【はじめての地中海クルーズ】バルコニー付き船室が最高すぎた件
こんにちは、エバンス愛です。アメリカ人の夫と国際結婚し、夫婦で英語を教えています。2024年5月から6月にかけて、地中海とエーゲ海を旅行してきました。
これまでの記事は、こちら。
・地中海とエーゲ海で英語が公用語のクルーズ船で困ったこと
・海外発着のクルーズ船で気づいた、旅を楽しむのに不可欠な英語スキル
・初めてのクルーズ旅でアメリカ人夫を見直した理由
・日本のとてつもない存在感を感じた地中海クルーズ旅
・英語と世界史で100倍楽しくなったトルコ旅
・イスタンブール発バルセロナ行きの機内で実感した旅の醍醐味
・【2024年5月地中海】🇪🇸バルセロナの危険エリアに宿泊
バルセロナで買い物
クルーズ船は、12時から順次チェックインが始まり、17時に出港という予定になっていた。なので、午前中はちょっと買い物に出かけた。
ZARAで、29ユーロのシャツを買った。きれいなロイヤルブルーのシャツで、安いと思って買った。
でも、円安なので、会計を済ませた後で冷静になって日本円に換算すると、ユーロの数字で自分がイメージした金額よりも必ず高い。実際、29ユーロは約4,600円だった。が、日本のZARAオンラインショップでは同じ商品が6,900円だったので、それで許されたことにする(笑)。
クルーズ船へ乗船
ガラが悪い地区のホテル(※【2024年5月地中海】🇪🇸バルセロナの危険エリアに宿泊参照)から、タクシーで港へ向かう。
バルセロナはクルーズ船が多く停泊する。これだけたくさんの船がいるということは、クルーズ船(一隻あたり数千名)の客だけで、数万人の観光客がバルセロナの街にいることになる。
クルーズ船ターミナルに到着。クルーズ船は数カ国を周るので、ここでパスポートチェックをする。
bienvenidoはスペイン語、benvingutはカタルーニャ語。バルセロナは実はカタルーニャ語圏なので、街の標識はスペイン語とカタルーニャ語が併記されている。フランス国境で話されるカタルーニャ語は、当然フランス語に近い。スペイン語を理解しない私は、カタルーニャ語表記にだいぶ助けられた。
ちなみに、バルセロナのホテル、レストラン、ZARAなどのお店では、英語も全く問題なく通じた。というかむしろ、「ラテン系の国の人は英語が苦手」というイメージがあったが、少なくとも私が話した接客業系の人たちは、みんな英語が流暢だった。もしかすると、他のEU圏から来ている英語が流暢な外国人労働者がサービス業には多いのかもしれない。
ターミナルは空港と同じような感じで、パスポートコントロールを終えたところにお土産屋さんがあり、その先から通路を渡って乗船する。
クルーズ船内の様子
船の中は吹き抜けになっている。私たちの乗ったクルーズ船「Celebrity」の名物らしい、吹き抜けの途中に浮かんでいる木。
エレベーターは、この吹き抜けに面してガラス張りになっている。高所恐怖症ではないのに、私は毎回怖かった。なので、階段ばかり使っていた。
船内には図書館があって、ここで静かに読書したり仕事をしたりしている人もいた。
私たちの乗った船は全長317メートルだそうで、端から端まで歩くだけでかなりの運動。最初に自分たちの部屋を見つけるまで、結構歩き回った。
そして、お部屋に到着!
ここで10日間寝泊まりする。
私たちは、バルコニー付きの船室を選択した。クルーズ船で最も多いタイプの部屋。
バルコニーは広々としていて、椅子とテーブルもある。私たちが旅行した5月末から6月初旬の地中海は気候が良く、気温は25度前後で毎日快晴だった。バルコニーで海風にあたりながらコーヒーを飲んだり、ルームサービスの朝食を食べたり、ワインを飲んだり、読書したり、PCで仕事したり、歯磨きしたり(笑)、お隣さんと雑談したりと、長い時間をここで過ごした。
実は、船には窓なしの部屋もたくさんあり、バルコニー付きの部屋の半額くらいで泊まれる。船内にはデッキやプール、ビュッフェやカフェ、ブティックやカジノなど、たくさんの居場所があるので、部屋に閉じこもっている必要はないし、やることはいくらでもある。だから、部屋は寝るだけの場所と割り切って窓なしの部屋で節約し、浮いたお金で寄港地を楽しもうと考える人もたくさんいる。
でも、今回バルコニー付きの部屋に泊まってみて、私たち夫婦はもう今後のクルーズ旅はバルコニーなしの部屋は考えられないほど、バルコニーが気に入ってしまった。
バスルームはこんな感じ。清潔だし、日本の写真には写っていないけど、鏡の左にも十分な収納スペースがあり、2人が10日間暮らすには問題ない。
ただ、シャワーの水圧はまあまあだったけど、シャワーヘッドが取り外しできなくてちょっと不便だった。それほど大柄ではない夫は、ガラス扉を閉めるとシャワーが狭いと文句を言っていた。
出港
船に乗ると、まず乗客は避難訓練に参加しなければならない。と言っても、各自で部屋のテレビや自分のスマホで短いセーフティ動画を見て、船内の指定された避難場所に行ってクルーに訓練の終了確認してもらう、という簡単なもの。
これが全員完了しないと、船が出港できない。「あと数人、まだ避難訓練が終わっていないお客様がいらっしゃいます!」と何回もアナウンスが流れていた。
17時出港だったはずだけど、1時間くらい遅れてようやく出港。
乗客はみんなデッキに出て、お酒を片手に出港をお祝い。年齢層高めの客層なので、大騒ぎする若者とかはいない。
スペインと言えばサングリアなので、バーで白ワインのサングリアを頼んでみた。ちなみに、船の料金にアルコールは含まれていない。「ドリンクパッケージ」という飲み放題プランも選択できるのだけど、その場合は1人1日90ドル(約13,000円)もする上に、同行グループは全員頼まないといけない。
夫ならきっと余裕で元取れるくらい飲めるけど、2人で10日間でドリンクパッケージを頼んだら、お酒代だけで26万円!さすがにあり得ないので、お酒を飲んだらその都度支払うことにした。なお、船の上では現金もクレジットカードも使わず、ルームキーにチャージされていき、後でまとめて請求される仕組み。
ディナー
私たちの乗ったクルーズ船では、ビュッフェとメインダイニング(標準のコース料理が出てくるレストラン)は船の代金に含まれている。なので、お酒さえ飲まなければ、追加の飲食費を一切払うことなく、10日を過ごすことができる。ビュッフェもメインダイニングも、食事は美味しい。しかも食べ放題。
でも、スペシャリティダイニングという、追加料金が必要な高級レストランも船内にいくつかある。イタリアンやフレンチ、日本食レストランもあった。
初日はスペシャリティダイニングが3割引になるとクルーから聞き、私たちは急遽フレンチレストランで食事することにした。
結局、10日間の旅でこのレストランの食事が一番美味しかったし、サービスも素晴らしかった。
ちなみに、こういう高級レストランで食事をして、ウェイターさんがものすごく親切で丁寧な接客をしてくれ、目の前でパフォーマンスをしてくれ・・・となると、日本人はほんとに困るのがチップ。でも、クルーズ船では定額でチップが自動的に請求されるようになっているので、何も考えなくていいのがありがたい。
というわけで、今日はここまで!お読みいただき、ありがとうございました。
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