何がなんでも定時で帰る理由

ぼくには定時で帰らねばならない理由がある。

昨年度(2023年4月〜2024年3月)の1年間、育休を取得してよかったことは何だろうと考えてみた。

たくさんあるが、その中でも必ず定時で帰るようになったことだ。

育休中に「取ってよかった」と思うことも多々あったが、今回は復帰して少し時間が経ったからこそ思ったことを書きたい。


【ぼくには定時で帰らねばならない理由がある】

「定時って何?そんなの幻でしょ?」
ぼくにとって、定時とは、存在こそ認識しているものの、現実のものとは思えないユニコーンのようなものだった。

定時とやらは、8:30〜17:00らしいが、ぼくにとって労働時間とは7:00〜19:30が基本で、ときに20:30まで、ヤヴァイ時には23:00くらいまで、そんな認識だった。

しかし、定時というものは現実に存在するのだ。それ以上、働く必要などこれっぽっちも、それっぽっちもないのだ。

ぼくは帰る。何がなんでも帰るんだ。定時に。17:00には職場を出て、片道20分ほどの帰路に着く。

理由は至極簡単である。
平和に生きたいからだ。そのためには、できるだけ叱らないことだ。叱らないためには、心が安定していなければならない。ぼくも、奥さんも、子どもたちも。家族みんなが可能な限り、ストレスを感じないようにすればいい。そのために1番大切なのは、生活習慣。そして、子どもの願いを叶えることだ。

ぼくが育休中1番大切にしていたことかもしれない。何がなんでも、子どもを19時台に寝かせる。

ぼくたちにとって世界の中心とは、家庭に他ならない。その世界の中心さえ平和なら、人生も平穏で豊かになる。そのために必要なのは、十分な睡眠だ。

とにかくたくさん寝かせる。食べさせる。遊ばせる。
この3つさえできれば、子どもの心は、ある程度は満たされる。満たしてあげることで、ちょっとのことで、ぐずったり、わがままを言ったりするのを防ぐことができる。

19時台に寝かせると、朝6時過ぎには自ら起きてくれる。上の子は機嫌良く自分から着替えたり、幼稚園へ行く準備をしてくれたりする。

朝から無理やり起こして、機嫌が悪い子を叱ったりしなくて済むというわけだ。

可能な限り、ストレスがかからない状態にしたい。自分も、奥さんも、子どもたちも。そのために、絶対に必要なことがある。

やはりそれは、定時で帰ることだ。

19時台に寝かせるとなると、遅くとも17時半には、風呂or夕食に開始し、19時までには風呂and夕食を済ませていなければならない。遊んだり、絵本を読んだりする時間も確保したい。

そうなると、やはり、ぼくにできることは、定時で帰ること。

育休中に身をもって経験したことがある。奥さん不在で、子ども2人の面倒を見る時、奥さんの帰りを心待ちにしていた。

帰ってきてくれたら、どんなに嬉しいか。ぼくも子どもたちも。

幸いなことに、定時で帰ると、奥さんも、子どもたちも喜んでくれる。ぼくが17時半ごろ帰宅し、寝るまでの時間、一緒にご飯を食べて、一緒にお風呂に入り、一緒に遊んで、一緒に寝る。

こんな幸せなことをしていると、その翌日も、同じように世界がまわる。同じような日々の中に、子どもの成長という変化が加わることが、またさらに幸せなことだ。

「定時で帰る」

そのために、仕事も効率的にやらなくてはならない。思いの外、仕事にもプラスになるわけだ。

いいなと思ったら応援しよう!