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映画『めがね』〜何が自由か知っている〜


この映画の世界に、どっぷり
浸かりたくなる時があるのです。


久々にアマプラを開いたら、色々無料になっていて
とりあえず  映画「かもめ食堂」を観て、
そこから「めがね」も観たくなり、その気持ちを

noteで本作にまつわる投稿を読んだり
サントラを聴くことで紛らわせていたんだけど


どうにも  紛らわしきれず、
作業しながら、映画をBGMのように流してみることにした。
それで結局、見入ってしまうことになる・・・笑


観るたびに
みえるもの、湧いてくる気持ちが違うのも面白く
いま書き留めたくなったので  その記録。


  • ただ感じたことを残しているので、あらすじなどはみえず
    本作を観ていない方には、???な内容かもしれません。

  • またこれから本作を、先入観なく観たい!という方は、ここまででページを閉じていただけたら。
    ( 観たあとで、戻ってきてくださるのも大歓迎です!)






「ただ、いる」ということ
タエコさん、サクラさんは何者なのか?
タエコさんとヨモギくん、サクラさんとユウジさんはどんな関係性?

気になりつつも、わからないまま
知ったところで・・・なにか??
というような、そういう次元の話ではない、というような

全部が
「ただ、いる」「ただ、ある」


ハルナさんが口癖のように言う「死にたい」
が、嫌な感じに聞こえないのは、

それが当たり前にある世界での話だから、なのかも知れない

「死にたい」って気持ちが今、ただある
それだけなんだ、というか……

それで ただただ、そこにいる人たちと一緒に時間を過ごして、
ふとした会話や関わりに心が動いて、
心の動きから行動が変わって、また心が動いて、でまた、行動して…

ストーリーがあるような、ないような、刻々と過ぎる時間の中で、見えてくるそういうものに見入ってしまう


迷わずに鳥は海を渡る
あたたかな月は人を照らす
そして季節は色づき
この場所に立ち
風に吹かれよう
大地も人も愛しく
すべてがここにあるそして自由に生きている私がここにいる
you live freely only by your readiness to die
悲しみの人に出会った時
私には何ができるのだろう
たったひとつのことだけあなたと並び
海へと向かおう
大地も人も愛しく
すべてがここにあるそして自由に生きている私がここにいる

<主題歌> めがね|大貫妙子
https://www.uta-net.com/movie/75461/



マリンパレスを出て、
凸凹の田舎道を、大きなスーツケースをひきずって歩いた末
途方にくれるタエコさん

必要な物だけ持ってきた、というその荷物
スーツケースいっぱいの  それらを以ってしても
草むら中にひとりポツンと、為すすべもない

携帯は電波がなく繋がらず
道行く人もおらず
(鎖につながれた子牛にしか出会えず)

最後には、人に救われる
「必要な物」だったはずの荷物は手放して


ヨモギくんがドイツ語でつぶやいていた詩

何が自由か知っている
道は真っ直ぐ歩きなさい
深い海には近づかないで
そんなあなたの言葉を置いてきた
月はどんな道にも光をそそぐ
暗闇に泳ぐ魚たちは宝石のよう
ぐうぜんニンゲンと呼ばれてここにいる私
何を恐れていたのか
何と戦ってきたのか
そろそろ持ちきれなくなった荷物をおろす頃
もっとチカラを
やさしくなるためのチカラを
何が自由か知っている
何が自由か知っている

http://kagawamitsue.blog56.fc2.com/blog-entry-116.html
「ニコニコ(⌒‐⌒)みつばち食堂」さんのサイトより



サクラさんのかき氷
お金で買う人はいなくて

「お金」が意味を持たない、
というか、その価値を重視していないかのような空気があって

皆んなが、
私のできる事、持っているものを分け合っている

それに戸惑うタエコさんがいる

私も、お金の価値や意味を信じている
お金があれば、何でも簡単に手に入るのだ、と
けれどこれから、すこしずつこんな風な世界に、変わっていくのかもしれない

以前、ほぼ日の学校というところで聞いた、田内学さんの話を思い出していた


ユウジさんの地図も最高で
頭で考えるんじゃなく、自分の中に本来あるはずの感覚を戻していく
そんなような道案内に、全身が緩む感じ
ふと、滝沢カレンさんのレシピを思い出した
近いものがある気がする・・・笑

ユウジさんの言う
「ここに住む才能」って、そういうことかな・・・?



取り留めもない記録で、分かる人にはわかる?というような
やや乱暴な記事にも関わらず
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


「何が自由か、知っている。」

映画めがねのキャッチコピー


また、定期的に観たくなるんだろうなぁ
まだまだ、サントラで余韻に浸っています。

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