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今季のBリーグの序盤9試合の現況を踏まえた展望を、「NBA選手名鑑」風に綴ります。(その1。全体展望、東地区。2024年秋)【バスケ】【Bリーグ】



 プロローグ






今季のNBAの選手名鑑。『ダンクシュート』さんの。
毎年、とても楽しみにしています(勿論、今季も購入。恐らく15年目くらい?)。
Bリーグの選手名鑑と異なり、ここの選手へのコメントの文章が
「個々の選手の特徴」をわかりやすく伝えてる一方で、
少なからず「毒を吐く」感じでもあるんですよね(これが好き!)。
惜しむらくは、『ダンクシュート』版の選手名鑑は、
「NBA版」のみで、「Bリーグ版」はないのです。
(「Bリーグ版のダンクシュート」があれば?迷わず最優先ですよ!)





今回のnote記事。『ダンクシュート版、NBA選手名鑑』での
「各球団の展望」。文字数が決まってます。
「タイトル欄(20文字程度)」、「本文欄(17文字×20行)」。
この文字数に収まるように綴る、のイメージで綴るのが
今回のnote記事の趣旨です。
既に「序盤の9試合」が終了してますので
(1回目の代表中断期間までだと「序盤の14試合」ですので、
序盤期間はまだ完全には終わってない訳ですが)
これを踏まえながら、今季の展望を改めてさせて頂く、
今回のnote記事では、これをさせて頂こうと思ってます。
なお、各地区ごとの展望は、「24文字×40行」程度ですけど、
今回は、全体展望として「24文字×50行」程度を目安として、
これも今回、併せて綴らせて頂きます。



 今季の開幕直前(厳密には、ほとんどの開幕戦の当日の朝になったが)、「今季(2024-2025)の展望記事」を綴らせて頂きました。



 今日というタイミング。昨日、衆院選の本番でした。
 実際、自分自身、衆院選の本番の前日に、それも「大阪vs北海道」の生観戦の会場から(厳密には、この前座試合のウインターカップ大阪府予選の女子の3位決定戦・決勝の試合を観ながらの中で)、一気にnote記事を綴った感じです。

 1人の人間として、今回の衆院選、感じてることはいろいろとあります。
 もともと自分は、(1回目の)大学時代に政治学を学んでたこともあり、選挙のことは「ひときわの」自分ごとの感じです。
 時間的なタイミングが合えば、今回の衆院選の結果について、別途でのnote記事を綴らせて頂くかも、と思ってます、これについては「タイミングが合えば」の域を出ませんけど。
 (というのも、時期的には「野球のFAのこと」とかも重なってきますので、それこそまさしく「先のことはわからない」の感じなんですよね。)

 ですけど今回は、(Bリーグの)今季序盤の14試合の生観戦で、「B1の生観戦」という意味では、一区切りをつけた感じでもあるので(11月の生観戦の予定は、現時点ではいずれもB2です)、ここで、B1リーグの現況を振り返る、改めて展望し直す、ドンピシャのタイミングであるとの判断で。

 そう、いつか是非とも、「全体展望」「各球団の展望」を、「NBA選手名鑑風に」の文字スペースで綴らせて頂くを、やりたかったんですよね。
 ですので今回は、これにチャレンジすることを、「今季の序盤の9試合を終えてを踏まえて」を含めての感じで、綴らせて頂くが趣旨になります。

 では、「全体展望」を「24文字×50行」で、「各球団の展望」を「17文字×24行」で、それぞれ綴らせて頂きます。
 「東地区→中地区→西地区」、「それぞれの現時点での順位の順」に綴らせて頂きます。



 全体展望(A東京が中心軸。島根の悲願成就も現実圏)


 今季の序盤9試合が経過で、「ティア1」の「A東京、千葉J、三遠、名古屋D、島根」のうち、「名古屋Dを除く4球団」は順当に序盤を進めてるといえよう。
 特に「今季はこの球団を軸に回る」を感じさせるのがA東京。鉄壁の守備力はリーグno.1といってよく、ロシターが万一離脱になると一気に崩れそうなリスクの不安要素はあるが、「チームケミストリー」は他の追随を許さない感じで、最大の中心軸になりそう。
 千葉Jも、少なくとも東地区のRS1位通過は濃厚視。渡邊雄太が2試合目で負傷離脱でも、特に主力の質がとても高く、よほどの負傷禍でない限りは大崩れはまず考えにくい感がある。

 勢いを特に感じるのが三遠、島根。特に三遠は名古屋Dに(それも相手の本拠地で)完勝でリーグに衝撃を与えたが、「A/TO」「速攻の質」「3P能力」と、Bリーグで特に重要な攻撃要素を高いレベルで兼備で、ゾーンに入ると手が付けられない。あとは昨季の教訓からCSにピーキングをどう持っていくか。
 それと、島根。実は現時点で「EFF」「ネットレーティング」で最も優れているのが島根だ。外国人、帰化枠の4人の総合的な質はA東京と双璧の感じであり、安藤誓という日本人の絶対的な軸の存在も大きい。現コアメンバーの結成時から3年間でずっと課題だった「最後まで持つのか?」も大幅に改善の感で、今季は「優勝という悲願成就」が充分に現実圏に映る。

 ティア1といえる「A東京、千葉J、三遠、島根」を追走するのが「琉球、宇都宮」。まず琉球は、外国人、帰化枠、岸本によるEFFがとても強烈。「クーリーがいる限りは大崩れしない」が「選手層の薄さ」を覆い隠せてる。これは宇都宮も同様で「ニュービル、比江島のスーパーデュオ」が「年齢構成の高齢化」を覆い隠せてる。
 逆に序盤に苦しんでるのが「名古屋D、群馬」。名古屋Dは特に第3外国人のチータムが「明らかに合ってない」こと(これは昨季の横浜BCのスコット、島根のマーティンに相通ずる、いわばとても根深い)。群馬は大型補強に成功の手持ちの選手の最適解に腐心の感(パーカーの体力的衰えにどう対応できるかも鍵)。

 Xファクターは「三河、SR渋谷、京都」。三河は「高速バスケの質の深化」で「中地区の3強」に風穴を開けてる。SR渋谷は中心軸の選手の質の高さと堅守が特筆だが、選手層を生かし切れるかが鍵。
 面白い存在が京都。意欲的な補強に成功で、選手層は恐らく西地区ではno.1。実際にゾーンに入ったときの爆発力はCSレベルを感じさせる。ただ一方で、信じられない崩れ方の傾向の散見、カロイアロのバスケIQへの依存傾向もだし、手持ちの選手層を最大化できるか。よくも悪くも今季の「裏キーマン」になりそう。


 ここまでが、「全体展望」です。現時点での「CSの組み合わせ」予想だと

 「A東京」vs「群馬」、「三遠」vs「琉球」
 「千葉J」vs「宇都宮」、「島根」vs「名古屋D」

 「A東京」vs「三遠」、「千葉J」vs「島根」

 「A東京」vs「島根」。優勝「A東京」

 決勝の組み合わせ、優勝の予想は、「今季の開幕戦の直前、10月5日のnote記事」と同様です。
 ですけど自分は、島根がファイナルに手が届いたら、島根が優勝という悲願成就を叶える可能性は、開幕戦のときよりも高まってる、と正直読んでます。特に10月23日、島根が琉球に完勝(98-61)は、とても衝撃でした。

