【バスケ】【Bリーグ】2022年GW直前、一バスケファンとしてBリーグに「いますぐにでも取り組んで欲しい7つのこと」(その3)。
前記事エントリーのリンク添付
まず、前回の記事、(その1)をリンク添付させて頂きます。
では、執筆を進めます。
一バスケファンとして「Bリーグにいますぐにでも取り組んで欲しい7つのこと」(その3)
(7)「(2023-2024シーズンで)外国人枠『3』枠の中で、『200cm以上かつ100kg以上』を『2』枠以内に改定して欲しい(つまり『PF/Cは最大2枠』で、『あとの1枠はPG/SG/SFに充てる』感じに改定して欲しい)。」
いま、2つをリンク添付させて頂きました。
記事自体は「2019年5月」、ツイートは「2021年6月」です。
ただ、現在もBリーグは「ポストアップを多用」の傾向は根強くあると正直強く映ってます(誤解されたくないので述べると、「ポストアップ」という戦術自体は、勿論一つの有効な戦術であると思ってます)。
今季のBリーグの得点ランキング(PPG。平均得点)を見ると、安定の「外国人ビッグマン」のオンパレードです。
「PPG10.0以上、出場時間1000分以上」で見ると、該当者「66人」のうち
外国人/帰化枠のビッグマン(44人)
外国人/帰化枠の非ビッグマン(8人)
日本人選手(14人。全員が「非ビッグマン」)
「外国人/帰化枠のビッグマン」が「44人/66人」。
日本人選手のもとの体格がどうしても高身長選手が少ないので、この比率はある程度は仕方ないかもですけど、それにしても…、の感じです。
これに対して、豪州NBL(Bリーグが模範にする感じになるリーグの一つであり、Bリーグの外国人選手の獲得源の一つでもあります)。
得点ランキングでだと、さまざまなポジションの選手が並びます。勿論、本場であるNBAもです。
(ちなみに豪州NBLは、外国人選手はむしろ「PG/SG/SF」が主流です。これは恐らく自国選手の体格面も影響してるかなではありますが。)
Bリーグの試合をよく観ている人間ならば恐らく伝わるかなですけど、
「ポストアップ(パワードリブル等)」
「『合わせ』のプレー(アリウープを含む)」
「セカンドチャンス(オフェンスリバウンドからの)」
これがとにかく目立ちます。
それと「外国人選手への依存度の高さ」。これは、ビッグマンに限らずとして。
今季だと「大阪、京都、三遠」あたりは、これが特に顕著です。
(京都がシーズン開幕直後から「16連敗を含む1勝20敗」をやらかしましたけど、これはサイモンの長期離脱が大きな一因になってた。尤も昨オフの補強が「ナチュラルなタンキング状態」であったことも正直大きいけど。)
「外国人選手への依存度の高さ」は、ある程度は仕方ないと思います。やはり、もとの体格(パワー面)が違いますので。ですけど、「物事には程度問題があるでしょう…」と。
昨季(2020-2021シーズン)から「オンザコートルール」が現在のレギュレーションになり、外国人のアウトサイド(PG/SG/SF)の選手がみられるようになりました。その象徴が、「ディージェイ・ニュービル(大阪)」でしょう。
実は、このニュービル。NBA経験はゼロです。
自分はこのニュービルは「Bリーグ史上最高外国人」と思ってますけど(大阪の選手だからが理由ではない。もう、とにかく「異次元」ということ)、ニュービルを日本で見られることがどれほど幸せなことか!と。
この、ニュービル。来日以前は豪州NBLに3年在籍してました。
3年目の「2019-2020シーズン」で、「最優秀守備選手賞」「オールNBL2ndチーム」に輝いています。
ニュービル以外でも、例えばジョーダン・テイラー(A東京)、ぺ輪・ビュフォード(島根)も、現行レギュレーションだから見られる選手でしょう。
特にビュフォードは、来日以前は完全なる「ジャーニーマン」でしたけど、日本(あるいは島根)の環境が合ったのか、試合を重ねるたびに躍動してます。ニュービルと共に、来季もBリーグ(それも現所属への残留)でのプレーを楽観してよいと思ってます(その上でニュービルと共々、帰化が叶えばなおさらとても嬉しいです!)。
