見出し画像

ネーミングから見えた新たな着想

最近私が経営しているブランド"renacnatta"(以下、レナクナッタ)で新しくやっていきたいことが頭の中で整理されてきたので忘備録じゃないけどちょっとみなさんにも見てもらいたくて書いています。

と、その前に一言。連日メディアに取り上げていただきたくさんの方に私のこと、レナクナッタのことを知っていただきました。興味を持ってくださった方ありがとうございます。そして私に取材をしたいと声をかけてくださったメディアの方々にもとっても感謝しています。


新しくやっていきたいこと

取材の中でも話していますがこれまでレナクナッタではイタリアと日本の「デッドストック」を使うことにこだわってきました。せっかく良い品質のものなのに日の目を浴びることができない生地たちがもったいないという一心で。

私はただ綺麗なものを追求してモノ作りは目指していなくて、私にできることは何かを探りながらブランドを育てています。

イタリアに移住したのは15歳の頃。感情の動きが自分でも読めないほど激しい思春期の真っ只中に日本を離れました。そこから日本との向き合い方がコロコロと変わり、日本がとても恋しくなったと思えば、そのあとどうでもよくなり。そのあとまた興味をもって、日本のことを知りたくなって、知ったら魅力的なところがどんどん見つかって。そうやって気づけた日本の魅力を私なりのやり方で共有したいなという想いで今のブランド経営に至っています。

そんな中、着物の反物のデッドストックだけに絞るのはブランドの可能性を自ら狭めているのではと考え始めた最近。でもデッドストック以外に目をつけるのは私の軸がぶれているのかな、とも思ったりして先日の取材では話さず自分の中でまず答えがまとまるまでひっそりと考えていました。

そして先日ようやくひとつの答えが見つかりました。

ネーミングで気づけたブランドの奥行き

ブランド名の"renacnatta"(レナクナッタ)は使われなくなった・着られなくなった生地を用いていることに由来します。なので私が用いるべき生地は「使われなくなったデッドストック生地だけ。」と考えていましたが、そうではなくて、作れなくなった生地も使えるのではないかと。例えば需要がなくなりつつあって生産が先細りになっている工場でこの先も作り続けることができるか危うい生地など。

そういった生地を扱えるようになったら、今までのレナクナッタでは何十年も前に作られた生地の使用が多かったため作り手が見えない場合が多かったですが、スカートの生地の生産背景も感じてもらえるようなスカートも展開していける。

自分の視野を広げてみたら今までは考えが至らなかった部分が見えてブランドのちょっと奥行きが見えた!(ような気がする)

そんな新しいレナクナッタの着想に共感してくださる生地の生産者さんが国内にいたら繋がりたいと思っています。

場所は日本国内ならどこでもかまいません。
ただ、条件はあくまでも「レナクナッタ」
・使わレナクナッタ
・売レナクナッタ
・作レナクナッタ
etc.

今年の下半期からはこの新しいライン「生産地とのコラボレーション」も進めていけたらな、と企んでいます。
私自身、新たにリサーチ範囲を広げることに努めますが、みなさまがもし工場・生産者さんをご存知だったら情報いただけるととても嬉しいです。

宜しくお願いします!


そして、最後に宣伝失礼します。
来週に東京で初の展示販売会があります。

◆Pop Up @伊勢丹新宿◆
伊勢丹新宿店にて開催されるファッションを楽しむ小柄な女性のためのイベント『150cm-ish STYLE』に参加することになりました。
場所:伊勢丹新宿店 本館6F
日時:3/13 wed - 18 mon 10:00~20:00(最終日のみ18:00まで)

5月にもあります。
◆単独Pop Up @渋谷◆
こちらは単独なので色々な方と密にお話する機会になればいいな、とも思っています。
場所:渋谷ノボレミニ 渋谷区桜丘町17-9-403
日時:5/17 fri - 19 sun(時間未定)

レナクナッタの着物からヒントを得たシンプルな巻きスカートはXS〜Mまでカバーしますのでプレゼントにも最適です。(男性陣も奥様や彼女様に...!!)

ぜひ、たくさんの方にお越しいただけたら嬉しいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
生地生産者さんと繋がりある方いましたらほんとお願いします!


Cover photo from me : 先日行った西陣織の工場



読んでくださりありがとうございます。いただいたサポートは全てブランドで使用する生地の買い付け費用として使わせていただきます!