 名古屋Dは、最終的にはCSに辿り着ける、が現時点での自分の読みです。ただ「チータムが明らかに合っていない」をどう解決できるか次第である、と自分は読んでいて、チータムが、昨季の千葉Jのクックスのように「3P試投率が拙くても、それを補って余りある総合力を持つ」ならば話は別かもしれないが、そこまでは思えない、が自分の読みなんですよね。

 では、「球団別の展望」へと、話を進めます。


 球団別の展望(東地区編)


 (1)千葉J(東地区のRS1位は濃厚、でも若手の活用が…)


 (8勝1敗。チームEFF[5位]、得失点差[2位]、ネットレーティング[2位]。)


 (←今季の千葉Jの選手個人成績。全24球団それぞれ、「EFF」にカーソルを合わせた感じでリンク添付です。)


 今オフ、いやBリーグ史上での最大の激闘になった「渡邊雄太争奪戦」。これを制したのが千葉J。「優勝候補のno.1である」の声がとても多かった。
 実際、結果・内容が共にレベチの感じ。それも「3試合目からは、渡邊雄太が負傷離脱」であったのに、である。
 相手は昨季からそうだが「ムーニーをファウルトラブルに追い込む」で臨む、でもそれを許さずにむしろ破壊力でねじ伏せる。実際、「外国人、富樫、原」が揃えばまず大崩れしない、を既に証明の序盤9試合といえる。東地区のRS1位通過はまず濃厚。
 不安要素もある。今季の千葉Jは「金近、小川、菅野ら若手の有望株」を多く擁してるが、若手をほぼ使えてない。確かに主力の皆が健康体ならとても強力だが、優勝には若手の成長力も必要、例えば小川は第2PGで富樫の負担軽減で戦術的な存在意義が高いはずだが…。


 (2)宇都宮(強力デュオだが拭えぬ「年齢構成の高齢化」)


 (7勝2敗。チームEFF[7位]、得失点差[11位]、ネットレーティング[11位]。)


 (←今季の宇都宮の選手個人成績。)


 「ブレックスメンタリティー」「年齢構成の高齢化」。特に後者は21-22からずっと囁かれ続けてきた負の要素。実際、22-23では半崩壊を経験してる、いつ崩壊しても驚かない。でもこれを精神力と「チームケミストリー」の異次元さで乗り越えてきた。
 これに加え、昨季に結成の「ニュービル、比江島のスーパーデュオ」。40分間を通して1人以上が必ずコート上なこともあり、この破壊力が年齢構成の不安を覆い隠す威力で、今季は特に顕著。
 今季は比江島の長期大型契約の最終年といわれており、優勝への想いは恐らくどこよりも強い。実際、比江島は今季も全盛期を堅持の感が好材料。
 ただ問題は、それ以外の日本人選手。竹内公輔を除きパフォを落としており、小川、高島の若手有望株も苦戦の感。いまは東地区の2位争いを優勢に進めてるが、高齢化リスクは最後まで持つのか。


 少し補足。自分はずっと、「年齢構成の高齢化」への不安感を、このnoteで何回も綴ってきました。
 昨季の「京都vs宇都宮」での生観戦時でも、あるいは年に何試合かの配信観戦でも、「勝負どころを見極めて仕留める眼力」「簡単に崩れない結束力と堅守」は、正直シンプルにすごいなあ…と感じてます。
 何回も綴ってるように、22-23のとき、普通のチームならば「恐らく崩壊してる」、それを半崩壊で(まあ正直、ひびは決して小さくなかったが)踏みとどまれたのは、それこそ「ブレックスメンタリティー」の賜物ではと。
 そこから(ニュービルという大砲の入団があったとはいえ)問題の所在を修正して、これ以上ない「レジリエンス」を成し遂げた。昨季のCSは、「これもバスケ」の感じであって、とてもすごいと正直感じてます。

 で、これも何回も綴らせて頂いてますけど、自分、ニュービル、比江島、とても大好きなんですよね。特に比江島は、「もう1回は優勝を叶える姿を観たい」が本音です。そしてこのチャンスは、恐らく今回を逃すと一気に厳しくなるだろうと。(というか、31歳のシーズンから、今季を含めて4年間、真の全盛期に突入って、すごい努力の賜物、もう「生ける伝説」。)

 怖いのは、大型補強に成功した群馬の存在です。群馬がこのままで終わることを、自分は正直想像できないこと。少なくとも手持ちの選手層でいえば、群馬は宇都宮を恐らく少し上回るでしょう。
 それ以上に、「年齢構成の高齢化が、いつ崩壊へと結びついても不思議ではない」のは、川崎(22-23からのラスト2年)がそうで、特に22-23は優勝候補の最有力といわれながら、そこから「緩やかな崩壊」になりました。決してチームケミストリーが壊れた訳ではない、でも「走れなくなる」には抗えないのだと。
 川崎の前例もですし、何より自分たちが「22-23」に一度経験している。尤もこのときの半崩壊は、「マブンガの入団で、築き上げたチームバランスが崩れてしまった」ことも少なからずの理由の1つになった感じではありますが、「どうせ比江島にはやられる、あとを抑えれば何とかなる」を見抜かれたからもあるのかなと。

 そう考えるとなおさら、昨季のニュービルの入団はとても大きいですし、余談ですがニュービルは来季途中の帰化も充分に現実的と映ってます。ですけど、特に気に掛かるのが、遠藤、鵤、渡邉裕の衰えの傾向(尤も鵤は、宇都宮の中では中堅の部類のはずなのだが)。それでいて、小川、高島の伸び悩みの傾向(尤も小川は、むしろより積極的に起用することが、短期・中長期の両面でよりプラスになると思うのだが…)。
 特に怖いのが、今季は3月からが「ラスト23試合」の過密日程なことです、例年以上にハードな日程なんですよね。これが自分が、今季の宇都宮、「最後まで持つのか?」と不安視の大きな理由なのです。
 最後まで持てば、今季への想いの強さをも考慮すれば、逆にCSでは優勝への有力候補になる(というかCSではむしろ、「デュオを40分のほぼゴリ押しが許される」場といえるので)といえますけど、自分は正直、「ラスト23試合で、群馬に差し切られる可能性は、決して低くない」と読んでます。
 (というのも今季の「ラスト23試合」の日程は、いままでのように「同地区との対戦がずらりと並ぶ」感じではないこと、そしてその中には「三遠、千葉J、A東京、群馬」との試合が含まれてることなんですよね。)

 ただ一方で、既に序盤の9試合で出てますけど、今季の東地区は「3強」と「それ以外」の力量差がとても顕著なのです。この要素が、宇都宮が「たとえ差し切られても、ワイルドカードには滑り込めるのでは」(中地区、西地区は激戦のため、「つぶし合いリスク」が否めないため)、の追い風要素と映るんですよね。
 そう、より客観的には、今季の宇都宮は、「22-23の川崎」と重なって映る感じがあるのです、でも一方で、「比江島、ニュービルの2人には、『優勝』という最高の景色を観て欲しい」感情論もとても強くあると。





