【バスケ】【Bリーグ】2022年GW直前、自分(愛球人)が考える今オフの移籍市場「6つの論点」(その2)。
前記事エントリーのリンク添付
まず、前回の記事、(その1)をリンク添付させて頂きます。
では、執筆を進めます。
(論点3)「比江島(宇都宮)の決断は?もし移籍ならばどこへ?」
【比江島慎(宇都宮)、今季成績[30分換算]。】
(EFF「18.08」、PPG「15.86」、APG「5.04」、SPG「1.47」、eFG%「59.9%」)
自分にとって、比江島はバスケでの「最推し選手」です(ちなみに女子だと「町田瑠唯」です。WNBA挑戦、実りある感じにと思ってます)。
ですので、今オフ、最終的にどのような決断をしようとも、それを尊重しようと強く思ってますし、どの球団にいこうとも(宇都宮への残留を含めて)、これからも一バスケファンとして、ずっと比江島を応援し続ける、こう強く思ってます。これを明確にした上で、綴らせて頂きます。
比江島の今オフの移籍可能性については、以前に実は記事を執筆させて頂いてます。
昨年のいま頃、比江島については「移籍の噂」が強く燻っていました。
膝の負傷の影響もあったかなですけど、復帰後は出場時間が明らかに減少傾向になったこと。「6thマン」といえば聞こえはいいですけど、先発から外されたともいえます。
実際、昨季の成績は「キャリアワースト」。特にCSファイナルの第3戦では「5ファウル」に陥るなどで「戦犯」ともいわれました。
そもそも昨季どころか一昨季(2019-2020)の時点から「宇都宮のスタイルに馴染めてない」との声はあって、「移籍した方がよい」という声はその時点からあった。で、昨季の「キャリアワースト」のパフォーマンス、そしてCSでの失意。「安齋HCとしっくりいってないのでは」との声は少なからずあり、自分も正直、安齋HCとの関係を懐疑的にみていた1人です。
実際、昨オフは移籍市場に名前が挙がりました。特に広島が熱心に誘いをかけていたとも(大阪、琉球も獲得候補に名前が挙がっていた)。
しかし昨オフ、最終的には「残留」を発表しました。しかも、わりと早い段階で。
真実はわかりません。比江島は、昨オフのことについてはほとんど全く語っていませんから。
恐らくは、本人の中ではもしかしたら「一通りの話は聞いたけど、移籍は自分の中では考えていなかった」可能性が高いかなと解釈してますが。
少なくとも、安齋HCとの関係については
「ファンが思っているほど、安齋HCとの関係は悪くない。いやむしろ、『見えないところで』密にコミュニケーションを取っており、昨季後半の起用法も『ある程度は納得できていた』可能性がある。」
と、自分は解釈しています。尤も実は、自分がそう思えるようになったのは、今季の開幕直前くらいですけど。そもそも安齋HCの魅力って、選手とのコミュニケーション力、いわゆる「人心掌握術」と思っているので、そう考えると「すとんと落ちる」感じではあるのですけど。
実は、比江島には、「専属の代理人」がいます。
バスケファン、特に国内バスケをよく見る人間ならば伝わるかなですけど、比江島は「日本バスケ界のスター選手」なんですよ。それも、実際の数字以上に「観ていて楽しい」、だからファンになる人間が多くいる。
でも、コート上では「俺が比江島だ!」ですけど、コートを離れると「スターのオーラ」は、正直まるでなくなります。この「ギャップの大きさ」も、比江島の魅力といえるかなです。
で、勝利したら「仲間のおかげです」。敗北したら「見るからに気落ちする」。この「人間らしさ」も、自分が比江島が大好きな理由の一つです。
それ故に、昨季のCSファイナル第3戦や、今季の2月6日の「宇都宮vs広島」の試合終了時は、一比江島ファンとして、心がとても苦しい思いでしたけど。
で、比江島の今オフ。結論から述べます。
「今オフの比江島の移籍の可能性は『50%~70%』。ボールはあくまでも比江島にあるけど、恐らく『昨オフのときよりは移籍の可能性は高い』のでは。
移籍先の候補は『島根』『広島』の2択。ただ、もしも争奪戦になった場合は『島根』がポールポジションといえるのでは。」
では、自分が、何故「比江島は今オフに移籍の可能性が高い」と考えるのか。ちなみに3月28日の記事執筆時よりも「移籍の可能性はより高くなっている」と読んでいますが、それも含めて理由を示します。
【なぜ、比江島の今オフの国内移籍が「可能性が高い」と読むのか。】
