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なぜ『鬼滅の刃』が今、こんなに流行しているのか?! なぜ30~40代の女性に刺っているのか?! スピリチュアル・カウンセラーの視点で読み解きます! ③最終章


『鬼滅の刃』最新刊が発売しましたね~。

前回からの最終章!進めていきたいと思います。

【自分を傷つける本当のもの】

私達は普通に生きているだけでたくさんの物事に傷つけられます。

それは、直接的な悪口もあれば、女性、男性というくくりでの抽象的な傷や、生まれや育ち、家庭環境からくる外的要因へのバッシングかもしれません。

はたまた、隣の騒音がうるさいとか、どこかの誰かが起こした事件や、貧困にあえぐどこかの国のどこかの子供たちの映像に心を痛める…などなど、たくさんの「傷つけてくる要因」にさらされ、今この瞬間も何かから皆さんは傷つけられているかもしれません。

しかし、実はそれは皆さんを「直接傷つけているものではない」のです。

「は~?!この人がこんな暴言吐いたから私はこんなに苦しんでいるのに!」ときっと思っていると思います。

しかし、その発言、映像、事象、…などなどは皆さんが「そうだ!」と思ったから、心の中に入ってしまったのです。

そして、皆さんの世界は「そうだ」と思って、皆さんが自分の中に「入れたモノ達」から創られている世界にしかすぎず、「いいや、違う!!」と思えない限り、それはジャンジャン自分の世界へと侵食してきて、自分の世界というものを創りはじめるのです。

皆さんはその世界から、ただ外の世界を眺めているのです。

そして、「自分は無力だ」と思うならば、「無力な自分」を自分が創った世界の中で「体感」するのです。

なぜなら、皆さんの心の中に入れるのは、そして心に何かを入れる事ができるのは、他の誰でもない、皆さんしかいないからなのです。

心で感じるすべてのものは、皆さんが創っているものなのですね。

例えば、自分は馬鹿じゃないと思っている人に「バカ!!」と言っても、全然響かないですよね。

でも、こっちはそんなつもりで言ったわけじゃくても「それは、私がバカって言いたいワケでしょ!?」と揚げ足を取るかのように、自分はバカだと自分に定着させたい人がいますよね。卑屈というか…。

このように「自分の世界観」というものはできています。

ここまでは、大丈夫でしょうか?

つまり、いつでも「自分を傷つける」のは、他人ではなく「自分が創った世界」からなのです。

そして、ちょっとショッキングな言葉を使って表現しますが、自分の心を殺すのはいつでも他人ではなく、それは「自分の心の弱さ」なのですね。

「その世界は違うんだ――!」と打ち壊せない自分の弱さです。

『鬼滅の刃』は少年雑誌ですので、少年少女たちに「これからの人生をどう生き抜いていけばいいのか?」をメタファー(隠喩)を用いて、説いているのだと思います。

では、その自分の心の弱さ打ち克つには、どうしたらいいのでしょうか?

【んなアホな、な克服法!でもそれが真理】

心の弱さとは、自分が作り上げたものです。

ダメだと思う現実も、無理だと思うピンチも、すべて自分の心がそれを

「無理だ」

「ダメだ」

「ピンチだ」

「もう、どうしようもできない」と思っています。

そして、その現実を今まさに創り上げようとしています。

では、そんなピンチな時どうすればいいのか?

それは、現実生活のピンチにも通じ、スピリチュアルな世界でもよくでてくる事例(こと)です。

それを詳しく解説していきたいと思います。

そんなピンチな時どうすればいいのか?それには……。

ただ、とにかく、自分の強さを信じるだけなのです。

「自分は大丈夫!」信じるから、大丈夫な現実になっていくだけなのです。

これは、とてもスピリチュアルなことであり、最強にして最高の人類の学びの答えでもあります。

人類はこの「自分を信じる」という「信仰心」を学びに地球に生まれ変わってきているからなのです。

では「信じる」とは一体どういうことなのでしょうか?

「信じるとは、信じられる要因があるから信じるのではなく、信じられるか分からないものこそを信じて行動することができるのか?」が信じるの定義ですよとお伝えしています。

つまり、「信じる」を学ぶためには「信じられないこと」があることが前提なのです。

「禰豆子は人間へと戻れるのか?」

「こんなへなちょこな炭治郎が鬼殺隊になれるのか?」

その信じられないものを信じ続けて行動していくからこそ、炭治郎の成長の姿にみんなが心を打たれるのではないかと思います。

では、本気になって何かしらの学びが始められるには、一体どうすればいいのでしょうか?

【「本気」になるための重要なファクター】

もし、皆さんが「本気」になれたら、この世界を救うことも、なりたいものになるのも叶うような気がしますよね。

でもその「本気」になかなかなれなくて、「心を熱くさせるものがないんだよね~…」を虚無感に襲われているかもしれません。

では、あの心優しい炭治郎が本気で自分の能力に向き合い、それを目覚めさせようとし、修業を始めるには一体どんなことがあったでしょうか?

