
オナモミのとげ(小学校低学年男児に読み聞かせた絵本を紹介)No.84
ネイチャープロ編集室(著) 偕成社
オナモミ、という言葉より「くっつきむし」の方がしっくりくる子育て世代。子供が原っぱなどで遊ぶと洋服にくっつけて帰って来る、あの取れにくいトゲトゲの写真絵本です。くもんの推薦図書一覧に掲載されていたので読んでみました。
秋にあのトゲトゲが洋服や動物の毛にひっついて新しい地面に蒔かれ、春になると芽を出して育ち、夏にはぐんぐん育ち、花をつけ、秋にあのトゲトゲが出てきます。オナモミ、なんと雄花と雌花があります。これは本を読んでいて初めて知りました。
私が知ってる「くっつきむし」は、トゲトゲなのですが、トゲトゲではない「くっつきむし」を子供はよく持ち帰って来ていました。
こういう形のもので、「ヌスビトハギ」というものなのですが、これもオナモミと同様、よく洋服に引っ付きます。引っ付いたまま洋服を何度も洗濯し、全く取れてないのにそのまま洋服を着ていた我が子(苦笑)、まるでくっつきむしとの我慢比べだなと、今になって思いだし笑ってしまいました。
普通の物語絵本や絵本ではない本も読み聞かせていますが、時々は写真絵本も読んでいて「なるほどな」と思わせてくれることがあります。子供が読書に少し飽きてきているな?と感じたら、こういった写真絵本を挟むと良いかもしれないなと感じています。