(1)「宇都宮」側の視点。
[1]「年齢構成的な高齢化の傾向」。これは昨季からずっと燻り続けていて、選手編成的には今オフに「日本人選手で2人ほどは入れ替えて、その後継をできれば『20代半ばの選手』にすることがより望ましい」こと。
現在の「日本人選手のコアメンバーの構成」になって今季が「5年目」であり、おのずと高齢化になっている。そもそも昨オフに日本人選手が全員残留になったことは「驚きの声」が少なからず起きていた。
[2]「財政状況、特に年俸面のこと」。昨オフのときのように「債務超過」のときよりは良化傾向ではあるが、それでも「カツカツ」であるといわれている。そもそも宇都宮は「都市の規模が中程度」でかつ「大口のビッグパートナー」を持たない、本質的には「ミドルマーケット」の球団であること。
比江島は「スター選手」であり、「財政状況の良化」と「年齢構成面での高齢化の改善」の両立を試みるならば、さりげなく移籍を促す方向に持っていくことが充分に考えられること。
(「年齢構成面で2人ほどを移籍対象」にする場合、「喜多川+比江島」あるいは「喜多川+渡邉」のいずれかが考えられるけど、後者の場合だと「精神的支柱」を放出することは、「チームの結束力」という「宇都宮らしさ」に照らしてリスクが大きすぎること。その意味でも現実的には比江島は「さりげなく移籍」に持っていかざるを得ないのでは。)
[3]「田臥の存在」。恐らく今季限りで引退の可能性が高いこと(正直、そもそも昨季から「ほとんど戦力として構想されていない起用法」になっていた)。
比江島が宇都宮に移籍したときの理由として「優勝したい」と共に「田臥の存在」を挙げていたが、仮に田臥が引退を決断すれば、移籍の可能性はおのずと高まることになること。
(2)「比江島」側の視点。
[1]今季は(昨季からのV字回復を超えて)「キャリアハイ」のパフォーマンスであること。移籍を決断するとすれば「優勝したい」が最大の理由になると考えられるけど、「長期大型契約」を現実的に狙える「最大にして最後のタイミング」でもあること(「今夏で32歳」であり、年齢的にはこのパフォーマンスを堅持できるのは2年程度といわれる)。
[2]今季の「キャリアハイ」のパフォーマンスで、「長期大型契約」を用意した上で獲得に動く球団があること。具体的には「島根」「広島」の2球団。しかもこの2球団は、比江島がかねてより抱いているといわれている「現役生活の最後を故郷(福岡)により近い球団で」という要素を満たしていること(現時点で「九州にB1球団がない」ことを考慮しても、島根あるいは広島が獲得に動けば比江島にとってベストの選択肢になるだろう)。
[3]([2]と関係するが)「島根」「広島」のいずれも資金力があり、特に島根は「優勝を目指せる」戦力があること。しかも島根(あるいは広島)と宇都宮を比較すると、「長期大型契約」をより提示できる可能性が高いのは島根(あるいは広島)であること。仮に宇都宮が財政状況的に比江島を慰留できても、移籍の可能性がより高い理由には充分であること。
はっきり述べましょう。比江島の今オフの動向。
「高確率で『島根』に移籍するのではないか。宇都宮が『さりげなく退団を促す』か『全力で慰留する』かを問わずして。
(盟友である辻がいて、昨オフにも獲得に動いていたといわれている)『広島』の可能性も少なからずあるけど、ほぼ高確率で『島根』への移籍が有力と読むが。」
これがどういうことか。次の(論点4)、ロシターのことで、より深く言及させて頂きます。
(論点4)「ロシター(A東京)の島根への移籍は起こり得る?」
【ライアン・ロシター(A東京)、今季成績[30分換算]】
(EFF「20.37」、PPG「12.14」、RPG「8.91」、BPG「0.65」、eFG%「53.5%」)
結論から述べると、
「『70%~90%』、『島根への移籍』でしょう。」
もう、高確率でそう考えてよい、と思ってます。具体的な理由を示す前に、2つのリンク添付をさせて頂きます。
いま、「NBAプレーオフ」が開催中ですけど、このプレーオフの話題を席巻しているのが、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(GSW)の「デスラインナップ」です。具体的には
「カリー-プール-トンプソン-ウィギンス-グリーン」
です。
そう、今オフの移籍市場の論点、これをできるだけ簡潔に述べよといわれれば、