 それと、比江島の、開幕4試合目の滋賀戦での「32得点、キャリアハイ」。比江島ファンとしては勿論、1人のバスケファンとして、そりゃあ嬉しいですよ。
 で、比江島が「34歳にして、キャリアハイ」。勿論これ自体、とてつもなくすごいことですけど、実はこれ、理由がある訳です。

 実は比江島は、宇都宮への入団以降(入団が2018-2019の途中。ですので今季が在籍7年目)、20-21までは「20得点到達の経験自体がゼロ」でした。で、あるインタビューでは

 「勿論、チームの勝利が第一義なのはずっと変わらないですけど、やはり自分はスコアラーであると思ってますので、20得点到達がゼロというのは、そりゃあ気にしてますよ。NBAと違ってBリーグは40分制で(NBAは48分制、主力は30分~35分はざらにある)、うちはタイムシェアが基本方針ですので(比江島は宇都宮では、基本的に多くても25分程度が徹底されてきた)、NBAでの20得点だと宇都宮では16~17得点で相当なのはわかってますけど。」

 この趣旨のことを仰ってたこともあります。


 で、2021年オフ。ロシターの退団(A東京へ)で、ついに「1stオプション」に昇格になります(いまはニュービルの入団で2ndオプションですが、日本人選手で1stオプションを堂々と務められてるのは、「富樫[千葉J]、齋藤[名古屋D]、安藤誓[島根。尤も今季からだが]、岡田[京都]」、そして「横浜BC時代(2022~2024)の河村」、そう、実際は意外と少ないことが伺えます(しかも全員が「ハンドラー&スコアラー」であることも共通してます。この中では、比江島だけが「偽PG」、つまり1人だけ異質の選手ってことですね)。

 ちなみに、ロシターの退団は、「ロシターの年俸の高騰を捻出できなかったから」「資金的に、ロシターと比江島の二者択一を事実上突き付けられたから」、この2つが大きな理由といわれてます。
 当時はわからなくて、2023年オフに、大阪のブースターミーティングに参加させて頂く機会を持てた際に知ったのですけど、「良質な帰化枠には、ファンが想像する以上にすさまじい資金が必要である」と。特にロシター(と、いまのホーキンソン)は、「最低2億円からのスタート」といわれてるとのことで。

 ああ、なるほど。当時、「ロシターは残留したかったのに、なぜ移籍を決断せざるを得なかったのか」、「2億円という必要年俸の高騰に、抗えなかったのだ」と。で、宇都宮は「2億円?とても無理です」と。で、破談、泣く泣く放出と。
 A東京になったのは、恐らく当時、シンプルに「帰化枠に空きがあって、かつ帰化枠に2億円を用意できる球団」が「A東京」であったから、ということでしょう。
 救いは、宇都宮のファンの多くが「ロシター、いままでありがとう」と温かく送り出したこと、相手側の選手として宇都宮に凱旋したときも拍手で迎えたことです。これが野球ならば「そんな事情は知らん、裏切り者、金の亡者、恩知らず」で「容赦ないブーイング、怒号」が容易に想像ですから。

 (余談ですが、この翌年の2022年オフ、ロシターの島根移籍の噂がありました。確かに当時、島根との試合で、ひょんな試合前トラブル[乱闘とかではない、いわば事務的なこと]で「間」が生じた際、ロシターが、島根のポール・ヘナレHCと何分もずっと話しているのです、それもどうやら、先述や技術の話をしていたらしくて、どうも「ロシターが、島根のバスケスタイルに興味を持っているようだ」と。
 ですけど、最終的には早い段階で「A東京への残留」が発表されました。恐らく、島根がロシターに強い興味を持ってたことはほぼ事実と思われますが、「本気で欲しかったら、年俸が2億円は必要ですよ」で、「えっ、マジ?ああ、そうですか…」と、断念せざるを得なかったってことだなと。)


 いずれにせよ、ロシターと比江島、歩む道は分かれました。
 「置かれた場所で咲きなさい」、自分が生きてきた過程で、考えさせられる言葉の1つです。でもロシターは「移籍で新境地を切り拓いた」(スコアラーから、ポイントPFという新境地へと)、比江島は「あのとき、残留を決断してよかった」と。

 そう、2021年オフ、比江島は1stオプションになった。これを機に、「出場時間を管理しながらCSに照準を合わせていく起用法」は変わらないが、「20得点を叩き出す試合」が年に数試合は出るようになります(勿論これは、「比江島を活かすセット」の頻度を増やしたこともあります。特に優勝した「2021-2022」は、開幕当初から「戦術比江島」といわれてましたから)。

 ですけど、永遠に語り継がれる、「2022年のCS」。

 準決勝、vs川崎、第2戦(24得点、6A、3P5/10、FT9/9、28EFF)
 決勝、vs琉球、第1戦(17得点、FG5/10、FT7/7、3ST、25EFF)
 決勝、vs琉球、第2戦(24得点、FG8/14、FT7/11、2ST、23EFF)


 3試合共に「20EFF超え」ですので、勿論すさまじい数字なのですけど、「もっととってると思ってた」と思っても、不思議ではないでしょう。
 そう、「20得点を取る必要がなかった」。周りの選手(サポーティングキャスト)の質も高いからと。

 そう、今季、いよいよ「遠藤、鵤、渡邉裕」といった、長く宇都宮を支えた選手が、いよいよ衰えを隠せなくなり始めてます。自らの全盛期という意味で、優勝を目指せるのは、恐らく今季が最後のチャンスかもしれない。しかも同地区の群馬が的確な補強に成功で、その足音は間違いなく感じてるはずです。

 「32得点、FG10/15、FT5/5、36EFF」。勿論、とてつもない数字ですけど、今季は周りの選手が衰え出した意味で、「22-23」(このときが、現コアメンバー史上で最も苦しんだ年)よりも今季が、より自身のスコアリングが求められる、といえる。

 実際、今季の比江島は、起用法がいままでと違ってます。
 平均出場時間「27分18秒」。これは宇都宮時代で最も多いです。
 で、9試合中6試合で「28分以上」。明らかにこれは、「周りの衰え」「群馬より上回ることの必要性(確実に東地区2位を獲るために)」が影響してるでしょう。


 個人的な本音を述べれば、今季の宇都宮は、関西圏での試合がないのです。全日程が確定した瞬間、まずこれが特にへこみました。
 現行の長期大型契約(2022年オフから、今季終了までの3年といわれてる。ちなみにこれで「1億円プレイヤー」入りとされてます)を、「全盛期に突入で全う」、そして現行契約が終わる来季以降も、「生涯宇都宮」の意向とのことで、これから徐々に衰えていくは覚悟はできてますけど、比江島の雄姿を、1試合でも多くこの目に焼き付けたいと感じてます。

 (願わくは、「next比江島」は自分だ!という選手が、新B1が開幕するときには確立されて欲しいです。それが「岡田(京都)」か「今村(名古屋D)」か「西田(三河)」か「小酒部(A東京)」か、それとも全然違う選手なのかはわからないですけど、特にいま挙げた4人には、高いレベルで高め合って欲しいなと。個人的な立場としては、この座を岡田が仕留めることがベストシナリオですけどね[真顔]。)



