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ブルキナファソからはじめまして

に いびょーご(現地モレ語で「こんにちは」)!

ブルキナファソ在住のてんやわんやママです。

今日から、飢餓のない世界をつくるために活動する国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド(HFW)のボランティアライターとして、このnoteで “おいしい” ブルキナファソを連載することになりました。

現地から、ブルキナファソの “おいしい” 食文化とその魅力をたっぷりとお届けしたいと思います!


アフリカのごはん

実は私、アフリカに住んで9年めになるんです。

これまでザンビア、ベナン、モザンビーク、セネガル、南アフリカなど、アフリカのいろんな国で、おいしいごはんをたくさん食べてきました。

アフリカのごはんって、お米や小麦だけはなく、それぞれの土地にあった食材が使われていて、油と炭水化物がたーっぷりでおいしいんです(あ、気をつけないと太ります、ガチで)。

主食はとうもろこしの粉をねったり、お芋をつぶして発酵させたり、バナナを揚げたり、暑い国では辛味調味料が好まれていたりと、様々な調理方法が用いられ、気候や農産物によって各国の特徴があります。


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ザンビア料理


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セネガル料理


ブルキナファソの食の魅力は?

なんといっても、現地食の種類の多さ。

ブルキナファソのごはんは、主食だけでもお米・パン・とうもろこし・ヒエ(稗)・バナナ・ヤム芋・フォニオ・豆類など、多くの食材が用いられています。

バラエティに富んだ主食には、旬の野菜やお肉、魚を用いたおかずやソースが添えられます。


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市場には旬の野菜が並ぶ


その魅力は、主食だけではありません。

屋台で売られるPoulet Braisé(プレ ブレイズ)と呼ばれる焼き鶏や、ヒツジ肉、ヤギ肉、豆腐の串焼きは、現地の人々に大人気です。どれも、日本人の私の口に合うものばかり。


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鶏と魚の串焼き屋台


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ヒツジ肉の屋台


果物もとっても豊富。

首都の野菜市場で、野菜よりも果物の方が多く並んでいるのはいつものこと。

今はマンゴーの季節まっ盛りで、道ばたにたくさんのマンゴーが売られています。

ブルキナファソのマンゴーは濃厚な甘みにほどよい酸味があり、なんともクセになる味わいです。最高気温40℃を超えるきびしい暑さが続きますが、食欲が落ちても、マンゴーだけはいくらでも食べられます。


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ブルキナファソ産のマンゴー


驚かれる方が多いですが、ブルキナファソではいちごも栽培されているんですよ。日本のいちごに負けないくらい甘く、酸味もあって、ちゃんと甘酸っぱい。大粒のいちごが多く、日本人のいちごゴコロをくすぐられます。

毎年1月〜4月上旬、首都ワガドゥーグーの市場には真っ赤ないちごが並び、あたりには甘い香りが漂います。

みずみずしい色鮮やかないちごを頭に乗せた女性が、乾燥した赤土の道を歩く姿は、私が大好きなワガドゥーグーの光景のひとつです。


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ブルキナファソ産のいちご


あ、パイナップルも忘れてはいけません!

道で売られているあまいあまーいパイナップルを買うと、その場で食べやすい大きさにカットしてくれます。


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好きなパイナップルを選ぶと


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カットして袋に入れてくれる


飲み物もたくさんあって、ハイビスカスから作られた鮮やかなルビー色のビサップジュースや、生姜をふんだんに使ったジャンジャンブルジュース、バオバブの実から作られるバオバブジュース、モリンガのお茶にレモングラスのお茶もあり……


うわぁぁー、ブルキナファソの魅力を伝えようとすると、つい止まらなくなってしまう。


ブルキナファソの食の魅力がありすぎて、ひとつの記事には書ききれないので、これから連載方式で、みなさんのもとに “おいしい” ブルキナファソをお届けしていきます。

現地での生活は5年めを迎えましたが、どうやらブルキナファソには、私の知らない食の魅力が、まだまだたくさんありそうです。

これから皆さんと一緒に探っていきたいと思っているので、どうぞお付き合いください。


さいごに

そうそう。

ごはんって、ひとりぼっちで食べるよりも、だれかと一緒に食べた方がおいしくないですか。


うん、私はブルキナファソで「ぼっち飯」するなんて、いやだ!!せっかくなら、みんなで食べたい!!!!


多くの方にとって、ブルキナファソは知らないことの多い国だと思います。

「食文化にとどまらず、私が一緒にごはんを食べる中で見つけた現地の人たちの魅力も伝えていけたらいいなぁ」なんて考えています。


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みんなでごはんを食べるとき、そこにはいつも笑顔がある


そして、このnoteを通じて、ブルキナファソという国をほんの少しでも身近に感じてもらえたら、うれしいです。


それでは、てんやわんやママの新連載「 “おいしい” ブルキナファソ」のはじまり、はじまり〜。



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「食べるよろこび」を全ての人とわかち合いたい。
国際協力NGOハンガー・フリー・ワールド(HFW)は、そう考えて、飢餓をなくすため、日本に本部を置き、ブルキナファソを含む5ヵ国で活動しています。
てんやわんやママのブログを読んで、ブルキナファソってどんな国?とすこーし興味がわいたら、国名の由来など、もう少しだけ知ってみてください♪
* ブルキナファソについてはこちら

そして、HFWでは「【食文化コラム】お腹が鳴るギャラリー」と題して、記事を掲載しています。ぜひこちらもチェックしてくださいね。
*「食文化コラム」はこちら




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