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ゲシュタルト心理学(卵を補填したくなる私のレシピ)

こんにちは。
あいかです。

皆さんは、ゲシュタルト心理学という言葉を聞いたことがありますか?
私は最近知りました。

ゲシュタルト心理学とは

日常的な例だと、ソファやテーブル、椅子がバラバラに置かれていると個々の家具が目立ちますが、全体として調和の取れた配置にすると、部屋が「居心地の良いリビング」として一つのまとまりとして感じられます。

このように、全体のレイアウトが部分の集合以上の意味を持ち、視覚的に一つのまとまりとして認識されるのが、ゲシュタルト心理学の考え方だそうです。

そして脳の誤作動で、視覚認識や意味の整合性が崩れて物体の認識が難しくなる現象をゲシュタルト崩壊した状態と呼ぶのだとか。

ゲシュタルト崩壊 キリコ風

視覚的なまとまり。
安心感を得るという意味ではかなり重要ですね。
本能的なレベルで。

違和感を感じながらその空間に身を置き続ける…。
確かに落ち着かないし、不安になるし、
生活空間としてはやっぱ嫌だな。

たまには、キリコの絵のような騙し絵の中に
紛れ込むのも楽しいでしょうけど。

日頃の料理のなかにも

先日、夕食で「エビチリ」を作ったんです。
然程、量は作らなかったのですが、
白いお皿に載せると、なんだか無性に

何かが足りない…モヤモヤする

咄嗟に、ちゃちゃちゃと卵3個で卵焼きを作り添えてみることに。
何かが"ぴったっ"と補填された感じで本能が大喜び。

そうそう、この感じの一体感 ♪

えびチリ卵焼き添え

何だろうこの感覚、面白いな。

何か物足りなさを感じて、
わざわざ(面倒臭いのに)補填するこの行動。

これが、
ゲシュタルト心理学に基づく意識が働いての、
行動だったのかもしれませんね。

過去のお料理画像を確認してみたところ、
同じ衝動に駆られていただろう画が結構見つかりました。

単なる卵好きなだけかも知れませんが、
何か足りなくてソワソワする感覚が嫌で完成させた料理の数々を、宜しければご覧ください。

こちらは同じくエビチリですが、
わざわざ半熟スクランブルエッグの上に鎮座させています(笑)

エビチリ鎮座 on theスクランブルエッグ

お次はこれ。
普通の焼きそばでは飽き足らずオムそばに。
カイワレやショウガなどでデコレートし、
かなり自己満の境地を感じられる一品です。
緑+赤+黄の配色があると、視覚的に落ち着くのかも知れません…

おしゃれオムそば

続いてはこちら。
これは、最初から狙っていたのかも。
目玉焼きをサンサン太陽に見立てたキーマカレー
枝豆の規則的な配列に安心感を覚えます。

キーマカレー サンサン太陽ver.

お次はこちら。
クリスマスpartyでの一品です。
クリスマスリースっぽくデコレート。
まあ、シーザーサラダの温泉たまご乗せは割とあるので至って普通ですが、
ここでもプチトマトの配列が規則的。

シーザーサラダ クリスマスリース仕立て

そしてちょっとびっくり、
キーマカレーのアボガド乗せ

どこかのお店のメニューとして雑誌掲載されていました(卵黄なしのものが)。

しかし、アボガドの窪みを埋めたい衝動に駆られ、
卵黄をINしちゃった!

後から卵黄入りのメニューもある事を知り、
考える事は皆同じ。」なんだなと思いました。

キーマカレーアボガドボード 卵黄様乗船

最後は昨晩作ったメニュー。
鰻の蒲焼き卵焼き添え

世間にはう巻きという料理もありますが、
贅沢品の鰻の蒲焼きを軸にして卵で巻いてしまうという勇気がなくてこの形になりました。

巻き込んで(ドッキング)させての統一感も全然アリです。
キンパとか太巻きとかもそうですね!
視覚的に幸せな気分になります。

鰻の蒲焼き卵焼き添え

個の存在

今回は日頃の何気ない料理の中に、
ゲシュタルト心理学を見ることができました。

私たちは視覚的なまとまりや統一感に支配されがちですが、
その一方で、
全体の中にある個の存在に焦点を当てていくことも大切だと感じました。

今、ふと思ったのですが、

ゲシュタルト崩壊した空間アート展

みたいな現代アート展があったら行ってみたくないですか?
きっと、違和感しかない空間に悶絶しそうですがw

それではまた。
See you.

あいか

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