 (3)群馬(大型補強に成功。戦力の最適解を見出したい)


 (5勝4敗。チームEFF[9位]、得失点差[6位]、ネットレーティング[6位]。)


 (←今季の群馬の選手個人成績。)


 今オフ、最も意欲的な大型補強に成功のチームで、開幕前は「要注目球団」に挙げる声が多くあった。だが序盤の9試合は、正直苦戦の感がある、特に京都への2連敗は大きな誤算だろう。
 個々の選手の質が高く、特に速攻や3Pでの破壊力でランを創出できる。補強の3人(藤井、細川、ティーマン)は期待値通りの好パフォを示してる。
 ではなぜ苦戦なのか、理由は恐らく複合的である。第1に「ずっと築いた高速バスケと、守備マインドの融合の苦戦(FG試投数が20位)」。第2は「手持ちの選手の組み合わせの最適解の腐心」。特に4Qのクラッチタイムでは、充実の日本人のPG,SG陣をフル活用の「スモール布陣」の積極活用の検討を求めたい。「パーカーの体力的な衰え」「八村阿蓮の伸び悩み」はあれ、CS出場は現実圏の戦力値だが。


 少し補足。今季、開幕2試合の「群馬vs広島」を配信で、その次の「京都vs群馬」を生観戦させて頂きました。「宇都宮vs群馬」も配信で観てます。
 藤井、細川は、今オフの移籍市場で、当該選手タイプで最高の市場価値の選手といわれてました。ティーマンは「現役ドイツ代表」で、パフォーマンスにやや波がある感じではありますが、リズムに乗れた際は「違い」を存分に示せてます。
 3人の外国人(ジョーンズ、ティーマン、ターズースキー)の質の高さは勿論ですし、PG,SGの4人の日本人、つまり「藤井、フリッピン、辻、細川」はそれぞれに明確な特徴・持ち味があり、机上の戦力値通りならば各ポジションにCSレベルの選手を擁せてるといえます。

 で、群馬といえば、直近の2年で「高速バスケ」を強烈に刻印してきた訳で、京都での生観戦時、ゾーンに入ったときに一気に畳み掛ける破壊力は、「やはり評判通り、相手にすると怖いよなあ」と。
 それに、京都との第2戦、4Q終盤で、ほぼ独力で追いすがれるジョーンズ。そう、「ジョーンズがエースでは、CSで勝負できない」との声がありますけど、自分はそうは思いません、もう少し3Pの試投率があった方が、より怖い選手であるとは思いますけど、やはり「存在自体が違い」だよなあと。


 ただ、特に京都との2試合を生観戦させて頂いて、強く考えさせられるのが、まず恐らく、カイル・ミリングさんをHCに招聘したいととして、「高速バスケと遅攻(ハーフコート)をうまく使い分ける」、より深く述べれば「攻撃に緩急をつける」意図であったと想像ですけど、

 「FG試投数(20位)、攻撃回数(22位)、TS%(3位)、A/TO(17位)」。


 確かに、「TS%」がトップ5圏内ですので、FG試投数は必ずしも、いままでのような高速バスケにこだわる必要はないかもですけど、それでも「FG試投数が、リーグ平均程度はあって欲しい」がより理想と映るのです。
 ですけど現実は、「FG試投数が、リーグ平均を大きく下回る」。これではせっかくの破壊力ある選手編成を活かせず、本末転倒なんですよね。

 特に、「京都vs群馬」の2試合。4Qのクラッチタイム、

 「藤井-細川-ジョーンズ-パーカー-ターズースキー」
 (第2戦の終盤では「パーカーout、辻in」であったが)

 であったのです。
 確かに、ターズースキーは、「できることの量が多くない、典型的な古典型ビッグマンだけど、できることの質が高い」(しかも古典型でありながら、FT成功率は例年70%を上回っており、ポイントセンターの一面も)。実際の数字以上に良質な選手ではあるのです。
 ですけど自分は、生観戦して感じたのは、ターズースキーではなくて、ティーマンが来た方がより怖かった。なぜって?ティーマンは「3Pもドライブもある」「ハイローの受け手にも出し手にもなれる」ので、相手守備にとってより守りづらいのは「ティーマン≧ターズースキー」なんですよね。

 そう、「相手がより嫌がりそうな5人」にする、これが例えば、広島とかのように「ゴリゴリの古典型ビッグマンへの対応が苦手」のチームが相手ならば、ターズースキーがより効果的かもですけど、京都は必ずしもそうではない(ジャクソン、ヒースがいる)。


 それと、です。実際に生観戦をさせて頂いてを踏まえて、今季の群馬で特に気に掛かるのが、

 「パーカーの体力的な衰え」(今季で43歳、ある種当然ではあるが)
 「八村阿蓮は『CSレベル』とはいえない」(京都戦での生観戦時、1人だけ『完全に穴』になってた。まるで昨季のA東京での吉井のように)

 そう、パーカーは「20分限定」でならば普通に勝負できる水準は堅持の感じですけど、それ以上は「さすがにもう走れてない」が否めないと。実際、開幕5試合目以降は、基本的に「20分以内限定の起用法」になってます、これは正直「むしろこれがより適切な起用法といえる」の感じです。

 それ以上に気に掛かるのが、「八村阿蓮」です。群馬では基本的に「SFとして」の起用法ですし、そもそも大学時代は「世代トップ選手」であったはずなのですが、正直、生観戦をさせて頂いて感じるのは、

 「いまの群馬で、八村阿蓮に『戦術的な存在意義を持たせたい』ならば、『3.5番タイプとして、ジョーンズをSF起用でより気持ちよくプレーさせる』、それ以外でだと恐らく厳しい。」

 自分が群馬のGMやHCならば、迷わずそう判断します。というか、自分が群馬のGMならば、

 「(あくまでも、いまの低調なパフォのままならばではあるが、)2月の代表中断期間(個人的には、12月中にでもよいと感じてるが)に、B1下位の球団に、『まとまった出場機会で、成長を促す』で期限付き放出で送り出して(近年のサッカーでみられる『育成型期限付き移籍』のイメージ)、可能ならば、そのB1下位球団から、CS出場へのラストピースとしてトレード補強を試みる。
 少なくとも現況でだと、この方法が、八村阿蓮にとっても群馬にとっても、より望ましい方法であると映るのだが。」
 (というのも今季からは、「降格がない」になる。つまり、特にB1下位球団にとっては「残留のために、この選手は放出できない」がなくなるを意味する。「CSのために」「再建のために」、御互いの事情を考慮した、より現実的な戦略が可能になると自分は読んでいるが。)

 はっきりと、そうします。現況でだと「PFとして、ジョーンズとの同時出場時に特化での起用で、『汚れ仕事』にウェートを置く」のイメージです。
 それで「CSレベルでは厳しい」と判断になれば、期限付きで他球団に放出が、正直よりベターではないかと。


 その一方で、今季の群馬の大きな持ち味って、

 「藤井(スコアリング、ゲームメイクの総合力)」
 「フリッピン(守備型PGとして最高峰。チェンジオブペース)」
 「辻(3Pシューター。2ndハンドラー。大舞台でより燃える)」
 「細川(3Pシューター。パワーとスピードを兼備の守備も特徴)」

