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風が強い日に想うこと

最近、風が強い日が多いです。

そんなときに浮かぶ、懐かしい曲


風が強い日
雲が流れてく
手をのばせば 届きそうな空に
鳥の群れが 遠ざかってく


こんな歌詞だったなぁ。

『風が強い日』
ストリートスライダーズの曲です。
昔よく聴いてました。

一度だけ日本武道館で観たワンマン
いい席で観たくて
友達と頑張ってとったチケット

武道館の1階席 最前列 ど真ん中

優越感!

ひたひたひた…

生で観たのはこの1回だけ

でもどっぷりでした。

ベスト盤しか持ってないし、語れるほど知らないストリートスライダーズ
その昔わたしが好きだったバンドの方達が、愛してやまないアーティストでした。

彼らの音楽を聴き始めるだいぶ前から、名前だけはよく聞いていましたが、第一印象はどちらかといえば苦手なタイプで。自分だったらジャケ買いはまずしないというルックスはさておき。
あるときラジオで流れてきた音が面白くて、引き込まれていったんです。のちに大物だと知るようになるのですが。

テレビ神奈川でミュージックビデオを流す番組があり、よく観ていました。当時のわたしの貴重な情報源のひとつ。
気になり始めると、彼らの音楽が少しずつ耳に入るようになってきて。いつしか楽しむようになっていきました。

ライブに行く前、友達から “MCなし” “アンコールなし” とか予備知識を教えてもらい、静かにワクワクしていました。雰囲気だけはなんとなく想像できたけど…
初めて生で観て圧倒されました。
予備知識なんてもうどこかへ飛んでっちゃった。頭が空っぽってやつですね。

ライブで魅せるスタイルは独特のもので。ボーカルギターの絡み、他のアーティストとは違う盛り上がり方や、曲と曲の間の空気感。会場に響く、一音一音が身体に沁み渡る。ライブって素晴らしい。スライダーズの存在感は言葉にできないほど。

友達はベテランのファンで、数々の逸話を聞かせてくれました。未開の地に足を踏み入れた感覚。
自分の、好みの音楽の幅がますます広がっていき、充実感に満たされたこと、当時の想いは脳内に焼き付いています。

テレビにも出演したけど、ライブでのMCがない彼らが喋ってる姿は観ているこっちが緊張しちゃう。演奏が始まるとほっとした記憶。
(頼むから、トークは早く終わらせて〜と心で思ってしまいました)

昔の映像が観られる時代になって、同じ曲のバージョン違いを、当時を思い出しながら聴けるのはありがたいですね。鳥肌ものです。

今思えば、ツインギターのバンドけっこう好きでした。スライダーズもそうですが、掛け合いがたまらなくて。スライダーズは今聴いてもシビれるバンドのひとつです。

いろんなライブ会場で見られる光景ですが、観客がアーティストに寄せた雰囲気で来場することがあって。そんな人たちの集団を遠くから見るのも楽しかったな。
フェスで面白かったのは、北海道で行われたライジングサンロックフェス。何度か行ってるフェスですが、ある年わたしが行った日は矢沢永吉さんが出演する日で、ファンの方々の気合が入った姿を見れました。怖そうに見えて優しいお兄さんたちが多かったですね。あちこちで E・YAZAWA タオルがはためいていました。

色々なアーティストを、過去にいっぱい観てきました。
一度しか観たことがないけど強く印象に残るスライダーズのこと、風が強い日に思い出します。

ここ一週間くらいは、ずっと頭の中で鳴り止まない。

『のら犬にさえなれない』
 
この曲も頭にずーっと回ってて
大好きだわ♪

道化師たちが 化粧を落として
パントマイムで どこかへ抜け出した



ここのフレーズ、好きだったな。
スライダーズを聴いてると、こういう音を出すバンドって他にいるのだろうかって思います。詳しくないけど、思います。

もっとゴリゴリの曲がいっぱいあって、好きな曲もたくさんあるけど。今はこんな曲を紹介したい気分でした。

書いてて、ふと思うこと
あの頃のみんなは元気かなぁ。

今でも連絡とってる友達はすこし、います。



その後、メンバーの別ユニットを観に行ったり。仲井戸麗市と土屋公平(蘭丸)の麗蘭も。サイコーに楽しすぎてなんだかわからないくらいみんなで弾けてた気がします。
(麗蘭、調べたら今も活動されています)


年齢の差はあれど、みんな同じように歳を重ねて、そのときそのときを過ごしています。音楽をする側も観る側も。楽しい思い出や感動した出来事はいつまでも心に残るし忘れたくない。
時間も雲も、みんな平等に流れていきます。誰が早いどれが遅いとかなく、平等に。


空を見上げて

風が強くなかった、とある日の夕方

うろこ雲がもこもこしていて
じーっと見ていたら、ゆっくり動いていきました。

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ふだん気づかないだけで、こういう空の日ってあるんだろうな。
この日この時、なぜか自分の目に留まったので撮りました。

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この2枚は同じ日です。

次の日の夕方も、空をぱっと見たらなんとなく目に留まってしまって。うろこ雲ほど注目する雲じゃなかったけど、毎日違うんだなぁなんて当たり前のことを改めて思ったんです。

この日の雲は、動きがわかるくらいの流れ方をしていて、しばらくぼんやり眺めたい気分になりました。



子供のころ、雲に触りたい。雲をつかんだらどんな感触だろう。雲を食べてみたい。雲にのれたら何しよう?
ぷかぷか浮かびたい。とけてみたい。

そんなこと、思ってました。

大人になって、子供のころの感情のいちぶぶんを思い出すときがあります。

こんな瞬間あったな。


子供のころも大人になっても、空は同じ。

気づくのも気づかないのも、そのときの自分しだい。

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空を見上げて

流れる雲を、流れるまま
見ていたかったら、見ていよう。


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風が強い日

雲が流れてく

雲は風に飛ばされちゃったかな。



空とか雲とか風とか光とか

モチーフにした曲がまた、浮かんできました。


季節や風景で、思い出す曲は人それぞれ。


音楽にかぎらず、ふと何かを思い出すことがあったなら。
自分のこれからにつながる大切なものだと思うから、どこか近いところにそっと置いておこうと思う。飛ばされないように。


最後までお読みくださりありがとうございます♪


もくもくもく


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