紡ぐ。
つむぐ。
この言葉、好きな日本語です。
広がっていく…繋がっていく…
漠然としたイメージなんですが、そんなイメージを抱きます。
仕事もテレワークとなり、日用品の買い物以外には外出をしない自粛生活を過ごす日々ですが、そんな日常を過ごす中で気がつくコトを幾つか発見できました。
そんなコトを少し記事にしたいと思います。
まずは、スーパーでの買い物。
あれこれと家で消費するモノを物色してカゴに入れていくんですが、平常時だった生活の時よりも丁寧に考えている気がしています。
『今、コレを買ったらいつぐらいに食べ終わるかな?飲み終わるかな?本当に食べるのかな?』
こんな気持ちで、選ぶようになっています。
そして、それに対する答えが直感的にすぐ出てきます。
『これは絶対お昼に食べたくなるな』
『これはコーヒーのお供に食べるな』
『これは家族で食べる(飲む)な』
『目が寂しかっただけで、実際には食べてる気がしない』
と、こんな感じで買い物をしていると普段よりもウロウロしなくなり、買い物の際の滞在時間が短くなって、そして若干少なめの量で買い終わってる感じになります。
ですが、圧倒的に自宅で過ごす時間が増えているのに、ゴミの量は今までと変わっていません。
これに気がついた時、自分の暮らしている空間が広がったような気がしました。
あと、品切れしている商品棚を見かけると、『みんな欲しかったんだな〜』と、理解するようになりました。
これは、
『必要な人に必要なモノが届いて欲しい。』
という気持ちからでした。
あっ、特段に我慢を自分に強いてる感覚は全くありません。
私は聖人ではないので、菓子類やお酒などの娯楽食材もルンルンで買います(笑)
ただ、日用品の買い物を通して共に暮らしている誰かへ繋がるような感覚を抱いているようです。
私の自粛生活は、自分を守ることであり、身近な人に迷惑をかけないことであり、お名前を知らないたくさんの誰かに迷惑をかけないようにすることであり、そして、共にこの境遇を過ごすみんなへ繋がる想いがあると知りました。
私にできる事は、外へは出ずにおとなしくしているコト。。
ですが、誰かに繋がる…紡ぐ想いを味わえる…
豊かな経験でもあるんだと気がつきました。
私たちみんなに、笑顔の溢れる日々がありますように。