 この、日本人のPG,SGの4人。4人共に「CSレベル」であること。
 日本人選手の軸の確立に苦しんでる球団が多い中で、藤井は勿論ですけど、あとの3人も「勝率.500~.550が現実ターゲットの球団でだと、普通に日本人選手の軸」といえる好選手です。
 これが、今季の群馬を「ティア1(優勝候補)」と自分が強く感じてる理由です。

 これに加えて、「パーカーは20分限定の選手にならざるを得ない」「八村阿蓮は現況ではCSレベルとはいえない」をも踏まえて考えると、


 「藤井-辻-細川-ジョーンズ-ティーマン」
 (3Pの爆撃機で一気に決着をつける、あるいは追い上げる意図。
 PGをフリッピンにして、より速攻を意識するのも一案。)

 「藤井-フリッピン-辻or細川-ジョーンズ-ティーマン」
 (出し手の選択肢を増やす、より前からの守備での速攻。
 この方が、より攻め手を増やせるが見込める感が。)


 そう、「柔よく剛を制す」という言葉がありますけど、今季の群馬の手持ちの選手をより最大級に活かすならば、特に「4Qでのクラッチタイム」では、上述の「スモール戦術」をむしろ多用した方がより望ましいのでは?相手守備により怖さをもたらせるのでは?と自分は感じるのです。

 いずれにせよ、今季の群馬って、机上の戦力値でならば「リーグでもトップ8には確実に入る」感じだと映ってるんですよね。いわば、「4強+名古屋D」と同等程度にはあるはずと。
 で、「3月からのラスト23試合」で、実は群馬は「越谷と3試合、茨城と4試合」が組まれてます。日程的には、群馬は宇都宮を差し切るが充分に可能といえるのです。ましてや机上の戦力的にはなおさらそうであると。


 ですけど、だからこそ、「手持ちの選手での最適解」(特に「4Qのクラッチタイム時」での)を、できるだけ早い時期に見出せるか。それと、「高速バスケとハーフコートの使い分け」、特に群馬は、「高速バスケ」はせっかくの長所であると思ってますので、この長所はできるだけ崩さないで欲しいなと。FG試投数がリーグ平均を下回るままだと、宇都宮を差し切ってのCS出場が黄信号になりかねない、と正直映るのです。

 「手持ちの選手での最適解」でいえば、「藤井と辻」「フリッピンと細川」での組み合わせをより熟成させる、特に藤井は「辻の存在が、群馬に最終的に決めた大きな理由の1つだった」と述べてるように、愛称が抜群であることはわかり切ってる訳ですので、この組み合わせを積極的に用いない手はないと思うけどなあ…と映ってるのです。
 それにフリッピンと細川だと、「よりアップテンポに」でこそ輝ける2人といえますし、「よりアグレッシブな守備からリズムをつかむ」の意図でも、理に適ってるといえるのではと。


 そう、厳しいことをスペースを充てて綴ってますけど、それは、群馬にとても期待しているからが大きいですけど、

 「宇都宮にあって、群馬に不足してること」=「勝者のメンタリティー」
 (というか、群馬[京都、大阪]は「負け癖」が強烈に巣くう球団体質に、苦しみ続けている。昨季の三遠のように、何かきっかけさえあれば、これを克服できるはずと映るのだが。)

 京都との2試合での生観戦でとても強く感じたのですけど、
 「ああ、群馬の『負け癖の球団体質』は、もはや重症だよなあ…」と。

 何かきっかけをつかんで上昇モードに入れば、CS出場、そしてCSでの要注目球団になれる潜在能力はあると映るのです。
 それと実は、年齢構成的には、猶予の時間は恐らくそれほどない。はっきりと「Win Now」の感じと映ってるんですよね。

 いずれにせよ、今季の「序盤9試合」、思ったほどには伸びなかった感がある、でも「恐らく、このままで終わるとは思わない」と映ってます。
 そう、今季のBリーグの「要注目球団」であり続けるだろうと。それと、きつい表現をしてますけど、八村阿蓮がより復調できることがより望ましいに決まってる訳です、長いシーズンを完走できる意味でだと、その復調なくしては厳しい訳ですからと。裏を返せば、復調が厳しいと判断したときの「プランB」の着手にも躊躇すべきでない、その場合の(期限付きでの)トレードの補強ターゲットの選定の見極めも生じるかなと感じたりもですが。
 (ただその場合、機動力とサイズを兼備の「スウィングマン」、例えば仙台の半澤あたりが有力ターゲットになり得るんですよね。こればかりは「相手があること」ですので、想像以上にハードルがあるになりますが。)





 それにしても、いまリンク添付させて頂いた「辻」、理屈では説明し切れないほどに「絵になる」選手ですね。これはもう、「唯一無二の才能、オーラ」と感じます。「大舞台になるほど燃える」、最高にかっこいいなと。
 辻のような選手タイプは、どうしても好不調の波が出てきます。ですけど、「打ち抜く」という精神力(勿論、普段の練習姿勢も大きいかなですけど)、見習いたいと強く感じてます。

 こういうのを、自分は「橋本(大阪)」に、ずっと求めているのです。それができる選手、とずっと思っているからと。
 (年齢的にも5歳年下で今季で30歳、辻の後継者って、いてそうでいない、シューターにとどまらないスコアラーを、自分は橋本に期待してるのです、当たりだしたらマジで止まらないからと。
 ですけど、気が付けば「怪我との戦い」のキャリアになってる、勿論本人が誰よりも悔しいと想像ですけど。2021年終盤からの実質2年間[22-23は、明らかにトップフォームに戻れてなかったので]、で、昨季についに完全復活を叶えたはずなのに、今季、また怪我で序盤を棒に振ってると。)

 御願い、とにかく「得点を取る」、この1点にこだわってくれ、昨季の復活のとき、守備意識が高くなった、それはそれで嬉しいけど、やはり願うのは、「得点」なんですよ。
 それを辻はわかっている。辻は「アシストの巧さ」も特徴で、ここ3年ほどのBリーグでは「2ndハンドラー」が浸透してきてますけど、その先駆者でもあります、でも辻といえば「爆発力を感じるスコアリング」なのです。

 かくいう辻も、川崎を退団して以降は、「衰えとの戦い」が正直ありました。ですけど今季は、川崎を退団して以降では、恐らくパフォーマンス的には最も充実しているように映ると。
 今季、1試合を除いて、「出場時間を20分程度に管理しての起用法」なんですよね(昨季まではずっと「25分程度」の出場時間であった)。「出場時間を区切ることで、1プレーの出力をより最大化できるように」という意図があるのかなと。まるで、野球でいう救援投手(リリーフ投手)のような。


 「よりアップデートしていく」。この日本バスケ界の「アップデート感」に、ついていくのが正直ハードだったりしますけど(苦笑)、「出場時間をある程度管理することで、出力を最大化させる」、「年齢面でのネックの選手」や「負傷リスクが高いけど重要度の特に高い選手」は、これからより一層、このような起用法が取り入れられていくのだろうかな、と感じてます。


