日本人の精神構造とコロナ対策など有事の基本スタンス

日本人について書かれた書籍をいくつか紐解き一時期まとめたが、

多くの書籍で共通することは

①絶対価値より相対価値を重視する
②セロトニンが少なく不安症
③標準化より差別化を好む
④世間体を重視する

あたりのポイントが共通の特徴。

また、これは書籍のポイントではないが私の仕事の経験では、
⑤基本的に事実を大切にし、帰納的な論理性を大切にする
ことも付け加えたい。

少しフォーカスすると、②が根本原因で①のあまり、いつもキョロキョロして他人と比べて不安になったり、努力したりを繰り返すと言うルーティンがある。★

また、一定程度成果が出ると努力をやめ、落ち込むとまた★を繰り返す。

北米および欧州は宗教的な背景から③が1番異なり、「基本標準化やルール」を重んじる精神構造になってる。
なので、優れた標準化、ルールを創り世間をそれに従わせようとする。
中国も同じ精神構造。

話は少し変わり各国のコロナ対策とその結果について見てみると11/3現在日本のコロナ対策は世界でも指折りの成功事例となっている。

やってきたことは
・緊急事態宣言と言う曖昧な方針を出し接触、交流を減らす
・外が創った治療薬を早期に導入して、治療、予防する
・感染状況に合わせて随時、接触、外出のバランスを取る

と言う至ってシンプルなものだ。

他国では、中国のように人権などを無視してでも徹底的に管理、統制するパターンと

欧州、北米のように外出規制の徹底を序盤に行いつつ、創薬能力を活かし根本対策をたて実行。
それが導入された際には、根本解決と見做し、マスクさえもしない通常状態へ移行させるパターン。

これらの対策の違いからまず日本ではどちらも取らず独自の対応を取っている。

逆に欧米や中国では日本のような対策は取れないと感じる。

そこからわかることは、
③に関連して、創薬や様々なレギュレーションも含めて、世の中に先んじてインパクトのある何かを創ることは出来ないことが今回も証明されていて、これを前提に考えないといけない事がわかる。

その上でやるべきは根本対策が出来るまでは接触を減らすことが大切だが、これは
①②④をフルに活用して、何となくみんな守ってるので守りましょうと言う通達を徹底すればあとは国民的な精神構造にスイッチが入り相互監視のもと守り続けることになる。

あとは、根本解決策が外から来るまで
・待て、と
・ヨシ、を
繰り返せば良い。
日本独自の対応だ。

改めて振り返ると、やはり①から④までの精神構造を踏まえ、かつ能力を踏まえ早めの段階から計画的に今回の対応を取ったと考えられる。

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国内からの不満が多いこの対応も結果的には功を奏してるとすると、国は意図してこの対応を取ってるとみた方がいいと考えるし、国民も今後も同じ事が起きた時は、同じ対応になることを理解しておいた方がいいと感じる。

まとめると、間違いなく日本は国が国民性を把握しており合わせた対応が出来ていると考える。

その意味で、そこまで踏まえると国の対策については見事と言うしかない。





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