サントリーニ島で出会った最高のシーフード【ギリシャ・サントリーニ島(2)】
今年の5月から6月にかけて、10泊11日の地中海&エーゲ海クルーズに行ってきた。
これまでの記事は、こちら。
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サントリーニ島・ティラ
クルーズ船のツアーのバスで、イアからティラへ。イタリア人ガイドさんのお話を聞きながら、外の景色を眺める。
サントリーニ島のロバは動物虐待?
サントリーニ島は、船着き場から集落までかなり標高差がある。なので、観光客は車やケーブルカーに乗るか、あるいはロバの背に乗って坂を上がるという選択肢がある。
サントリーニ島がテレビやYouTube動画で取り上げられる時は、たいていこのロバが「観光客は当然乗るべき楽しい乗り物」として取り上げられる。
でも、私たちのツアーの通訳ガイドさんは
「みなさんはあんな残酷なことはしないと思いますが、決してロバには乗らないでください!ケーブルカーがあるのに、あんなことが許されているのが私には信じられません」
と、かなりはっきりした意見を述べていた。動物虐待だという意見もあれば、観光客のお金で彼らも食べることができているという考え方もある。たくさんの観光客が喜んで利用しているロバだけど、Googleマップのロバ乗り場の評価は★1.5となっている。
私たちは、クルーズ船のチケットにケーブルカーのチケットも含まれていたこともあり、ロバには乗っていないけれど、動物虐待って簡単に答えが出る問題ではないとはいつも思う。
Naoussa Restaurantでランチ
ティラに着くとちょうど12時ごろだったので、ランチにすることに。
Googleマップでは12時から営業開始と書いてあるが、12:15頃に着くと、店のおじさんに当然のように「まだ準備中だから待て」と言われた。その顔には
「店を見れば、まだ開店してないのわかるだろう?これだから観光客はまったく」とでも言いたげな表情が浮かんでいた。
しばらく立って待たされ、テーブルに座れた後も、ウェイターがまだ各テーブルにクロスをかけたり調味料をセッティングしたりしていて、メニューをなかなか持ってきてくれない。「これがギリシャ時間」と、そののんびりに付き合うしかないようだ。
私たちは地中海の新鮮なシーフードを食べたかったのだけど、タコにするか、イカか、エビか、それとも別の魚にするか・・・と迷った挙げ句、お店の看板メニューであろう「Mix fish plate for two」というメニューがあるのに気づいた。
日本語にするとしたら、「魚の盛り合わせ2人前」という感じだろうか。85ユーロ(約14,000円)と結構なお値段だったが、さっき私たちを長い間待たせたおじさんが注文を聞きに来て、「全部入ってる。これにしておけば間違いない」というようなことを言った。なので、素直にそれを頼むことにした。
魚の盛り合わせ2人前
地中海の魚の盛り合わせ、キターーー!!
うわー!すごーい!!見た目からインパクト大。
食べて、うまーい!どれも美味しすぎる!!とマイクと二人で大感動した。
最初こそ「こんなにたくさん食べ切れるだろうか?」なんて心配したけれど、実際は二人で無言で競い合うように食べた。「まだ私、タコ2切れしか食べてないのに、もうこれだけしか残ってないじゃん」とか夫に文句を言いながら、一気に完食。
なかでも、イカのグリル焼きが一番美味しかった。香ばしくて、でもやわらかくて、新鮮だった。
この旅行から帰ってきても、私たちは事あるごとに「あのサントリーニ島のシーフード、ほんとに美味しかったよねぇ・・・」と言い合い、味を思い出しては余韻に浸っている。
レストランは、ここ↓
インスタグラマー用の島?
サントリーニ島は美しかったし、素晴らしかった。でも、こんなことを言っては罰が当たるかもしれないし、地元の人には本当に失礼だけれど、正直「ただ美しく観光地化された、インスタグラマーとユーチューバーのための島」に私たちには感じられた。
右を見ても左を見ても、美しい景色をバックにポーズを決めて写真を撮ってる観光客ばかりで、全く「生活感」が感じられない。私たちにとっては、退屈な場所だった。
だから、また行きたいかと聞かれたら、正直「もういいかな」という感じである。ただ、夫も私も、「あの魚の盛り合わせ2人前を食べるためだけに、また戻りたい」と思っている島でもある。それほど、美味しかった。
もちろん、サントリーニ島にも地元の人が普通に生活するエリアもあるし、歴史が感じられる教会や遺跡もある。それに触れる時間の余裕がなく、ただ美しい景色の写真を撮ってお土産を買って、すぐに去ってしまった私たちがいけないのだけれど、私たちには「リゾート」は似合わないのだとつくづく実感した。
イタリア人が島に住み着いてしまったワイン
最後に、イタリア人通訳ガイドさんが惚れ込んだサントリーニワインも、お土産屋さんでたくさん試飲し、たくさん買ったことは言うまでもない。幸い4杯は飲まなかったので、ちゃんと日本に帰ってこられた(笑)
サントリーニ島のワインについては、前回の記事クルーズ旅行のデメリット【ギリシャ・サントリーニ島(1)】をどうぞ。
そのお土産屋さんは日本に郵送してくれるとのことで、予定外にいろいろ買ってしまった。ワインを赤、白、ロゼを1本ずつと、オリーブオイルと、バルサミコ酢。購入から3週間くらいで自宅に届いた。
どれも美味しかったけど、一番右の蜂蜜入りバルサミコ酢が一番美味しかった。でもこれ、サントリーニ島産じゃなくクレタ島産らしい(苦笑)。
このバルサミコ酢が届いてから、サントリーニ産オリーブオイルといっしょに毎日サラダにちょっとずつかけて食べるのが楽しみすぎた。でも、美味しすぎてバルサミコ酢はいつも多めにかけてしまい、すぐになくなってしまった。
買ったのはこのお店。
船に戻って乾杯
港へ戻るケーブルカーは夜はものすごく混雑すると聞いていたので、クルーズ船の門限(?)は22時だったけど早めに船室に戻って、バルコニーで乾杯した。
午後にはもう一隻クルーズ船が来ていたが、私たちの船とは違って船の上にウォータースライダーがあるような若い人向けのパーティー船だった。4000人も乗れる大型船らしい。
夜になると、そのクルーズ船と背後のサントリーニ島は、こんな風景になった。
というわけで、サントリーニ島はここまで!明日はミコノス島。
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