「今オフ、島根は『日本版デスラインナップ』を実現できるか?」
(具体的には「比江島」「ロシター」「第2PG」の補強)
これに尽きると思ってます。
そして、これについての自分の回答は
「恐らく、島根の資金力をもってすれば『日本版デスラインナップ』の結成は高確率で実現可能だろう。年齢構成的な不安感はあるけど、『2年限定でならば機能できる』のではないか。」
と自分は思っています。
ご存じの人間は少なくないかなですけど、島根の親会社は「バンダイナムコ」です。
いまや、「オタク産業の一大企業」、いやそれどころか「日本経済を動かす巨大企業の一つ」といってよいです。その気になれば「NPB球団を買収できそうな資金力」はあると正直思ってます(例えば中日あたりは、バンダイナムコが買収すればより魅力的な球団になり得るかもなあ、と正直思うことがあります)。
そう、「日本版デスラインナップ構想」、ガチであり得ると思うよというのは、「島根の親会社の資金力のすさまじさ」が根拠にあります。
では、この「日本版デスラインナップ」はというと、下記の感じになります。
【島根の「日本版デスラインナップ」予想布陣】
(カッコ内の数値は「今季の30分換算でのEFF」)
スタメン(安藤誓[14.30]-[比江島][18.08]-ビュフォード[25.72]-[ロシター][20.37]-N・ケイ[21.07])
控え([橋本竜][11.05]、金丸[10.51]、トラビス[24.79])
「第2PG」の補強予想を「橋本竜(北海道)」と読むのは、
(1)選手編成的に「第2PG」に求める資質能力として
「バスケIQ」「パス技術」「DF能力」「3P技術」
この4つを高次元で兼備できることになるのではと。これを最も満たし得る存在が「橋本竜(北海道)」であること。
(2)橋本竜は、三河時代に比江島、金丸とチームメイトであったこと。特に比江島は、橋本竜のことを「兄貴的存在」と慕っている。また金丸にとって橋本竜は高校時代(福岡大大濠)の先輩でもある。
(3)この5月で「34歳」になるが、性格的に「精神的支柱」として最適任であること。北海道に移籍して今季が3年目で、すっかりなじんでいることが「獲得へのハードル」にはなるが、「比江島、金丸と共に優勝を目指そう」という口説き文句が届けば、獲得の実現可能性は低くないのではと。また今季は完全に「6thマン」起用であったことも獲得へのハードルをむしろ下げる要素になるかと。
上述のことが理由です。
「第2PG」は、他にも鈴木達(京都。DF面に難があるが、それを補って余りある高いOFスキルを持つ)、寺園(北海道。高いバスケIQを持ち、DF面も水準以上)も候補になるかなですけど(いずれも「CSレベル」の実力があることを今季証明してるし、特に鈴木達はむしろ「有力球団の第2PG」で正直見てみたい)、最有力は橋本竜ではと自分は読んでます。
いわば、「日本版デスラインナップ構想」は、それこそ年齢構成は「現時点での宇都宮」よりもさらに「『いま』に特化」の感があります。
ですけど、ここで「予想布陣」として示させて頂いた8人。なんと「予想布陣」の8人全員が「30分換算でのEFFが『10』以上」です。だから「日本版デスラインナップ構想」である訳です。
もしもこの「日本版デスラインナップ構想」が実現すれば、「『来季』だけに特化すれば」の注釈付きですけど、「負傷者続出さえなければ、今季の琉球と同等以上の成績を叩き出せるのでは?」と自分は正直思ってます。
いま、島根の堀GMへのインタビュー記事をリンク添付させて頂きましたけど、昨オフは「安藤誓、金丸、N・ケイの3人しかオファーしていない」と明言しています。
で、今季の島根。シーズンを進める過程で、「3つの弱点」が明確になっています。
(1)「第2PG」。これは既に10月中旬の「vs大阪」の時点で既に弱点になっていたが、完全には解決できないままここまで来た。実際、正PGである安藤誓の平均出場時間は「32分52秒」で、これは他球団の正PGに比して「4分~10分程度」長い。
(2)「白濱/阿部の箇所」。DF面では重要戦力であるが、OF面では「完全に穴」になっていること(NBAだと「サラリーキャップ」なので、白濱/阿部の存在は「むしろ有難いプラスの存在」といえるが、Bリーグだとこれが「優勝を目指す意味では弱点と化す」になってしまう)。