 それと、「next辻」。自分は、このnoteで、以前から橋本に期待し続けてると公言してきました。で、大阪の悲願成就(有観客でのCS出場、そしてそれ以上の景色)には、橋本の輝きはマストである訳です。
 でもより現実的には、その下の世代になっていくのでしょう。昨オフの前田(京都)、今オフの細川。前田はそれこそ「若くして、浮き沈みの激しいバスケ人生」ですけど、自分を含めて、「それでも前田を信じてる」バスケファンがたくさんいることが、前田に伝わってると信じてると。実際、数字的に報われてるとは正直言えませんけど、昨季の2月以降(負傷離脱明け以降)は「オールラウンダー化」に活路を示しつつ、今季は原点の「ただひたすらに、3Pを打ち続ける」、それでいて「必要ならばドライブも」、というプレーを見せています。

 そして、細川。「next辻」のより現実的な最有力の存在が、辻の所属する球団へと移籍するのは、何の運命かと感じてます。そしてだからこそ、今季の群馬を「優勝候補」「ティア1」と強く考える大きな理由でもあります。
 はっきり正直に言う。2021年オフ、自分は「もし、辻の移籍先が大阪であったならば」(そもそも辻は、故郷が大阪である)、これは日本バスケ史の「ifもしも」としていわれ続ける1つだろうと。で、「橋本と辻が同一球団で共存する世界線であったら」、それこそ相手守備は捕まえるのに一苦労してたのではと。「攻撃は最大の防御」の意味でも。
 この、3年前に叶わなかった「ifもしも」を、今季、「辻と細川」に見ているのかもと正直感じてます。尤も、実際に同時にコートに立つのは、試合終盤の勝負どころとか、「どうしても特に『この1本』が欲しいとき」に限定されてくるのかなではありますけど。

 そう、今季の群馬は、「優勝を現実的に目指せる戦力値」と強く感じてます。ですので、どの景色へと到達できるのかへの要注目もですし、辻が「いままで積み上げたことを出し切っていく姿」を、細川が「Bリーグの日本人選手でno.1の3Pシューターを手中にできるかの姿」を、とても楽しみにしています(後者については、細川と前田で並び称せられる存在だとより嬉しいですけど、現況では細川がややリードしているかなと映ってますので)。



 (4)秋田(スタイルは理に適うが、33勝が現実ラインか)


 (4勝5敗。チームEFF[15位]、得失点差[13位]、ネットレーティング[13位]。)


 (←今季の秋田の選手個人成績。)


 「全員攻撃全員守備」「アグレッシブな守備から全員で走る」。強烈なほどの「ハピネッツスタイル」で、「プロビンチャの星」として輝き続ける。
 資金力の壁、これに派生しての個人能力の壁は否めない。でも全員バスケで今季も島根とOT2の激闘をする等、「個をスタイルで補う」は理に適ってる。特にPG,SGを流動的に起用もこれを活かす意図がある。
 これにより、今季は「東地区の3強には劣る」が「4弱とは明確な差」の戦力値で開幕できた。将来性を持つ小栗、元田に経験を積ませつつ勝利を目指すを両立させてるも特筆(特に元田は自ら秋田入団を望んだとか)。
 ただ、33勝ラインは可能な戦力値だが、現行のB1にプレーインはない。あと3勝を届かせるには、運の要素(宇都宮、群馬の失速)もだし、特に軸である中山、熊谷の完走が必要な感が。



 (5)仙台(破壊力不足をどう克服。編成の立ち回りも鍵に)


 (3勝6敗。チームEFF[18位]、得失点差[14位]、ネットレーティング[14位]。)


 (←今季の仙台の選手個人成績。)


 「Grind」という球団カルチャーが完全に定着。昨季は27勝で、戦力値に比して小さな驚きを与えた。
 だが、今季は得点源の阿部が退団。後継で補強の半澤はむしろ守備が特徴であり、よくも悪くも「まずはアグレッシブな守備から」をより強調に。
 ただ、序盤9試合は、内容的にはCSレベルの球団にも接戦ができてるが、だからこそより顕著が「破壊力不足」。特に「得点を取る形」がわかりやすく外国人に依存で、弱い球団の典型に陥ってる感がある。
 現実目標は30勝と映るが、要は「CSには届かない」。で、今季のB1は「降格がない」こともあり、CSレベルの球団から2月の中断期間での補強の絶好のターゲットの可能性が(特に半澤)。
 かつて青木は中断期間に補強で、それがいまの仙台に大きなプラスを与えてるが、巧い立ち回りも鍵になるか。


 補足。「トレードデッドライン」。NBAではこれがうまく機能で、1日にして大きく勢力図が変化しますが、Bリーグでもこれは設けられてますが、いままでは「有名無実化」でした。理由の多くは「昇降格制度」。これにより、特に日本人選手では「選手の恩情放出」が時折起こる程度にとどまってました。
 今季は、3月17日が「補強期限の最終日」、つまり「トレードデッドライン」と明記されてます。ただ実質的には、恐らく2月の代表中断期間で動く可能性が高いのではと。

 では今季、なぜ「トレードデッドライン」が一定程度機能するかもと読むのかというと、今季のBリーグは「昇格はあるが、降格はない」からです。
 そう、つまり、「CSを現実圏として諦めた中位~下位の球団での、それなり以上の良質な選手が、CS出場を目指す球団がラストピースとして補強に動く可能性が高い」と。尤もこれ、より現実的なケースは、「期限付き移籍の形をとったトレード」、つまり「CSレベルの球団が即戦力を補強」で、交換相手として「現戦力としてはまとまった出場機会が難しい若手・中堅を、まとまった出場機会を与えて欲しい意図で差し出す」です。


 トレードデッドラインの「補強ターゲット球団」
 (仙台、北海道、茨城、越谷、FE名古屋、川崎、滋賀)


 当該7球団のファンにはとても申し訳ないですけど、序盤9試合を踏まえると、現実的には(CS出場の)「36勝ライン」に届かせるのはとても厳しい。
 で、この中には、「日本人選手の軸が不在である」球団や、「在籍年数が長いなどで、そもそも放出可能といえる選手自体が恐らくいない」球団も含まれます。そう考えると、机上では7球団が対象ですけど、実際にこの俎上になりそうな選手って、実はとても限られるんですよね。
 CS出場を目指す球団側の目線でだと、多くの場合、恐らくは「PGは足りている」が多いと思うのです(琉球のように、PGの量に不安がある球団も中にはいるが)。そう考えると、より現実的な「ラストピースのターゲット」になり得るのは、「スウィングマン(SG/SFの兼務)」あるいは「3.5番タイプ」になるかなですけど、実はいまのBリーグの日本人選手は、「3.5番タイプ」の選手自体が不足傾向でと。
 そうなると、ラストピースは、恐らく「スウィングマン」がより有力になるのです。そこで考えられそうなターゲットは

 半澤(仙台)
 (「スピードとパワーを兼備の守備型」で、エースキラーになり得る)
 中野(北海道)
 (「3PとFTの特化型」。守備は拙いので6thマンタイプ)
 鶴巻(茨城)
 (典型的な3&Dで、特に「機動力に優れるエースキラー」。能力的にはドンピシャだが、本人は恐らく故郷の球団への所属の誇りが強そう)