炭治郎が本気で強くなりたいと思えた瞬間はいつだったのでしょうか?

そうです…。

それは、ある日炭治郎が町から帰ってきた時、愛する家族が鬼に皆殺し(禰豆子を除いて)にあった「あの時」から、彼の人生は一変したのです。

つまり、人が「本気」になる時とは「より残酷な現実を目の当たりにした」その瞬間からなのです。

本気になるための重要なファクター(要因)の一つに「残酷な現実」があるのです。

より残酷であればあるほど、そして目の当たりにすればするほど、それを感じ入った時、人はより本気度を増していきます。

「なかなか本気になれなくて…」というのは、その方の人生が平和で、しかし平坦で起伏のない道を歩いているからなのかもしれません。

安全な道は、このままずっと続いてもらいたいものですから。

いくら口で「こんな人生いやだ」と言っていても、身体は正直なのかもしれません。

しかし、何も無理に残酷な現実を取りに行く必要はありません。

もうすでにある「残酷な現実」を無視することはたやすいからです。

そうした心の叫びを無視せず、「本当の痛み」に気づけるのか?

それに気付いた人から、自然と「心が」「身体が」動いていくものですから。

【本当の痛みとは】

では、残酷な現実を無視し、感じているはずなのに自分の気持ちさえも無視し、それで受けてしまう「自分を一番傷つけさせる本当の痛み」とは一体なんでしょうか?

それは、自分が「一番守りたい」と思うものを「守れない現実(こと)」がなによりも自分を痛めつけるものなのです。

一番守りたいものを守れない無力さに打ちひしがれた時、本当の痛みとは何んなのかが知れるのかもしれません。

だからこそ『鬼滅の刃』という作品はこうメッセージしていると思うのです。

「君の守りたいものに早く気付け

そして、守りたいものを君が守りぬけ」

その時、あなたは「本当に強くなれる」でしょう。

【なぜ30代40代の女性にこそ刺さっているのか?】

さて、ここまで炭治郎の修業や成長、そして鬼についてなどお伝えしてきました。

では改めて、皆さんに伺います。

現実生活で「エンパス」でありながら「鬼」のいる社会でこそ、一生懸命戦っている人とは一体誰なのでしょうか……?

実は、その人達がこそが「30代、40代くらいの女性たち」なのではないかと思うのです。(もちろん、年代・性別のグラデ―ションはあると思いますが)

女性はどうしても「育む性」であるがゆえに、共感力が高くだからエンパスになりやすく、敏感で繊細ですが同時に「女性の第六感」に震えた男性もたくさんいたかもしれませんね。

そして、炭治郎などの「エンパス」の人は「弱者」の痛みに敏感で(心優しいので)、弱者とは大抵「女性」「子供」(もしくは、何かしらのハンディキャップを持っている方)のことを指すかと思います。

エンパスである主人公(炭治郎)が、女性や子供なのどの「弱者」を守る描写も作中には多く描かれており、女性からすれば「まるで自分が守られている」ような感覚になると思います。

ですので、主人公が戦っている時はまるで自分が苦しんで努力して戦っているような姿として映り共感し、主人公が弱者を守ろうとする時に弱者(女性の立場)でもある自分が守ってもらえているような、ダブルの感覚を抱くので、強烈に響いているのではないかと思っています。(どっち側から見ても共感できるみたいな)

そして、今若い方たちに「エンパス」は確実に増えているのではないかと思います。

現代、物資は満たされつつあります。

物があることが当然となり、物をどう手にするかよりも「この物とは一体どういう意味をなすのか?」と、意識はさらに奥へ奥へと進められているのではないかと思います。

そうして、深い洞察や感じる事の方に意識が向かい、だからこそ「エンパス」になる方が増えているのではないかと思います。

男の子でありながらも、人の痛みに敏感で優しい人が増えてるような気がします。

(ん~、もともとは優しい人も多かったけど、蓋をして生きざるを得なかったのが昔で、今はもう蓋できない現代?なのでしょうか)

ですので、30代、40代の女性のみならず、多くの、しかも若い世代の人たちに共感されているこの『鬼滅の刃』は、まさに次の時代が求める新しいヒーロー像を描いた注目の作品なのではないかと思っています。

これからも、この作品の動向に目が離せません!

次回は…サイエンスからの逆襲?!

さて3部に渡り、なぜ『鬼滅の刃』がこんなに皆さんの胸に刺さっているのかを、スピリチュアル・カウンセラーの視点で読み解いてきました。

そして、また流行ってるものとして「おー!」と思った作品について、次回も触れていこうと思ってます。

それも『ドクターストーン』です。

これは、スピリチュアルカウンセラーとしては、なかなか無視できない内容((笑)内容を知っている人は分かるかも)になってますので、スピリチュアルカウンセラーからの視点でお送りしたいと思います。


なぜ『ドクターストーン』がこんなに流行っているのか?!

科学VSスピリチュアルの決着が今ここに!?スピリチュアル・カウンセラーの視点で読み解きます!

では、次回まで。オヴォワ♪

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たつ乃 愛唯(たつのあい)
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