(3)「帰化枠/アジア枠」。今季は「ニカ」が務めてるが、12月まではほとんど出場機会を持てなかった。年明けになりビッグマンの重要戦力扱いでの起用になっているが、「クラッチタイム」では下げられてることも少なからずで、恐らくヘナレHCにとっては「第2PG」と同等以上に「要補強ポジション」としてあるのでは。
で、自分が、「ロシターは今オフに高確率で島根に移籍するだろう」と読む理由。
2021年11月14日。「島根vsA東京」、第2戦。
この試合、NHKBS1で生中継でした。自分もBS1で観てました。
なんと、アクシデントがあったようで、試合開始が30分ほど遅れた。
(バスケは屋内競技なので、アクシデントでの試合開始遅延は「ほとんどない」)
で、試合開始遅延の間でも、NHKBS1での中継はがっつり流れてます。
その中で、ある場面が大きく映りました、しかも「ドアップ」で。
そう、ロシターと島根のヘナレHCが、がっつり話し込んでいる訳です。
しかも、御互いに興味深そうに、何か突っ込んだ話を。
試合前に、相手チームの選手と談笑することは、ない訳ではないです。
ですけどこのときは、いままである談笑とは意味合いが違うような…と。
そう、ロシターは明らかに「島根のスタイル(バズソー)」に強い興味を抱いていた。で、ヘナレHCが身振り手振りを交えて説明している感じであった(実際、ロシターからヘナレHCに声を掛けて会話は始まってます)。
その会話は、最終的にはおよそ10分ほど。で、会話を終えたとき、ロシターもヘナレHCも「充実感ある感じ」が伝わってきた。
試合自体は、「61-64」、A東京が競り勝っての勝利でした。
ですけど、このときから「ああ、ロシターは島根のスタイルに興味あるなあ、これ、そう遠くないうちに島根への移籍がありそうだなあ」と感じたんですよね。
いまのBリーグは「帰化枠を擁するメリットが大きい」といわれてます。
で、ロシターは「現役no.1の帰化枠選手」です。
3P技術、パス技術も兼備していますし、スティールもわりと得意です。
宇都宮時代は、時折「ポイントセンター」的な役割もしていました。
しかもロシターの魅力は「フォアザチーム」であることです。状況に応じて、進んで「黒子的役割」になれること。
走力があるので、島根のアップテンポなスタイルにも、恐らく問題なく対応できるでしょう。
改めて、今オフに恐らく島根が構想しているであろう「日本版デスラインナップ」の予想布陣を示します。
「安藤誓-比江島-ビュフォード-ロシター-N・ケイ」
何が恐ろしいって、そもそもこの「日本版デスラインナップ」の恐ろしさは、「N・ケイ」及び「ビュフォード」にあります。
「N・ケイ」は、まさしく「Bリーグ版のドレイモンド・グリーン」です。
自分は、「N・ケイ」は「ニュービル(大阪)」と同等に「Bリーグ史上最高レベルの優良外国人」と強く思ってます(そもそも「現役豪州代表」が「俺様プレー」をほとんどせずに「フォアザチーム」でいることがどれほどすさまじいか、ってこと!)
圧倒的な「バスケIQ」。状況判断能力がとにかく秀逸。その「ポイントセンター」ぶりが、どれほどチームの勝利に貢献しているかと。守備面でも特にポジショニングが秀逸で、特にセカンドチャンスをよく拾ってくれる。
(ちなみに、ウォリアーズの「デスラインナップ」も、「グリーンの存在ありき」といわれています。「日本版デスラインナップ構想」も、「N・ケイ」の存在が前提になっているのではと自分はイメージしています。)
で、「ビュフォード」。今季は試合を進めるたびにパフォーマンスレベルを高めています。
「トリプルダブル」3回、「ダブルダブル」10回。
正直、島根の試合を観ている人間には伝わるかなですけど、今季のビュフォードは「マブンガ(富山)」の全盛期を上回る圧倒的パフォーマンスであると、自分は映ってます。
「198cm,100kg」ですけど、PG~PFの4つのポジションに対応できること。これも「日本版デスラインナップ構想」の実現に、より説得力を高めています。
で、島根が今オフに「日本版デスラインナップ構想」の実現に動くのでは、と考えるのは、ここ数試合で「すでに伏線を張っている」ことがあります。はっきり述べれば、「金丸の起用法」です。
金丸は3月9日の京都戦で負傷して、3週間ほど欠場していました。
で、3月30日の三遠戦で復帰。三遠戦では「15分程度」の出場時間制限があったとのことです。
ですけど、この次戦の4月6日の三河戦。ここから現時点まで7試合連続で