 3人のいずれも「B1での実績」があり、CSレベルの球団でも「2ndユニットの一員」で機能できるEFFを計算できる。ただ、鶴巻は恐らく「たとえ一時的でも、故郷の茨城を離れることをためらうのでは」と読んでます。
 そうすると、半澤と中野の、ほぼ2択になる訳で、半澤と中野は、それぞれに異なる特徴を持ってますから、「共にニーズ(需要)を集めるのでは」と自分は読んでるのですけど、CSレベルになると、より重要になるのは「継続性、安定性」なんですよね。
 中野は、「3P」「FT」という、わかりやすい持ち味があります。ただ、好不調の波が激しくて、それに守備は正直平均未満である(得意の3Pも成功率にむらがある)。そう考えると、よりニーズがあるのは半澤ではと。

 半澤って、スピードとパワーの兼備の守備が最大の特徴です。それ故に「フィジカルモンスター」の異名を持ちます。タイプは異なりますけど、昨季の京都時代では、白濱(島根)を彷彿とさせる「鬼ディフェンス」をしばしば披露してました(ただ、3Pは正直巧くない。一方で、学生時代はPG,SGであったと伺う感じで、2ndハンドラーになり得ることも隠れた特徴といえます)。

 実は、気に掛かってる球団が、少なくとも2ついます。

 島根(もともと選手層自体に慢性的な不安がある。ワイリーという若手有望株がいるが、CSレベルとは正直いえない現況。「サイズのあるエースキラーが欲しい」意味で、「半澤⇔ワイリー」は理に適っている感が。)

 群馬(ラストピースとして「スウィングマン」が1人欲しい。一方で、若手有望株の八村阿蓮が完全に壁にぶつかってる感が。「守備マインド」を志向するHCの傾向をも考えると、半澤はいわばドンピシャ、つまり「半澤⇔八村阿蓮」は理に適っている感が。)


 優勝を現実圏として目指せる球団への移籍話は、半澤にとってメリットがあるといえますし、八村阿蓮、ワイリーはいずれも資質能力的に「Grind」の球団カルチャーに符合できると映ってます(ただ、八村阿蓮とワイリーを単純に天秤にかけるならば、八村阿蓮に恐らくより分があるだろう)。

 これは、仙台がこれからどれほどの勝利数を積み上げられそうかにも、もちろんよるのですけど、年明けの時点で「勝率.500未満での推移」であるならば、一気に現実の話になるのでは?と自分は読んでます。

 それと、仙台の本質的な課題って、「得点力不足」と映ってるんですよね。特に今季、「島根vs仙台」を2試合、配信観戦させて頂いたんですけど、せっかくいいバスケができてるのに、「得点を取る形」に持ち込めてないもどかしさだよなあ…と。
 これが、特に八村阿蓮を迎えられれば、「日本人選手の得点源」になり得る潜在能力を持ってますので、「半澤⇔八村阿蓮」は、御互いにとってwin-winになり得るのでは?と読むのです。勿論こればかりは、「どうなるか、見てみよう」の域を出ないのですけど。



 (6)北海道(課題は3Pと明確。打ち続ける姿勢を!)


 (2勝7敗。チームEFF[20位]、得失点差[19位]、ネットレーティング[20位]。)


 (←今季の北海道の選手個人成績。)


 「ハードワーク」「まず守備から」。直近の2年、積み上げた「高速バスケ」の方向性を堅持しつつ、今季の北海道が掲げるスタイルである。
 方向性自体は、理に適っている。寺園、島谷の2人の良質なPGを擁してることも、強みといえるだろう。
 だからこそ課題は明確。そう、「3Pの拙さ」。実は今季、3Pは「試投率16位、成功率23位」と弱点になってる。
 打っても入らないときはある。ただ、現代バスケで相手守備に怖さを与えるには「3Pの活用はマスト」だ。だからこそ、たとえ結果が出なくても、3Pを打ち続ける姿勢を特に求めたい。
 気に掛かる1つが、T・アレンの不調。機動力のキレの乏しさは負傷明けの影響か、能力的な限界か。後者だと年内での緊急補強が必要。また寺園、島谷の同時起用の積極活用も面白い感だが。


 北海道が「3Pが課題である」のは、実は昨季からそうです。
 (昨季は「3P試投率(18位)、3P成功率(23位)」。)

 実は、「大阪vs北海道」(第1戦、10月26日土曜日)を生観戦させて頂いてました。そこで感じたのが、「なぜそこで3Pを打たない?」と。
 そう、確かに3Pは、「打っても入らない」ことが少なからずです。ですけど、北海道で自分が気に掛かった1つが、「3Pの成功率がよくないを必要以上に気にしてしまっていて、失敗を恐れるのか、3Pがより望ましい場面でも、ミドルやドライブとかで無難に2P狙いになる場面が散見なこと」です。
 (勿論、「ドライブやミドルがより必要といえる場面も少なからずある」ので、一概に言えない感じではありますが。)


 いま、北海道が苦戦しているのは、ラモス(2試合目で)、盛實(3試合目で)と、スコアラー型が相次いで負傷離脱してることも大きい感じで、なので「どうやって得点を取るのか?」にならざるを得ない感じではあります。
 そう、ラモス、盛實が復帰できれば、「3P能力が多少は改善できるかな」でもあるのです(尤もそれでも、平均に届く感じでもなさそうだが)。

 ラモス、盛實の負傷離脱で、特にSG,SFのサイズ面のダメージは確かにあります。で、10月26日「大阪vs北海道」を生観戦させて頂いてましたけど、志向するバスケ自体は間違ってないと映りますが、4Qのクラッチタイム、
 「寺園-菊地-松下」。
 極端なスモール起用なんですよね、この場合は「は?意味わかんない」と感じていて。実際、パークスjrは193cm、それに対して松下は180cm。ミスマッチの「程度問題を超えている」訳です。で、案の定、パークスjrとボンズの大爆発を許して、一気に差を付けられて敗戦と。
 せめて、あの場面、SFで中野を起用するにすれば(しかも負けていたので、中野の爆発力はむしろ必要だったかと)、スピードとサイズをある程度兼備できるになっていただろうに…と。悔やまれる自滅感があります。


 ただ、これは昨季から感じてますけど、「個人能力と立地の壁」は否めないですけど、特に「寺園、島谷の2人の良質なPG」は、北海道の持ち味と思っていて。第2PGに不安を抱えている球団が少なからずいることをも考えると恐らくなおさらかと。
 今季、寺園が個人として絶好調ですけど(勝利に導けてないのは、負傷者続出などの「手札がない」の不可抗力の要素が大きい)、自分は、島谷ももっと評価されてよいと思っていて。いずれ「守備型PGとして最高レベル」に上り詰められる、特にバスケIQ、エナジーを感じてます。
 ですので、これは場面や状況によるかもですけど、特に4Qのクラッチタイムでは、「寺園と島谷を同時起用する」がもっとあっていいと映るんですよね。いわば「柔よく剛を制する」、「出し手を複数持たせることで、相手の守り方をより幻惑させる」ができますから。

