img/1737766603-RPKWg9s6zO12hSGy03fbrFQE.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1737766632-4pTjmqWCuSEAzGHbVPNlhIZs.png?width=1200)
FaceLimitの検証
新機能「FaceLimit」は、3Dモデルのポリゴン面の数を制限する機能です。従来のver2では20万ポリゴンを超えるモデルが生成されることが多く、ゲーム開発などのワークフローには厳しい側面がありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1737766714-shuOv4dpa8gAQPXRGYnIkbjz.png?width=1200)
FaceLimitの効果
FaceLimitを適用した結果、指定した1万ポリゴンに制限されたモデルが生成され、リアルタイムアプリケーションへの適応性が向上しました。リダクションのプロセスが不要になり、作業効率の向上につながります。
試してわかったこと:クオリティ的にはリダクションでもいいかな!でもめんどい時は生成タイミングでリダクションしてもいいかもね!それとリダクション失敗(モデルに穴がすぐ開いて、オートリグ出来なくなるとか)の時は、生成タイミングでリダクションしても良いかも!
結論として、FaceLimitを活用することで即座に軽量モデルを手に入れられるが、細部のクオリティを求めるなら手動リダクションがベターという印象です。
![](https://assets.st-note.com/img/1737767609-RrzEdYoMDlO7AFvHWCKLg86J.png?width=1200)
右が生成タイミングで10000Faceでの生成
![](https://assets.st-note.com/img/1737768503-5btJ3nolmF8Z1NE0ATQIxBad.png?width=1200)
今回は1枚しか画像入れていないので、後ろは想像で作ってくれています。
今回の出来でいうと、偶然かわからんけどFaceLimit左の方が少しできがいいかしら。
Tripo ver2.5 + FaceLimitの使いどころ
実際に使用してみて、以下のようなシチュエーションに最適だと感じました。
ゲーム開発:低ポリモデルを即座に取得し、プロトタイプやモバイル開発に活用
映像制作:ハイポリモデルでディテールを維持しつつ、後処理でリダクション
VR/AR用途:FaceLimitによる軽量化が即戦力に
まとめ
Tripo ver2.5は非常にリッチな3Dモデルを生成できる一方で、ポリゴン数の多さが課題となります。
しかし、FaceLimitを活用することで即戦力となる低ポリモデルが作成可能であり、より詳細なクオリティを求める場合には、ハイポリ出力後のリダクション処理を推奨します。
目的に応じた使い分けが重要になりそうです!!!←ってAIが文章書いてたけど、正直どっちでもよさそうなので、めんどい時はFaceLimit使えばその方が早いと思いました!
今後、Tripoがさらに話題になることを期待しつつ、ぜひ皆さんも試してみてください!
あ、2.5と2.0の違いはよくわからなかったです、色々生成してたら違い感じるかもなのでその時はまた追記します。
ゲームに入れるとこんな感じ↓↓になります。
3D城ドラ(ルール未定)、弓騎士も出来た!
— かん@ゲーム開発 (@ailovedirector) January 25, 2025
さっきの @tripoai (3D生成AI)で作った騎士をゲーム内に入れて動かすとこんな感じになります。#ゲーム制作 #UnrealEngine5 #rts pic.twitter.com/6Gnmxzeceb
(追記)公式曰く複雑な形状が得意になったらしいので試してみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1738062272-6KMzYkOIaVTfDsbcU7lJ4xeW.png?width=1200)