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1杯の革命。高級グラインダーを手に入れた日
浅煎りスペシャリティコーヒーを初めて口にした時、口の中で苦めのフルーツジュースを飲んでるのかと錯覚するほどの衝撃を受けたのを覚えている。
「美味しい…」と感じたのでは正直なくてどちらかというと新しい飲み物を飲んだ気分に近くて驚いた。
それまではコーヒーはあまり好きではなかった。タバコを吸っていたこともありタバコのお供に缶コーヒーを、それも微糖や甘めのコーヒーを選んでいた。
味や香りにこだわりなんて一切なかった。
けれど、一度スペシャリティコーヒーを飲んでから、昔飲んでいた缶コーヒーには戻れなくなっていた。
それからは、東京で人気のスペシャリティーコーヒーショップを回るようになった。
どのお店もコーヒーへの愛はスタッフの方々の笑顔から伝わってくる。
豆の説明やドリップの仕方、提供までのプロセスを徹底していた。
同時にお店の空間へのこだわりも感じるようになった。
そこには「美味しい1杯のコーヒーを、豊かな時間にして体験してもらいたい」という想い。
そのためにはコーヒーを飲む店内、テーブルや椅子、照明などこだわりの詰まった空間演出。空間だけでも赴く意味があると感じながら美味しさを感じていた。
休みの度に色々なコーヒーショップを周り、気がつくと、感情の中に自分でもこのコーヒーを淹れられるようになりたいと感じていた。
Amazonでコーヒー器具を探し、少しだけ仲良くさせてもらえるようになったコーヒーショップ店員さんにおすすめを聞きドリップセット一式購入。
届いてからは、練習したり動画を見て真似したり工夫をして過ごしていた。
淹れ始めて暫くしてわかったことがある。
どんなに美味しいコーヒー豆(食材)を使っても、美味しくならないものはならない、と。
それらは時に、”愛情を込めて”とか、”丁寧に淹れる”と表現される。
湯通しもするし、挽いた豆を平らにするし、温度は90°まで下げる。
ゆっくり丁寧に脇を閉めながら小さな円を描くようにドリップする。
Q.丁寧なプロセスを辿り、愛情込めて丁寧に淹れて1口飲む。でも美味くない。
考えた。悩んだ。そして私なりの答えがこちら。
グラインダーの性能が違うから…?
実際お店に置いてある業務用グラインダーは50万ほどする高級品。
お店の費用対効果を考えるとコスパは十分。けど素人にはコスパ悪すぎ。
でもどうしても、あの1杯が淹れたかった。
口の中で広がる新しいコーヒー。
てなわけで1週間くらい悶々と悩み続け、ついにその壁を壊したくなり
購入を決断した。
プロも愛用している「varia vs3」
YouTubeたくさん見て、調べてついに辿り着いた商品。
Amazonで注文もできたんだけど、金額が5万円超えてくるから流石に怖くて
二子玉川の蔦屋家電さんにて購入。久々高額商品の購入で手汗。
さあ、私のコーヒーライフはどう進化していくでしょうか。
1ヶ月ほどして使った感想を書けたらと思っているのでまた書きます。
それを読んで、欲しいと思ってくれる人がいてくれたら嬉しいからそれまでに一生懸命使い倒します。
帰宅し、試しとして1杯目のコーヒーを淹れてみました。
挽き目もまだ定まっていないけれど大体で淹れてみました。
感想、そしてアンサー。
A.グラインダーでした。