「6thマン起用だが、26分以上の出場時間」
という感じで起用され続けています。ちなみに一方で、ビュフォードが先発で起用され続けています(3月以降、ビュフォードはずっと先発起用)。
で、「これは『日本版デスラインナップ』実現への伏線だな」と確信した試合が、この4月20日水曜日の「島根vs三遠」でした。
試合自体は「92-81」で島根が勝利でした。しかしこの試合でも、金丸は「6thマン」での起用。
ああ、これは来季に向けた伏線だ、これから島根は金丸を「6thマン」で起用できるようにするための伏線だと確信したんですよね。
そう、なぜ「ビュフォードを先発で、金丸を6thマンで起用」が「日本版デスラインナップ実現」への伏線と考えるのかというと、これが逆だと「ロシター獲得の実現」への障壁になってしまうんですよ。
恐らく、あの「11月14日日曜日」のA東京戦の終了後、「ロシターは自分たち(島根)に明らかに興味を抱いている、今オフの獲得チャンスは少なからずある」という報告を、堀GMへと上げた可能性は高いと思ってます。
で、「今オフにロシター獲得は可能」という判断のゴーサインが出て、それで「ビュフォードを先発で、金丸を6thマンで起用」という方向性になり、この「6thマン起用」という方向性を金丸にも伝えていて、恐らく納得を得ているのではと。
それにしても、金丸。「優勝したい」ことが島根への移籍の理由といわれていますけど、「優勝したい」からって、三河時代は「絶対的エース」であったのに、「そこまでするか?」と感じるほどに今季はまるで大きく変化してます。
「半ロールプレイヤー」化を受け入れたこと。圧倒的な得点技術は健在ですけど、そのプレースタイル、つまり「キャッチ&シュート」の比重が大きくなった意味で、KJ松井(富山)に近い感じになったと映ってます。
それと「6thマン」起用を受け入れたこと。これに加えて、守備意識が大きく向上していることも、「優勝したい」想いの強さを感じます。
で、話をロシターのことに戻します。
ロシターが、「今オフに島根に移籍する」という読み。これは、「島根の今オフの『日本版デスラインナップ構想』」も理由の一つですけど、「ロシター側の事情」というか、「帰化枠選手になることを望む選手の動向」も、理由の一つとしてあります。
【現時点で「将来的な帰化枠選手」を望んでるといわれる外国人選手。】
(1)ガードナー(三河)(来日7年目。帰化の噂は昨オフのときからずっとある。しかも「ローレンス2世」の「スタッフ契約→選手契約」の動きが、「ガードナーの帰化を前提の選手編成では?」といわれた。)
(2)ハレルソン(SR渋谷)(来日6年目。NBA経験者。帰化を希望しているという噂は大阪時代からある。ヒサタケ[現三遠]の「練習生→選手契約」の動きも、「ハレルソンの帰化を意識しての動き?」の説が。)
(3)スコット(宇都宮)(来日6年目。今季は公式動画で日本語を話す場面が結構多くみられる。琉球時代での選手生命を脅かす大怪我を乗り越えて、宇都宮で復活して現在の地位を築いた経緯を持つ。「恐らく帰化を希望しているのでは?」と自分は解釈してるが。)
(4)カーク(A東京)(来日5年目。NBA経験者。最短で来季中にも帰化申請が通る可能性が。将来的な帰化の噂は実は昨オフの時点からあり、今回のロシターの移籍説も、このカークの「将来的な帰化希望」が背景にある。)
そう、今回、ロシターの「今オフでの島根への移籍説」の大きな根拠の一つが、「カークの近い将来での帰化希望説」です。
「帰化選手枠」は「1枠」ですので、カークが帰化希望だとすると、ロシターはおのずと「移籍」の方向性になる。
その上、「ロシターが島根のスタイルに強い興味を抱いている」「島根は帰化枠が今オフの最重要補強ポイントの一つである」ことも、「ロシターの島根移籍説」に強い説得力を与えます。
「6つの論点」の中でも、「最も実現可能性が高いと読むこと」。
「ロシターの今オフの島根移籍説」は、これが自分の正直な解釈です。
そして、「比江島も今オフに移籍になるのでは、それも島根が最有力で」ということも、ロシターの動向とリンクしています。
気付けば、かなり文字数(スペース)がかさんでしまってますので、続き(「6つの論点」の(5)以降)を(その3)で綴らせて頂きます。
【バスケットボール#5B】
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