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竹箒と最高峰のたまごの関係
30年前、愛鶏園に入りたての私は、先輩たちに徹底的に掃除の基本を叩き込まれました。
毎日午後15時30分から1時間は、夕方の餌の準備と夜の換気の準備で農場は大忙しでした。新鮮なエサと水を与え、カーテンを操作し夜の鶏舎環境を準備しました。それが終わると、誰からともなく鶏飼いの先輩たちは竹箒をもって鶏舎を徹底的に掃き清めました。1日の終りに鶏舎をピカピカの状態にするのでした。
竹箒はどこにでも置いてありました。先輩たちは5分時間あると竹箒を持ちました。いつでも身の回りをきれいにしていました。だから鶏舎内はいつも綺麗でした。
私も先輩たちの後ろ姿をみて、手に豆を作りながら、鶏舎内を竹箒で履いたのをよく覚えています。
口下手の先輩たちから、口頭で『掃除』の大切さを教わったことはありません。しかし、彼らの背中はたくさんのことを私に教えてくれました。
きれいな鶏舎にはきれいな精神が宿り、きれいな精神が最高峰のたまごを創り出すと。