
春の花と日本国憲法【4月・5月の窓から】
じいちゃんの育てているユリの花が咲きました。
鮮やかなオレンジ色の花びらの数は何枚?
6枚でしょうか・・・?
正解は花びらは3枚で、あとの3枚は「がく」でしたー。
その証拠が冒頭の写真です。
がくはつぼみの時に花びらを包んでくれています。
そうして花が咲いたら花を支えてくれています。
つぼみの頃には緑色をしているのが、花が開く頃オレンジに色づき、
開いたらまるで花びらとそっくりになります。
チューリップの花もこれと同じです。
チューリップの時期はもう終わってしまいましたが・・・
香竜館学習塾では理科と社会の時間が取れない分、
毎月テーマを決めて授業前の話題としています。
4月、5月に扱ったテーマをご紹介します。
【4月:春の植物】
大きくて色鮮やかな、花カードを使いました。
教師:花びらは何枚?
教師:葉っぱの模様は、網目か?平行か?
と質問します。
生徒:そんなの、決まってるの?
生徒:見たことあるけど、名前が出てこない!
正解が出ることよりも、
身近に咲く花に名前があること、
花のつくりにも、ひとつひとつ意味があること、
それを知り、
興味を持つきっかけとなってくれたら、
うれしく思います。
【5月:日本国憲法】
生徒の1人の誕生日が5月3日だったので、
「毎年5月は日本国憲法の月」と決めています。
日本国憲法の前文にはじまり、
天皇のこと、
戦争の放棄、
国民の権利などについて、
原文を素読します。
カタカムナ音読法を使えば、
低学年の子どもでも、問題なく読めます。
この経験を通して、
自分たち一人一人が「国民」であることを知りました。
「権利」「平和」「平等」「自由」という言葉と、
それが当たり前じゃないということに気づきました。
こんなに素晴らしい音読教材があったのか!
と私自身の発見でもありました。
さて、6月はテーマに「水」を取り上げる予定です。
雨は多い、祝日はない、新学期からの疲れが出てくる、
という理由で6月は気分が落ち込みやすい季節だそうです。
その憂鬱な気分を吹き飛ばしたいです。
雨から着想を得て、
水について想像を膨らませ、
楽しんでもらえる内容にしたいと思います。
