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アクシデントを未然に防ぐ調整力

\ワーママは『調整力』を磨きなさい。/
働き方コンサルタント、保育園園長の坂東愛子です。

昨日、東京は大雪でした。うちは保育園を運営しているので、自転車で通勤しているスタッフが帰る時、必ず押して帰ってねと注意を徹底していました。私自身は北海道出身で雪は慣れているのですが、東京で降るような中途半端な雪というのが一番危険なんです。

北海道や東北、日本海側にお住まいの皆さんは分かると思いますが、すごく雪が降って一面銀世界みたいな方がむしろ安全で、アスファルトが微妙に見えている時というのは一番事故になりやすいんです。なのでアイスバーンと言って、一見アスファルトが見えると思ったら氷が張っていたなんてこともたくさんあるので、関東の皆さんは気を付けて頂けたらと思います。

年始に事故を起こしてしまうケースも結構あるので、アクシデントは未然に防ぐということが調整力を語るうえではものすごく大事になります。

アクシデントはどうして防げないのか

リスクヘッジと言いますか、未然に防げないことも確かにあるのですが、私たちは大人なのである程度の予測は立つはずです。

ではなぜ防げないのでしょうか。
実はその一番の理由が「余裕がないから」ということなんです。

余裕がある時なら未然に防ぐことができた、ということがかなりあるんです。余裕がないと、そこで事故に遭ってしまったり、子どもが風邪をひいてしまったりというアクシデントが起こることが多いです。

会社経営とかをしていると、むしろ逆に日々アクシデントだらけということが多いです。スタッフが増えれば増えるほど、その分だけアクシデントの数があるわけで、常に何か起こります。

そういった時にやるべきことというのが2つあります。

大きな仕組み作りで防ぐ

まず大きな仕組みで防ぐということをします。随時対処することも必要ですが、やはり予防はしていかないと、らちが明かないです。
一回起きてしまうのは仕方がないですが、起きてしまった後に、ではそれを未然に防ぐためにはどうしたらいいかを考えることが大事です。

例えば作業の流れを変えるとか、全体のルールを設けるとか、人とのコミュニケーションでここを工夫するとか、実は色々あるんですね。なのでそれを徹底的に考えて、仕組み作りをして防ぐということをします。

時間と心に余裕を持って防ぐ

次に、先ほども言いましたが「余裕」なんですね。余裕がないと、事前に「これはまずいな」とか「これは何か起きるな」という予測が立たないので、必ず余裕を持てるようにします。

余裕を持つための方法も、2つあります。

一つは、物理的に余裕を作る、つまり時間を設けるということです。これは時間管理ですよね。詰め込みすぎているなと思ったら、後回しにしたり調整をして、ゆとりを持たせるようにします。

もう一つは、気持ちを常に冷静になれるような訓練をすること。これは逆に習慣の話で、忙しくて余裕がなくなっても冷静でいられるようにする訓練をします。
これは日々の気持ちの持ち方なので、なかなかすぐにはできないと思いますが、職場でアクシデントが多発するようなお仕事をされている方はこの能力がとても長けています。

保育園もそうですが、人がすべての職場では、いくらシステマチックにやっていても、風邪が流行ることもあれば、ヒヤリハットも起きますね。それが起きても慣れなので、「さぁどう対処しようか」とか「これは起きがちだな」とか、すごく忙しい中でも一瞬でも冷静になって考えるようにするというのも大事です。

5秒だけ立ち止まって冷静になる

冷静になるって大事なので、調整して余裕を持たせるのが最優先ではありますが、調整した結果でもワタワタしてしまうといった時には、5秒だけ立ち止まって、深呼吸をして、一瞬冷静になってみて下さい。
アクシデントが起こった時は、頭がヒートアップしていることが多く、視野も狭くなって見えるべきものが見えなくなっていたりします。いつもなら思い出せることが思い出せなかったりもしますね。なので一呼吸おいて冷静になってみると、「あ、まずい、ここはこうなってしまうぞ」というのが見えてきます。

事故は滅多にないけれど風邪などの体調崩しは皆さんよくあって、忙しい時に限ってなったりしますよね。

例えば保育園なんかもこの時期風邪がすごいんですね。うちの園児たちも、次々に熱を出して帰っていくんですね。今は咽頭炎が流行っていて、インフルエンザでもコロナウイルスでもないのですが、結構子どもの風邪って大人がうつるとものすごく悪化する傾向にあります。本当は予防したいものの、実際園にいるとマスクをしていても、十何人の風邪ひきさんがそこにいたら、限界があって貰ってきてしまうこともありますよね。

私も分単位のスケジュールで動いていてとても忙しいです。保育園から帰ってきたあとも家で事務作業をしたりするのですが、仕事に完全に忙殺されてそのまま過ごしてしまうと、保育園から貰ってきた菌があっという間に増殖してしまうのです。
なのでそうゆう時には、一呼吸おいて、手洗いうがい以外にも、鼻うがいをしたり白湯を多めに飲んだり、首を温めたりして悪化させない工夫をします。それもやっぱりすごく忙しい時には忘れちゃうんですね。それで気付いた時にはもう喉もかなり痛くなっていて、治すもの大変というところまでなってしまいます。本当は帰宅したらすぐやるのがいいんですよね。

なのでまず一呼吸おいて、自分は今何をしたら物事がマイナスにならないかなと考えたり、俯瞰して見るというのはおすすめです。

調整力でアクシデントは未然に防ごう

それができている時とできていない時とでは、私でもアクシデントを防げるか防げないかが大きく変わりますので、こういった雪の日は朝早く出勤しなくてはだとか、いつも以上に気をつけなくてはいけないことが出てくると思いますので、そうゆう時にぜひ深呼吸をして冷静になりましょう。

そしてこうゆう時は予定を少なめにするなどスケジュールを調整することも有効です。余裕が出てきたら後回しにしていた予定を持ってきてやり直すとか。まずはアクシデントを未然に防ぐことが大切なので、皆さんもぜひやってみて下さい。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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