アントワイン10月11日 クンダリーニ、身体のセントラルチャンネル(中心溝)、シャクティとは何で、どう働きかけるか
http://recreatingbalance1.blogspot.com/2018/10/what-is-kundalini-central-channel-of.html
比喩的に見ると、ハイヤーセルフや魂を太陽と、ローワーセルフ(肉体、エーテル、アストラル、メンタル体で構成される)を太陽から放射される光線として捉えることができます。
この光線は、垂直な光の柱のようで、全ての次元、全てのボディを通って肉体まで流れ下りています。これが身体のセントラルチャネル(中心溝)で、肉体の脊髄に沿っています。実は、脊髄はセントラルチャンネルの物理的な具現化なのです。このセントラルチャンネルは自分の魂の存在がローワーセルフとして体現したもので、同時に全てのボディに存在し、全てのボディを生み出すもので、それぞれのボディと魂とをつなぐものです。このため、主なチャクラがこのセントラルチャンネルに沿って配置されているのです。
これは伝統的にスシュムナーチャンネルと呼ばれます。二つの絡み合ったヘビのような、男性性と女性性、イダとピンガラはスシュムナーから、セントラルチャンネルから生まれます。
エネルギーはセントラルチャンネルに沿って、下方(魂からローワーセルフへ)と上方(ローワーセルフから魂へ)の両方に耐えず流れています。これが私たちを生かし、ある意味魂が身体と繋がり、身体を動かすケーブルなのです。
本当は、全ての魂は一なるものですから、太陽も一なるものであり、あらゆる存在のセントラルチャンネルは全て同じソースからやってきています。魂と身体は一なる全体の二つの部分であり、精神と物質は一なる全体の二つの部分、あらゆる創造物は一なる全体の一部分であり、それ自体が生命である一なる有機体の一部分なのです。つまり、生命は一なる全体であり、ソースや神、女神は全体としての生命であり、一なるものの外側には何もないのです。
別の比喩を使って表現すると、魂やあらゆる生命は全て一つの海で、私たちのボディや目にする全てのものはちょうど海に浮かぶ波です。波は目立ちますが、それでも海の一部です。全て一なるものです。
クンダリーニはセントラルチャンネルに流れ込んできた表現されないエネルギーで、それゆえ脊髄の底部で眠り、休眠状態にあります。このエネルギーが表現されないわけは、記憶を失っているからです。つまり、自分たちが本当には誰なのかを忘れているからで、また、社会において表現を抑圧されているからです。
私たちは通常、魂としての私たちや一なる海としての私たちが誰なのかという記憶を失って生まれています。だから、自分たちの本当の性質を十分に表現しようとしません。これは社会で表現を抑圧することで強化されます。幼少期から、こういう風に行動し、こういう風に話し、こういう風に考え、こう感じるべきだなど、常にあれこれとプレッシャーをかけられています。
例えば、人前で変わったやり方で踊ったり身体を動かしたり、人前で歌ったり、自分が本当に感じていることを完全に表現したり、長時間ハグしたりしないように抑圧されていて、抑制し続け、「大丈夫です。」とだけ言うべきだと考えられているのです。完全で正直な性表現は特に抑圧されています。そして人々は普通は自分の感情を完全に処理できません。悲しみや怒りを感じるかもしれませんが普通は他者とその感情をしっかりと感じることが許されておらず、周囲の人々は普通はアレコレと他人が表現することを抑圧したり拒絶したりするので、そのエネルギーが完全に流れ、完全に解放されることはほとんどありません。喜びの表現さえ抑圧され、正当な理由なく非難されることが多いのです。そこで多くの人は本当に泣いたり、笑ったり、踊ったり自分自身を表現することがもうできなくなり、そうしたければ非常に説得力のある仮面を被り、笑顔を見せたり笑ったり、踊ったりすることを精神的に自分に仕向けることもできますが、通常は表現が不十分で不自然になり、存在全体が含まれることはありません。表現されないエネルギーが内側に蓄積されればされるほど、新しい状況で心から表現することがますます難しくなりますから、人々は幸せでなくても偽りの笑顔を作り、本当に幸せな時でも心から笑うことができなくなります。
このため、多くの人々のほとんどのエネルギーや感情、思考は潜在意識にあります。つまり、大抵の人は内側で何が起こっているのか本当にはわかっていないのです。そしてもしわずかでもそれが垣間見えたら、たいていはそれを潜在意識に押し戻し、なかったことにするのです。
この表現されていないエネルギーの全てが長年抑圧されて見過ごされ、さらなる苦痛や、どんよりした感じ、無気力、病気、不快感、偽善、活力の欠如、などを生み出します。寝室で一人でいる時にならブッダのように感じることは簡単ですが、他人と一緒だと抑圧してきたエネルギーが全て露わになります。
呼吸はセントラルチャンネルに新たな流れを生み出します。息を吸うとエネルギーが下降し、息を吐くと上昇します。しっかりと呼吸をせず、呼吸と繋がらないという習慣があれば、それは脊髄の底部に抑圧されたエネルギーが休眠状態で眠っていることを示していて、また、その原因にもなっています。
http://www.meditationiseasy.com/meditation-techniques/vigyan-bhairav-tantra-third-meditation-technique/
一般的にシャクティエネルギーと呼ばれているものは、セントラルチャンネルに流れ込む私たちの生命力であり、踊ったり歌ったりハグしたり、なんらかの形で自分自身を表現しようとする衝動として現れます。私たちは表現し、生きる喜びを感じるために生きているのです。生命の海から浮かび上がった波が私たちのセントラルチャンネルに流れ込むと、私たちが表現するように促します。ちょうど、花が咲き、鳥が歌うのを促すように。この表現が全ての生命をワンネスの体験に引き入れ、生命を織り交ぜて全体を作り上げるのです。
私たちが完全なる気づきの中で生き、人生の中で自分自身を完全に表現するなら、休眠状態になっているクンダリーニはなくなり、全てのエネルギーは私たちのエネルギーフィールドに完全に流れ込むでしょう。
では、どうやったらいいのでしょうか?
