エンドペリオ病変(歯内﹣歯周病変)の改訂
今日は、夜更かしします。久しぶりにPC開いて記事を書いちゃいます。
この度、夏に📒noteを活性化すると書いてました。
⇊
そこからガーデニングに没頭し、気づいたら3ヶ月後・・・
お気に入りの花壇が仕上がったところで、今度は📒noteの記事(中身)も充実するところまで至りました。
好きなアーティストの会報誌の編集が好き過ぎて、写真はいっぱい入れたいですね!
既存の記事の上書きになりますが、医療の知識というのは、アップデートが必要です。アップデートしたら内容は少し変わります。
このエンドペリオの記事はすごいアクセス数なので、さっさと改訂しないと!!と思い、まずこの記事から上書きします。
「エンドペリオ病変」といっても
<Simon(サイモン)の分類>
まず理解しないといけないです。
プライマリーエンド
こちらはエンドが原因なのでエンド治療のみで良くなるケース
プライマリーペリオ
こちらはペリオが原因ですので、まず歯周病の基本治療を行うケース
エンドもペリオも両方が繋がったものが、プライマリーエンド セカンダリーペリオ、プライマリーペリオ セカンダリーエンド、トゥルーコンバインドになり、この3つが”エンドペリオ病変”と言われています。
<エンドペリオ病変の治療について>
エンドペリオ病変は、治療はまず感染予防のため歯科衛生士による歯肉縁上のスケーリングと、徹底した患者さんによるプラークコントロールを行います。良好な口腔内環境で歯内療法(エンド治療)をします。
”エンドファースト”と呼ばれています。
エンド治療が先で、3ヶ月〜6ヶ月後にエンド治療で骨がどこまで回復したのかを再評価し、その後にSRPをします。
この診断はSRP前に診断が必要となります。🤔🤔
初期に判断しなければ(SRP前に)治療が成功しません。
SRPしても、再生療法したとしても治りません!
歯根膜をSRPで除去をすると治療が失敗になるからです。
治療の順番を間違えてはいけません!
最初に必ずエンド治療をして治療反応をみます。
(その歯が一度根管治療が既にされて失活している場合でも、エンド治療が先になります。)
歯根膜が生きてる状態であることが条件です =歯根膜が骨を作るのです。
待っている期間に自然に骨が作られてくる場合があります。その後、再評価して必要であればその歯の歯周病治療へと移行します。
※ 重度の歯周炎で抜去された歯の85本のうち、94%の歯に歯髄壊死など…何らかの変性がみられたと報告があります。
この数値からして、重度の歯周炎は歯髄壊死している可能性が非常に高いのです。
治療順番としてまとめると・・・
<軽度~中等度の歯周炎の治療の流れ>
プラークコントロール
⬇
縁上のスケーリング
⬇
SRP
⬇
再評価検査
<重度の歯周炎の場合の治療の流れ>
プライマリーペリオであればSRPが優先ですが、85本のうち、94%の歯に歯髄壊死などの数値からすると、エンドペリオ病変のことが多そうですよね。
ただしペリオの先生が「再生療法できると診断」した場合に歯の保存をする治療へ。やはり抜歯診断の場合もあります。
その1本の歯をきちんと精査する必要があると言えますฅ
まず検査と診断
⏬️
プラークコントロール
⬇
歯肉縁上のスケーリング➡他の部位のSRP
⬇
エンド治療(重度なので94%エンドからかも)
⬇3~6ヶ月待つ
再評価
⬇
・プライマリーエンドは、補綴治療へ
・エンドペリオであればSRPへ
⬇
再評価
⬇
必要であれば再生療法
⬇
再評価、補綴治療に続く…となる。
軽度、中等度レベルでも歯肉にサイナストラクトがある場合や、患者さんが急性の痛みを感じてる場合もプライマリーエンドの疑いはあります。
サイナストラクトがある場合は、炎症がどこかの歯髄に繋がっているのでプローブでポケット測定したり
ガッタパーチャーポイントを入れて、デンタルX線など用いて診査など
冷診、電気歯髄診断なども診断のうちの1つですが、
鈴木先生の講義を聴くと複数の根管をもつ歯は1本でも歯髄が生きていると反応してくるため、
どちらかが壊死していれば、やはりエンド治療必須‼️なので、判断は難しいそうです。
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