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クルーズ旅で予定外の体調不良

今年の5月から6月にかけて、10泊11日の地中海&エーゲ海クルーズに行ってきた。

これまでの記事は、こちら。

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本格的に発熱@エーゲ海

エーゲ海の夕日

だんだん具合が悪くなる

昨日のミコノス島散策あたりから、なんか風邪の引き始めっぽい気がする・・・と思っていた。

夜はなんとか頑張って、せっかく予約していたスペシャリティレストランのディナーにも行き、その後はスタンダップコメディも見に行った。

豪華なディナーを食べるも、撮った写真はこの前菜だけだった(笑)
イギリス人のスタンダップコメディを1時間鑑賞。

なんとかディナーとコメディショーは耐えたけど、その日の夜からどんどん熱っぽくなり、横になっても苦しくて夢とうつつを行ったり来たりしていた。が、体温計を持ってきてないので、何度なのかわからない。37度台くらいの微熱だった気もするし、結構しんどかったから38度台後半くらいだったのかもしれない。

翌朝。まだ熱がある。朝焼けが美しかったので、その風景だけ写真に収め、また眠った。ちなみにクルーズ中、カーテンは基本的に夜も開けっ放しにしていた。夜の海は暗いし、朝起きたら何よりまず、外に広がる風景を見たかったから。

手洗いした洗濯物を乾かし中

オリンピアには行けず

この日はギリシャのオリンピアへの寄港日で、私たちはツアーを予約していたのだけど、私はとても行けそうにない。吐き気などがあるわけではなく、ただ熱が出て頭痛がして、とにかく体を休めたい状態だったので、私は一人で大丈夫だからと夫に言い、ツアーは夫に一人で行ってもらうことにした。

部屋ごとに担当のクルーがいるので、いざとなったら電話することもできるし、船内には急病の人に対応する救護室もある。私が一人で寝ていたときにクルーが部屋に来たので、体調が悪いことを告げるととても心配してくれて、大丈夫か、必要なものはないかと時々様子を見に来てくれた。

私たちの部屋を担当してくれたのは、インドネシア出身の30代後半くらいの男性だった。いつも朗らかで、気が利いて、部屋の清掃もベッドメイクも毎日完璧にしてくれて、本当にありがたかった。

オリンピック発祥の地のオリンピアに行けなかったのは残念だったけど、一人でツアーに参加した夫は、「オリンピアはつまらなかったよ。ツアーも退屈だった」と言っていた。まあ、それも夫の優しさかもしれない(笑)

夫がオリンピアで買ってきた、観光名所の説明の紙が出し入れできるボールペン

朝も昼も何も食べずに寝て、夜は夫がビュッフェから果物を持ってきてくれたので、それを食べてまたひたすら寝る。

翌日は終日航海日

翌日は10泊11日のクルーズの10泊目で、終日航海日だった。明日の朝にはローマに着く。だから、ローマ到着に備えて、引き続きひたすら寝ることにした。

終日航海日とは↓

この日は、熱も微熱程度に下がった感じで、前日よりは動けるようになったので、時々バルコニーに出てみたりした。

この日は、イタリアのブーツのつま先とシチリア島の間の狭い海峡を通る日で、イタリアがすごく近くに見えた。

終日航海日だし、私はずっと部屋に閉じこもりきりなので、バルコニーで暇そうな夫。

ごめんよ〜

この日は最後の夜だということで、ビュッフェには豪華なケーキが並んでいた。

花びらの飾りもすてき

でも、私は残念ながら甘いケーキは苦手なので、写真を撮るだけで終了。

船内は最後の夜ということで、ライブで盛り上がっていた。

下船(チビタベッキア→ローマ)

10日間のクルーズ旅が終わり、船はローマから電車で1時間ほどのチビタベッキアの港に着いた。この日には、日本から持ってきていた薬も飲んで、何とか動ける状態になっていた。

チビタベッキアには「日本聖殉教者教会」という教会がある。電車に乗る駅のすぐ近くだったので、行ってみることにした。

日本聖殉教者教会

日本聖殉教者教会

ここには、とても珍しい和服姿のマリアとイエスがいる。

このチビタベッキアは、伊達政宗によって派遣された慶長遣欧使節団が1615年に上陸した地。ここから使節団はローマに向かい、ローマ教皇に謁見した。

使節団の支倉常長
殉教する日本のキリスト教徒と、これを描いた画家長谷川路可の自画像

地元の人が集う普通の教会の壁画に、和装の聖母子像や江戸時代の日本人が描かれているというのは、なんとも不思議な感じがした。

チビタベッキア

チビタベッキアは静かな港町で、居心地良さそうだった。

これから向かうローマは、きっと大混雑のカオスなので、ここでしばしの静けさを楽しもうか。

向こうにはクルーズ船がたくさん
電車の時間までコーヒー休憩

私はイタリア語を勉強中(まだ初級レベル)で、このカフェではじめてイタリア語でちゃんと注文ができた。嬉しかった(笑)

ローマへ

チビタベッキアからローカル電車でローマへ。ほとんどの場合、クルーズ船から降りた人は同じようにローマに電車で向かうので、駅のチケット売り場には長い行列ができていた。

アプリ「omio」が便利

でも、長い行列にわざわざ並ばずとも、チケットは実はネットで簡単に買える。omioというアプリで日本語で買えて、紙のチケットを出力する必要もない。もし検札が来たらオンラインチケットを見せるだけ。イタリア以外のヨーロッパの電車やバスにも使えるので、ヨーロッパ方面を旅する人はスマホに入れておくといいと思う。

ローマに着いた

ローマのテルミニ駅に到着。ここからは、ローマに4泊して南に向かう。今日はここまで。

続き↓


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