バスケファンならば恐らく御存じの人間が多いかなですけど、実はBリーグ創設初年度(2016-2017シーズン)、A東京に「ディアンテ・ギャレット」という選手がいました(ちなみにギャレットはNBA経験者です)。
ニュービルやビュフォードと比して云々は、自分はここでは言及しません。ですけど、初年度に「これが世界だ!」を示したギャレットの存在がいたから、いまのニュービル、ビュフォードを見られる幸せがあると自分は解釈しています。
実は、こうして「オンザコートルールの再改定、特にビッグマンの選手の枠を事実上『2』枠に制限する(尤も帰化枠/アジア枠を別にビッグマンをもう1人保有することの阻害は必要ないとも申し添える感じですが)」ことを提案させて頂くのは、一つには「かつて韓国(KBL)では同様の状況に直面して、外国人選手の身長制限を導入したから」ということがあります(尤もこれは1年で廃止されている。ちなみにサイモン[京都]のBリーグ入りはこれが背景にあったといわれてます)。
そう、現実論として、Bリーグ創設から現在で6年ですけど、「外国人ビッグマンへの依存度の高さ」はむしろ年々顕著になっていること。これが日本バスケの成長という意味で、どれほどプラスといえるのかと。
加えて、外国人のPG/SG/SFの存在で、これは日本人のPG/SG/SFへの刺激にもなっていること。この外国人のPG/SG/SFはむしろ積極的に入れていけるようにすれば、「NBAだけじゃないよ、より身近なBリーグだってこんなに楽しいんだよ。」という一助になり得ると強く思うのです。
実際、例えばニュービルは得点、ゲームメイク、視野の広さ、守備などのあらゆる面で高いスキルを見せている。惜しむらくは、ニュービルの本来の持ち味を考えれば、いまのように「スコアリングの鬼にならざるを得ない」ことは、あまり望ましいことではないのではと自分は思っていますが…(矛盾するようだけど、今オフの大阪は、ニュービルとホットラインを形成できるビッグマンが最優先ターゲットであると自分は思ってます。例えば特に、ハーパー[京都]とか!)。
なんというか、「外国人選手のビッグマンへの依存度の高さ」を克服するには、「半強制的な制度の変更」以外にはもはや方法はないのではないかと。それと、日本人選手のビッグマン(主として200cm以上)、あるいは190cm台の半ば~後半の選手が置かれている現状も、正直影響しています。
いま、日本人選手のビッグマンで、特に外国人の血が入ってないいわゆる「純血の日本人選手」で、「代表レベル」「CSレベル」といえる選手は、
「竹内大(宇都宮)」「竹内譲(大阪)」「永吉(京都)」
この3人だけと自分は解釈しています。
あるいは、190cm台の半ば~後半の日本人選手。現在は主にSFでの起用がメインになっています。ですけど、長い選手生命を考えると、結局は
「SFでもPF(ストレッチ4)でも対応できる」
ことがより望ましいのではないかと。例えば現役選手でだと、杉浦(三遠)とかは、これを強く感じます。
それに、話を重複させる感じになってしまうかもですけど、今季、特に日本人の有力PGが軒並みスタッツ、EFFを向上させているのは、外国人のPG/SGの登場で刺激を受けたことの影響は小さくないのでは?と自分は強く感じるのです。
そう、中長期的な意味で、外国人選手にもいろいろなポジションの選手が活躍できるような仕組みづくり、それが集客面でもよりプラスになるし、日本人選手の活躍の場を拡げる一助にもなり得るのでは?と自分は強く考えるのです。でもそう考えると、「過渡期的な措置」ということを含めて、Bリーグの現状に照らせば
「『半強制的な制度の変更』、これの導入はもはや不可避では?」
これが、一バスケファンとしての自分の考えです。そう、つまり、
「(2023-2024シーズンで)外国人枠『3』枠の中で、『200cm以上かつ100kg以上』を『2』枠以内に改定して欲しい(つまり『PF/Cは最大2枠』で、『あとの1枠はPG/SG/SFに充てる』感じに改定して欲しい)。」
