自己アピールオバサン殲滅指令!の巻
「相川さん、私は疲れちゃったよ」
「そらそですわ」
「手塩にかけて育てた弟子から裏切られちゃったね。直接言ってきたんじゃなくて、別の弟子からその人が言ってた陰口を聞いたんだ」
「お察しします」
「あなたから学ぶことは何もない、って言ってたんだって。信じられるかい?合宿にもいつもきてて、右腕みたいに可愛がってきたんだよ?よくそんなことが言えるもんだ。私にはなんで彼女がそんなことを言えるのか理解できないよ。悲しいんだ。ただ、空虚なんだよ」
「お疲れでしょう。ご自分のやりたいこともあるでしょうに」
「どうしたらいいだろう?いや、そう相川さんに聞きたいわけではないんだ。自分の中でもう答えは出ているんだけれど」
「そういう時、僕もあります。ただ聞いてもらえればいいんですよね」
「そうだね。みんなの幸せのために、世の中によいことをしている自負でやってきたんだけれどね。ああいうことされるとなんだかなって
。私も人間だから、悲しい気持ちになる」
「そうですね。僕は思うんですが、本当に相手のためを思うならどうするか?と」
「うん」
「頑張らなくていい、自分らしくしていればいい、やりたいようにやればいい。なるほどその通りだと思うんです。でも、勘違いしている人がたくさんいるように思うんです。 講演会やセミナーという場を見ていると、自己アピールおばさんがものすごく多い」
「いるね。自分を見てほしい、認めて欲しいっていうエネルギーだね」
「はい。その彼らって、我が強すぎて、むしろ本来の望みがわかんなくなっている。認められたいが、元々のピュアな願望にまさってしまっていると」
「そうだね。ただ、日本人全体として、自分を出せていない人が大半だから、そっちにメッセージを伝えているつもりなんだけどね」
「おっしゃることはわかります。自分を出すイコール我を通す、ではないですよね。 人として、相手を尊重することや、思いやりを持つことってとても大切だから。 自分らしく生きるって、わがままに自分が自分が!!っていうことではない」
「まったくだね」
「そういう勘違いおばさんに鉄槌を下すことです」
「テッツイ・・・」
「そういう勘違いオバサンズをのさばらせて、慰撫しようとすることを止めることです」
「うん、、、やめてるつもりなんだけどなぁ・・・どこか自分の中に未練があるのか・・・」
「結果的にはそういうことです。ご自分でも内省されてもうお分かりだと思うんですが」
「うん、、、思い込みだろうな、私の。それが組織づくりで、それが組織運営だから、我の強い人たちを導くことがビジネスだっていう思い込みか」
「そうです。だから疲弊されているんですよ。だって、そのわがままオバサンと、休みの日に一緒に食事したいと思いますか??」
「思わんな。絶対イヤ」
「でしょう。ご自分が発しているエネルギーが現実化するのです。生徒に何を教えたいですか?世の中に何を伝えたいですか? やりたくないことをやって耐え忍ぶことを伝えたいですか?違うなら、まずは自分からです」
「うん、、、」
「彼らにビシッと言えばいいんです。いい加減調子乗んなよコラァ!と」
「うぉ、きついね」
「リピートアフタミ」
「いい加減調子のんなコラァ」
「ブォーノ!」
「いい加減調子のんやボケェ!!どのつら下げてワシにもの言っとるんじゃ!ボスやぞ!うやまえ!」
「まったくその通り😓だいたい、相手を敬えないようなクズが活躍するなんてありえんことです」
「その通りやな」
「偽りを捨て、本来の自分を生きること。 多くの人を導く立場なら、尚更です」
今年に入ってから、作家さんや講演家の方からご相談を伺う機会が増えた。
ありがたいことだ!!
自分で伝える以上に、すでに多くの人に直接伝わるチャンネルを持っている方々だから。
お名前は出せないけれど。 その方々のプライバシーは尊重。
並木道の草刈りをしてくださっている作業員さんも、でっかいホールで講演する人も、その辺の道路を歩いているおばあちゃんもみんな同じ人間。
人間として生まれると、誰もが同じ課題を与えられる。
それは本来の自分を生きること。
そのために偽りを手放すことだ。
ウイルス騒動は、特に日本人にチャンスを与えてくれている。
通勤しなくていい、家にいて寝てていい、家族と過ごす時間が増える、パートナーといる時間が増える。
収入がなくなったり減った人は、どうすれば生き残れるだろう?
知恵と工夫が次々に湧く。
不足感を感じるから、人は『なんとかしよう!』という意欲が湧くのだ。
可もなく不可もない人生??
そんなものはないのだよ!!
堂々と、自分の自分の人生をいきよ!!