 それと、3Pが課題と述べてますけど、自分は、菊地は面白い存在と感じてます。いわゆる「アンダーサイズのシューター」、いまのB1では居場所を失いつつある存在といわれてますけど、そういう存在がいてもいいと自分は思うんですよね。
 確かに「シュート乱発型」かもですけど、それは「リングに向かう姿勢が人一倍」であるが故であると思っていて、特に3Pの威力は「まるでスナイパーのよう」の感じで、自分はこれは菊地の長所であると感じてます。長い意味で考えれば、ハンドリングやパスも伸ばして欲しいと思いますし、これから2年間は「新B1に向けた準備時間」にできますから、島谷や菊地は「大きく育てて欲しい」(しかもこの2人は、貴重な地元選手でもあるので、「ミスターレバンガ」の有力な候補生でもある)と伝えたいです。


 ただ、気に掛かるのは「T・アレン」です。Bリーグ入りを熱望しての今季の入団であったと伺っていますし、欧州(特にドイツ)の経験が長いのですけど、「ストレッチ4」にして「ポイントPF」でもある、これはBリーグに合いそうと期待してたのです。
 ですので、開幕直前での負傷離脱は、本人が悔しかっただろうと想像ですけど、舞洲での生観戦のとき、そこでの姿は、「走ろうとしてるのは伝わるけど、正直走れてない。機動力にキレがなく、リムランできてない」。
 これでは、特に「高速バスケ」に対応できないよなあ…と。しかも北海道は、この「高速バスケ」志向の球団、つまりいまのままだと「ミスマッチ」です。3P能力はあるのですが、試投率は「22.7%(5/22)」、これでは持っている資質能力を活かせてるとはいえません(選手タイプ的に、「3P試投率で30%」は欲しい)。

 この、機動力のキレの乏しさは、「負傷明けの影響(それも実は、負傷が治り切らないまま復帰した可能性も?)」なのか、それとも「能力的な限界」なのかと。どちらの要因かの見極めが重要ですけど、いまのままでは「B2が適正ライン」といわざるを得ません。
 昨季、「デイヴィス(京都。後にB2新潟)」「クロケット(秋田)」という、Bリーグ経験がゼロで、Gリーグや欧州中堅リーグがそれまでの主戦場の選手が、B1で全然だめだった(特にデイヴィスはPSGでは可能性を感じさせてたが、開幕してからは「枠の無駄」と化して、正直ショックでした)。そうなって欲しくないですし、ユーロカップ出場経験者ですのでそれなりの実力者のはずですけど、猶予の時間は恐らく「11月の、1回目の代表中断期間」、つまり「あと5試合」しかないです。
 そこで説得力あるパフォーマンスができなければ、決断をせざるを得なくなるだろうと。考えられるのは、いま「台湾リーグ(T1リーグ)にいるブルックスの呼び戻し」、これが最も現実的では?と映りますが(可能ならば、いまイタリアにいる、ユトフ[元京都など]獲りができれば、より望ましいと映ってますが、イタリアで完全復活の感じなので、恐らく難しいだろうなあ…と)。
 「このままで終わって欲しくない、Bリーグ入りをずっと望んでたのに、この現実で終わるだなんて、悔しいでしょう?」と感じますが。



 (7)茨城(高速バスケの質の深化で「新B1への土台作り」)


 (2勝7敗。チームEFF[16位]、得失点差[22位]、ネットレーティング[22位]。)


 (←今季の茨城の個人選手成績。)


 「高速バスケ」。これを茨城のバスケスタイルとして掲げて3年目。「個人能力をスタイルで補う」意味でも、これ自体は理に適っており、「速攻得点数(1位)」と一定の成果は挙げてる。
 よくも悪くも「新B1に向けての土台作りの年」と、チーム方針が明確であり、選手の質も「ギリB1」の選手が多い。勿論、一定の勝利数は欲しい訳だが、今季に求めたいのは「内容的な積み上げ」と「日本人選手の軸探し」だろう。
 その意味で、日本人選手の軸では、(コアメンバーの「平尾、中村功、鶴巻」は勿論として)長谷川に目途が立ちそうなことに意義がある。
 ただ、気に掛かるのが2つ。高速バスケを志向なら、FG試投数にこだわって欲しいが、現時点では13位。もう1つは「タプスコット」。帰化志望の噂があるが、通るか否かで存在意義に変化が出そうな感だが。


 ここでの補足は少しだけ。茨城といえば「平尾、タプスコットのチーム」でした。この2人は、「茨城で引退して、永久欠番で称える」にふさわしい選手と強くっ感じてます。
 タプスコットは「在籍5年目、34歳」。衰え始めても不思議ではない年齢ですが、まだまだ第一線でいて欲しい。ただ今季は、体力的な衰えの傾向が散見の感じです(動きの質が落ちてるとは思わないが)。
 帰化志望の噂は、2年ほど前からずっと燻ってる。そう考えると、帰化申請は恐らく濃厚と読んでます(いまのアジア枠のサン・シャオは、はっきりと「タプスコットの帰化が叶うまでのつなぎ」でしょう)。
 ただそうなると、選手編成的には、タプスコットは今後は「アンダーサイズの4.5番」で生きるイメージになる(日本人ビッグマンを置いた方がより望ましいが、これは現実的には来オフの話でしょう)。

 帰化が叶えば、まだ2~3年程度は普通に戦力として見込めます。ただそうでなければ、今季は岐路になるかもしれない、でもこれほどの功労者なので、「茨城で完全燃焼して欲しい」。これが、1バスケファンの正直な想いです。

 茨城の志向するバスケって、まるで閃光のようで、自分は好きです。「攻撃は最大の防御」って意味でも。それと今季は、「A/TO」が現時点で7位。つまりバスケの質の深化は、徐々にだけどできてるが伺えます。
 とにかく今季は、「内容にこだわって欲しい」。勝利数で18勝程度まで積み上げられればより望ましいかなですけど、「内容」と「使える選手探し」に特にウエイトを置いて欲しいイメージです。

 ちなみに、茨城のことは、別途で「その2、中地区編、川崎」の個所でも言及させて頂いてます。なぜその欄でかは、当該個所を参照されたしです。



 (8)越谷(「リングに向かう姿勢」にまずはこだわって)


 (1勝8敗。チームEFF[23位]、得失点差[24位]、ネットレーティング[24位]。)


 (←今季の越谷の個人選手成績。)


 説明不要の名将・安齋竜三HCをもってしても、今季のB1で突き付けられてるのは「やるのは選手である」「現実は想像以上にとても厳しい」。
 これに加えて、新B1の初年度参加がほぼ閉ざされてることも、今季をより暗澹たる感じにしてしまってる感がある。
 何が厳しいって、「日本人選手の軸」が誰も見当たらないこと。最も計算できるのが36歳のベテランの橋本竜馬であることが、これを物語ってる。
 実は今季の越谷は、攻撃回数が1位。安齋HCが宇都宮時代の21-22(戦術比江島で優勝を叶えた年)で試みて頓挫した戦術が、越谷ではできてるのだ。でも一方で、これがFG試投数に結び付けられてない(18位)。
 個人能力で劣るのはもはや仕方ない。だからこそ、FG試投へととにかく持ち込むが、今後へと結び付く一助だから。



 想像以上に、文字数がかさみそうですので、「中地区編・西地区編」は(その2)に分割して綴らせて頂きます。


 【バスケットボール#52A】

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