6. お花を愛でる
『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』
こんな言葉があります。
日本で古くから言い伝えられている、
女性の美しさを例える一文です。
一年の中でも大好きな季節がやってきます。
お花のはなし
私は、お花が大好きです。
その季節のお花を見て、触れて、香りをかいで、
その季節を感じます。
春~夏は特に色んなお花に巡り合えるので、とてもワクワクです。
お花はこうやって見たり、触れたり、感じるのも好きですが、
ふと人に贈ったり、頂いたりするのにもとてもわくわくします。
お花のプレゼントってとても嬉しくありませんか?
我が生家は、お花がいつもある家庭でした。
誕生日や記念日には必ずお花があって。
仏壇には、天国に行った大切な人たちを想い、
その人たちを表すお花をずっと飾り続けています。
そんなことがあってか、よくお花屋さんに行く機会があり、
色んな花を見て、お花のアレンジを見て、
その命の息吹を感じて、
ここでも感性を磨いてきたように思います。
憧れの存在
一番好きな花は何ですか?
と聞かれたら、うーん、とっても難しいけど。
私はこう答えます。
『牡丹、そして芍薬です。』
牡丹(ボタン)
芍薬(シャクヤク)
英語では、"peony"と
二つともボタン科のお花で、違いはあります。
気になる方はこちらを是非参照してみてください。
https://ja.seoartgallery.com/%E7%89%A1%E4%B8%B9%E3%81%A8%E8%8A%8D%E8%96%AC%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84-%E8%A6%8B%E5%88%86%E3%81%91%E6%96%B9/#:~:text=%E7%89%A1%E4%B8%B9%E3%81%A8%E8%8A%8D%E8%96%AC%E3%81%AF%E4%B8%A1%E6%96%B9,%E3%81%AF%E5%A4%9A%E7%94%9F%E8%8D%89%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82&text=%E6%9C%A8%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E7%89%A1%E4%B8%B9%E3%81%A8,%E6%A0%B9%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%8C%E6%AE%8B%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
何かのきっかけで知った牡丹と芍薬に一瞬で心を奪われました。
『百花の王』と呼ばれる、牡丹。
『花の宰相』と呼ばれる、芍薬。
豪華絢爛で美しい。艶やか。
品のある華やかさ。
そして終焉の時の姿。
私も圧倒的に絢爛な姿で、大輪の花を咲かせる人生にしたい!
そう、憧れてやまない存在の、このお花たち。
私も人の心を掴み、
また会いたい、また見たいと思われるような、
魅力的な女性に、人間になりたいものです。
お花の終焉の時を、日本語では豊かに表現します。
この素敵な日本語の表現の話はまたどこかで。
そうそう、余談ですが、
私はお花を贈る人がとても素敵だなあと思います。
男性でも、女性でも、誰であっても。
誕生日や記念日でもなく、ふと、
素敵だったから、とか
お花を見て思い出したから、とか
花束じゃなくて一輪の花を渡したり、
いろんな理由でお花を贈るのってロマンティックだなあと思います。
私も日常でお花を、大切な気持ちを贈る、
余裕を持ち、感性の豊かな大人になりたいです。
そして、おじいちゃんおばあちゃんになっても、
お花を贈り続けられる関係でありたいなあと思います。
紳士淑女の皆さん、
お花を見て、贈りたいなと思う人がいたら、
きっとそれはあなたの大切な、特別な存在の人、
だったりするかもしれません。
それでは明日もあなたの花で満開の一日になりますように。