子どもに運動を最短で教える方法
\ワーママは『調整力』を磨きなさい。/
働き方コンサルタント、保育園園長の坂東愛子です。
三連休、いかがお過ごしでしたでしょうか。
わが家は家族でスキー旅行へ行ってきました。もちろん私は旅行先でリモートワークをしなければならなかったのですが、家族3人でスキーを楽しみました。
8歳、小学校2年生の息子は今回初めてのスキー。運動能力がないわりには、私のレッスンで見事にボーゲンが滑れるようになりました。
スキー教室後にまさかの大泣き
私が北海道出身なので、幼少期より基礎からみっちりと教わる環境がずっとあったので、自分が習ってきたことをもとに、息子に教えました。
最初は素人の私なんかが教えるより、プロの先生に教わった方がいいと思って、スキー場でやっているスキー教室に1日がっつり入れました。
最初はスキー板を付けるところから、ちょっとだけ歩いてみたりとかやっていたんですが、一日中がっつり教わってハの字でちょっと止まることができたといった形だったので「もう結構教わって、できるようになったのかな」と思って、教室後の夕方にパパと3人で、まだ初級コースではありますがリフトに乗って上の方へ行きました。上に着くやいないや、息子は大泣きしてしまいました。
スキー教室で、それなりに滑れるようになったと思っていたので、大泣きする息子の姿を見て私はびっくりしてしまいました。どうやって下に降りたらいいのか。。なんとか降りて来たものの、本当に大変でした(笑)。
ママがマンツーマンで指導開始
一日スキー教室に参加させたあと、夕方少しの時間家族で過ごした時は大泣きで、その日は終わりました。それで私は夜お風呂に入りながら考えたんです。自分が小さい時、どう習っていたかな?と。
スキーというものは、基礎というか、転び方や方向転換の仕方や歩き方など、滑ること以外のことが意外と重要。それをスキー教室で習ったと思っていたけれど、あまり習っていなかったみたいなんですね。なので3日目の最終日の朝に、私が幼少期に北海道で習った方法を思い出しながらかなりマンツーマンでレクチャーしました。その場で足踏みしてみるとか、板を方向転換してみるとか、歩いてみるとか、転んだ時の起き上がり方とか。
それをすると、雪山の上に行った時に、息子本人が変な滑りをして変に転んでしまった時などいざという時に、怖くなくなるんです。自分が方向転換の仕方や起き上がり方を知っているので。
私もマンツーマンでレクチャーしましたし、3日目の朝イチに部屋で着替えをしている時に、Youtubeできちんと説明してくれているレクチャー動画を見せました。そうすると息子なりに、なぜそうゆうことをしなければならないのか、動きの根拠を知ってから私にレクチャーを受けたので、前日大泣きしたところへリフトに乗って行ってみると、もう不安はなかったようで自信満々に中腹まで行きました。
そこからやはり変に滑ってしまったりもするわけなんですが、そこが本人は怖くないようでした。やはり知っておくということってとてもいいんだなと体感しました。
スポーツでも、タイプの違いが出ることが判明
中には、例えばフレキシブル型のお子さんや、運動能力が高かったり、その場の動きで対応できちゃうようなお子さんは、いちいち理論を教えなくてもちょっとその場で注意をすればできちゃうのですが、息子は完全にゴール追求型なので、知っていないとその場で急に動けないし、パニックになってしまうタイプなんです。
前からこの話はタイプの違いのところでお話していますが、小さい子ですら、しかもスキーというスポーツの場面なんですが、同じことが起きました。私もまさかスポーツでもそうなるとは思っていなかったので、これまではその場で教えていました。でもそうするとイメージが湧かないらしいのです。前日に泣いた時にも、その場で説明はしているんですが、本人がパニックに陥っているので全然聞こえていないんです。ただただ怖い怖いと涙を流していました。
でも3日目の朝、まだスキー場に行く前にYoutubeを見せたり、私が理論的に「エッジをかけると、なぜ雪の上で止まるか」といったことも教えてあげました。スキーってちょっとした重心の差とかで、滑るとか止まるとかが変わってくるので、それを現地でその場で教えてもなかなか伝わらなかったのですが、本人がとてもリラックスしたホテルの中で落ち着いて動画やママのレクチャーを受けると、本人が「なるほど」と。