人生の中で表現してこなかったエネルギーを表現する必要があります。そのことや過去に起きたことを思考で理解したり議論するだけでは十分ではありません。思考での理解は助けにはなりますが、通常はそのエネルギーを完全に解放することにはならないのです。
エネルギーを解放できる方法がいくつかあります。意識的に何かをして解放するか、自分の外側に、内側に押さえ込んでいるエネルギーを鏡のように映すカオスな状況を人生に生み出すか、この場合、私たちに可能なのは、その状況がもたらした気づきや解放を受け入れるか、もしくは犠牲者を演じ、エネルギーをさらに抑圧するかです。
自分自身を表現させ、意識的にコントロールしたり、動き方や話し方を思考で管理せずに身体を動かさせるアクティブメディテーション(動的な瞑想)が非常に役に立つ可能性があります。抑圧されたエネルギーは意識されていないため、意識的な身体のエクササイズというわけではありません。重要なのは、表現するものを思考で計画することなく、潜在意識に留まっているものを解放することです。
通常は、過去に表現してこなかったものすべてを思考で思い出す必要はありません。本当に大事なのはエネルギーの解放です。例えば、ちょうどたくさんの野生動物が身体全体を震わせてストレスを解放するように、私たちも震わせても良いでしょう。
https://www.osho.com/meditate/active-meditations/kundalini-meditation
安全で育むような人との触れ合いもいつも大事です。問題は人々が閉じ込めたエネルギーを抑圧し、そしてそれを他者に投影することが多いことです。別の問題は他の人が完全に表現するのを許さないことが多々あることです。ですから必要なのは、関係するすべての人が他の人のために安全なスペースを保っておくことです。つまり、すべての人が、
・起こった体験に対して完全な責任を負い、
・他の人が出てくる必要のある、どんな古い感情でも表現するのを許せるような愛のある中立の存在を保つという意味です。何かを感じ、表現した時にだけ、解放し、変わることができるのです。これは解放が起こっている最中に、他者を癒そうととしたり、拒絶するのではないということを意味します。これはまた、他者が影の部分を解放している時でさえ、その他者にある光を見ることも意味します。また、他者が影の部分を解放している時でさえ、関係するすべての人がそれぞれの光を体現するようベストを尽くすことも意味します。この全てが可能となるのは、関係するすべての人がその体験に完全な責任を負い、寛容である場合だけです。これが慈悲というものです。
攻撃的なエネルギーが可能となるのは、たくさんのエネルギーが表現されてこなかった場合のみです。そうでなければ、人間の本質は攻撃的ではないのです。ですから、解決できる唯一の方法は、調和的な表現方法を見つけることなのです。
抑圧されたエネルギーの大部分は通常は性的なものです。性欲の衝動は単に、私たちのあらゆるボディにワンネスを実現しようというシャクティの衝動でしかありません。オーガズムはセントラルチャンネルの扉を開きます。オーガズムのプロセスで無意識のネガティブなエネルギーが注ぎ込まれると、エネルギーはさらに抑圧され続けます。もしも意識的でポジティブなエネルギーが注ぎ込まれると、たくさんのクンダリーニエネルギーが解放され、魂と身体が繋がることができるのです。
クンダリーニの完全な解法が意味するのは、その時に魂とローワーセルフが一なるものを体験するということです。すべての存在は一なるものであると思考で理解するだけでは、意識的な体験には不十分で、私たちの存在を完全に表現することで得られる完全な体験が必要です。
ですから、宇宙のヒーリングテクニックやヒーリング技術はすべて、決していかなる人も完全に癒すことはできません。なぜなら、私たちがここに表現するためにやってきて、魂は美しく楽しい創造物を経験したいと思って転生したという事実の代わりには決して成り得ないからです。
ヒーリング技術ができるのは、ドアを開け、物事を浄化し、身体の経絡を開き、もっと簡単に表現できる機会を与える手助けをするだけなのです。
以下のリンクはセントラルチャンネルを再度開ける手助けとなる強力なヒーリングテクニックです。http://soul1.org/
一旦、身体の魂の存在が完全に表現され、完全に流れると、あらゆる存在、人間やその他のものは喜びにあふれた全体性の中で、生命を織り合わせます。それから精神と物質の統合、全体の存在への完全な気づきがもたらされます。この気づきが悟りやアセンションとなり、中にはほかの人よりも早く起こる人もいますが、最終的にはそれはあらゆる生命の運命なのです。
たくさんの愛を込めて
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