(現実的にはこれは、来季[今オフ]からの導入は難しいと思うので。)
このように、強く提案(御要望)をさせて頂く次第です。
一バスケファンとして「Bリーグにいますぐにでも取り組んで欲しい7つのこと」(まとめ)
いま、ここまで、3つに分けて
「一バスケファンとして『Bリーグにいますぐにでも取り組んで欲しい7つのこと』」
を綴らせて頂きました。これを改めて、自分なりにまとめます。
【一バスケファンとして『Bリーグにいますぐにでも取り組んで欲しい7つのこと』】
(1)「1試合を『より濃密に』できるように。具体的には、『RS(レギュラーシーズン)を50試合に絞り(現行は60試合)』、『CS(ポストシーズン)を4戦3勝(ファイナルのみ5戦3勝。現行は3戦2勝)に拡充』に改良して欲しい。
また、CS拡充にあたっては下位球団への1試合の本拠地開催権の付与も併せて実施して欲しい。
これと併せて、『天皇杯の在り方の見直し』『年末年始の1週間の休暇期間』も強く御要望です。」
(2)「1日につき1試合(特に土曜日、水曜日)はNHKBS1、あるいはBS12で中継できるように試合開始時間の見直しを。具体的にはBS中継対象試合を中心に『土曜日、水曜日は18時35分開始』に改善して欲しい。
これと併せて、土曜日は試合開始時間を原則として「16:05~18:35」の間での開始に改定して欲しい。理由は『中高生の学校との両立』『終電リスクへの考慮』の観点からです。
これと共に、『RS最終戦』について、来季から全試合を『13:35開始』に統一することとする。」
(3)「移籍市場のより一層の活性化を強く願う。特に『トレードデッドライン』をより機能できるような見直しが絶対に必要。現行制度では『開幕前の選手補強の内容次第』でシーズンの成績がほぼ決まってしまう傾向が否めずで、それって面白みに富む感じであるといえるのか?と。
これと併せて、補強の発表は「ファイナル終了の翌日に開始」という感じに統一して欲しいこと、及び、天皇杯の決勝を『3月の第4土曜日』に開催して、その2日後を『補強期限』(トレードデッドライン)とすることも、併せてご要望です。」
(4)「各球団は、『開幕時ロスター決定』をするときは『開幕時ロスターの各選手の残り契約年数』及び『開幕時ロスターをこの選手編成にした理由』をそれぞれ明示した上で公式HPで発表する。」
(5)「『ビデオ判定申請システム』の導入(野球の「リクエスト制度」に近い)。
『前半に最大1回、後半に最大2回行使可能とする。ただし《第4Qの90秒オフィシャルタイムアウト終了後》は1回のみ行使可能とする。』
『ベンチ入りのコーチングスタッフ、チームスタッフ(主としてHC、AC、アナリスト、マネージャーを想定)ならば誰でも申請可能とする。』」
(6)「リーグの公式スタッツにおいて、現行の『EFF』に加えて、『eFG%』『±』も新たにかつ早急に導入を強く願う。これに加えて『TS%』も併せて導入が叶うとより望ましいと強く考えます。」
(7)「(2023-2024シーズンで)外国人枠『3』枠の中で、『200cm以上かつ100kg以上』を『2』枠以内に改定して欲しい(つまり『PF/Cは最大2枠』で、『あとの1枠はPG/SG/SFに充てる』感じに改定して欲しい)。」
特に(3)(4)(6)は「いますぐにでも実施可能」と強く考えますし、(2)(5)も「来季から実施可能であるはず」と強く考えます。
(1)(7)は、いろいろな調整が必要になるかなですので、来季すぐというのはあまり現実的ではないかなですけど、再来季(2023-2024シーズン)からの導入は強く御要望させて頂きたいことです。
いずれにせよ、ある種「猛毒を吐く」感じになったかもですけど、これはひとえに「バスケットボールが大好きだから」の一心に他なりません。
この想いが伝わると、とても嬉しく思います。
この想いが、Bリーグに携わる人間に伝わりますように。
【バスケットボール#4C】