そうして理解したうえで実際にスキー場へ行くと、それだけで全然動きが違いました。
こうして普段、運動能力がそんなにない子がスキーを始めてたった2日目で、ボーゲンがらくらくできるようになりました。
先を見越して教えることの大切さ
リフトから全体を見ていると、練習しているお子さんが結構多いのですが、ほとんどのお子さんがまっすぐ上から滑ってきていました。でもスキーって、そのうち八の字のボーゲンで滑るようになると必ずパラレルターンをしていかなくてはならなくなるので、ボーゲンの段階でも右、左と大きくターンをしていくクセをつけていった方が、その後のシュテムターンとかいろいろあるのですが、だんだんパラレルターンに近づいていくための手順になるのでいいですよね。
私は元々スキーができるので、上手い人達の滑りも見てきました。北海道はもうインストラクター級の同級生ばかりだったので、それを見ていますから、どうゆう滑りをしていくというのは予測できていましたので、最初からハの字のボーゲンなんですが、右、左と滑ろうねと教えていました。
そうすると、最後出来上がった時に、他の子どもたちと比べると、ひたすらまっすぐ滑る子が多い中で、息子だけはボーゲンなんだけどちゃんとターンもできているんですよね。
それを見た時に、前もって情報を座学で教えること、そして先を見越してやらせるというのが、最短ルートになるということ、その必要性を知りました。
元々そんなに戦略的には考えていなくて、「スキー教えようかな」くらいな感じだったのですが、すごく勉強になりました。
よく、サッカー、バスケットボールとか、いろんなその他のスポーツ選手が子どもに教えると、その子どもがオリンピック選手になったりとかしますよね。こうゆうことなんだなと思いました。
教える側の親が、コツを分かっているわけですよね。一般的な知識だけじゃない、プロになるための運動の仕方というのを分かっているからこそ、その子どもは最短でできるようになっていくわけです。
私はプロではないですが、スキーは他の人よりはできる方なので、それが学びが早くなる秘訣なんだなとすごく実感しました。
Youtube先生がとても役に立つ!
ただ私も、自分の経験だけをただ言っているだけではダメだったんです。なのでYoutubeなど活用しました。今のYoutubeは、本当にレッスンをしている人が、なぜそうするのか、しっかり理論的に教えてくれるんです。それを見て私も改めて「あ、だからあの動きはやっていたんだな私。」と思ったりして学び直して、自分の幼少期に受けたレッスンプラス、Youtubeで得た知識をもとに教えたわけです。
これをしないで教えていたら、本当に大変だったと思います。2日目に大泣きした時は、何を言っても全然身につかなくて、あのまま3日目も過ごしていたらおそらく何もできずに終わったと思います。
本人も結果どうなるかと言うと、やるのが嫌になっちゃうんですよね。怖いし、めんどくさいし、大変だしみたくなってしまって、スキーって楽しい!ってならなかったと思います。
できることが増えると、自己肯定感が高まる
今回私がたまたま幼少期のことを思い出して、本人にやらせてできるようになったことで、本人も元々高い自己肯定がさらに上がったようです。「まだ2日目なのにすごくない?、オレ。」と、私やパパが言わなくても息子が自分で言っていて「スキー楽しいわ~!」と言うのでびっくりしました。
このことは親には学びの体験だったので、皆さんもぜひ子どもに何か教える時には、Youtubeを活用してみて下さい。
今は専門家の方が発信しているYoutubeチャンネルがごまんとあるんですね。しかも本当に結構ためにあるものばかりです。有料級の情報がたくさん出ていますので、それで一回大人が理解してから、その先生の教え方を真似して、子どもに教えるといいと思います。
先生から教わるより、ママやパパから教わった方が子どもは一番学べるのですごくいいと思いますよ。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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