教室の裏側~失敗こそが私の先生~3
今日は、教師として「話を聞く」ということの経験談&失敗談を話したいと思います。 特に、初任者や若い先生にとっては、子供たちが話を聞いてくれるかどうかって大きな問題ですですよね。
さて、皆さんのクラスでは、子供達は先生の話をちゃんと聞いていますか・・・?
先生の話、子供達は聞いてくれてる?
子供たちに話を聞いてもらうって、先生にとって本当に大切なことですよね。 簡単なことで言うと、私は、「周りが静かになるまで自分は話さない」というルールをずっと守っています。途中で子どもたちが話し始めたら休憩し、脱線しそうな時はサラッと流すようにしています。
イベント司会での・・・
私が人に話を聞いてもらえるということのありがたさに気づいたのは、前回のnoteでお話した、イベントターをしていた時のことでした。友達が映画上映会を企画して、私が司会を任されることになりました。やっぱり嫌だけど、大切な友達の頼みだから引き受けることにしたのです。
上映会はクラブのフロアで開催され、参加者はほとんど大人。みんな上映前から各自でおしゃべりしていて、私がいくら案内しても全然聞いてくれないんです。びっくりしました。大人たちは学生時代に学校で「話を聞く」ってどういうことか習っているはずなのに。完全に無視されるなんて思いませんでした。
聞きたくないと聞かない
この経験から学んだことは、「人は自分に関係ない話は聞かない」ということ。子供も大人も同じです。面白いと思わない限り、人は話に集中しないんですね。みんなの興味を引けなかったせいで、誰も聞いてくれなかったし、私はどこか「私の話はみんな聞いてくれる」って思っていたんです。だって毎日子どもたちは静かに聞いてくれるから。
でもその時気づきました。子供達は私の話を「聞いてた」のではなく、ただ「聞かされていた」もしくは「静かに時が過ぎるのを待っていた」だけだったんじゃないか、と。ただ話すだけでは、誰も聞かないんです。相手との関係が「話を聞く」という意識を作ってくれている、と改めて感じました。
これも準備が大切
そうやって大切に話を聞いてもらうわけですから、話す側も「聞いてもらうに値する話」にする「準備」が大事だと思います。授業や朝の会で話す時も、何を話すかきちんと準備していないのと、話に関連する写真を1枚用意するだけでも、まったく違います。 メラビアンの法則にもある通り、人は視覚からの情報で多くを受け入れていますよね。写真、イラスト、身振り手振り、指差し・・・など、視覚的な要素を取り入れると、話しに引き込まれてくれるということが、自分の話を振り返っていくうちにわかってきたのです。
視覚情報で子供の興味を引く
もし、今「子供たちがみんな話聞いてくれない」と感じている先生がいたら、視覚情報をプラスしてみてはいかがでしょうか?写真や絵カード、スライド、または黒板にキーワードを書くなど、目から入る情報を使うことで、子供たちの集中力はぐんとあがると思います。
時間
私たちが話す時間、そして皆さんがこのブログを読んでくれている時間、それは、相手の一生の中での大切な数分を提供してもらっているんですよね。だからこそ、しっかり準備して伝えることが大切だと思います。私も話し方や内容を常に見直しながら、より良い伝え方を追求しているところです。
裏側から:子供たちが話を聞いてくれない時
子供たちの話を聞いてくれないと感じた時、視覚的な工夫を取り入れてみると、効果が出るかもしれません。どうか、皆さんも一緒に工夫して、より良いコミュニケーションを目指して頑張りましょう!
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