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イギリス旅行9★廃墟のアーカート城&通じなかったアメリカ英語

エジンバラからレンタカーでネス湖畔のホテルに到着し、ホテルで予約していた夕食が8時だったので、その時間まで周囲を散歩。

※この記事は、2022年4月に、コロナ禍で17日間のイギリス旅行をした記録です。

【これまでの記事】
イギリス旅行1★2022年4月の関空、国際便の搭乗率や海外の空港の様子
イギリス旅行2★エジンバラはどこを見てもため息が出るほど美しかった
イギリス旅行3★スコットランド英語が聞き取れなさすぎて落ち込む
イギリス旅行4★エジンバラで絵になる街歩き
イギリス旅行5★アーサーズ・シートでエジンバラの絶景を堪能
イギリス旅行6★スコッチウィスキーエクスペリエンス
イギリス旅行7★セント・ジャイルズ大聖堂の美しすぎるステンドグラス
イギリス旅行8★レンタカーでスコットランドの美しい大自然を走る


ホテルの周囲を散歩していたら、テレビでは見たことがあった噂のこれを発見!

Public right of way to Drumnadrochit(ドラムナドロッキットへの公共通路)とあります。

通り道はみんなのものだ!だから、誰でも通っていいはずだ!という、イギリス独特の権利をright of way(通行権)と言い、こういう表示があれば、私有地でも通っていいそうです。

なので、せっかくの権利を行使させていただき、牧草地の脇道のような通り道にやってきました。

夜の7時頃でもまだこの明るさ。4月上旬のスコットランドの日没は8時頃です。
4時間半のドライブの予定がまさかの7時間運転で、お疲れの人。

参考記事:

ネス湖畔の小さな村を散策。

ようやく、ディナーの時間になりました!

エジンバラでハギスが気に入ったので、またハギスを頼みました。

ハギスは、「世界一まずい料理」なんて言われていて、「羊の内臓を羊の胃袋に入れて茹でたもの」と聞くと、確かにグロい料理に聞こえます。

でも実際は、「内臓」感はプチプチした食感だけで味は、コショウなどの香辛料の味です。その強めに効いた香辛料がとっても美味しい。

参考記事:

そして、朝食。

私はサーモンのエッグベネディクト。

カリカリのマフィンの上にポーチドエッグとサーモンが乗っていて、美味しかったです!

夫のスコティッシュ・ブレックファースト。

この黒い丸いやつは、ブラックプディングです。

プディングと言っても、甘いプリンではなく豚の血を混ぜたソーセージとのことで、これも言葉にするとグロいけど、食べると普通に美味しいです。

ちなみに、この時に夫マイク(アメリカ人)は、「How would you like your egg?(卵はどう料理しますか?)」って女性のウェイトレスさんに聞かれて

「Sunny-side up!(目玉焼きで)」

って答えたら、通じなかった・・・

イギリスでは、目玉焼きはfried eggと言うそうです。アメリカ英語とイギリス英語の違いですね〜。

私たちが宿泊したこのホテル、食事もおいしくて部屋も良かったです。

そして、ネス湖を見ながらホテルから車で10分ほど行った先に・・・

廃墟になったお城、アーカート城がありました。

城攻めに使われたトレビュシェット(投石機)。

スコットランドでは、クラン(氏族)ごとにタータンチェックの柄が決まっています。だから、本来であれば柄は何でも好きに選んでいいわけではないそう。

(まあ、現代で日本人の私たちがスカーフとかを買うときは、何でも好きなのを選んだらいいと思うけど)

でも、このガイドさんに「どこのクランのタータンですか?」って聞いたら、「ああ、これは別に決まったクランの柄じゃなくて、現代風にアレンジしたやつなんだよ」と言ってました。

イギリスの歴史のことは全く詳しくないんですが、ドラマ『アウトランダー』を見ていたおかげで、スコットランドとイングランドの対立が少しは分かってきました。

このお城は、カトリックのスチュアート家の復興を目指す、スコットランド側(ジャコバイト)に押されたイングランド側が、敗走するときに破壊していったそうです。

もったいない・・・

このお城が今も残っていたらネス湖に映えてどんなに美しかったか・・・と思うと同時に、廃墟になってしまったからこそ感じる美しさは、日本の侘び寂びや滅びの美学と通じるところがあるのかも。

湖に続く城門。

ビジターセンターも整備されていて、お土産をゲット。

旅先でつい買っちゃうマグネットと、スコットランド国花のアザミ柄のトレイ。

この日もお天気に恵まれ、美しいネス湖とお城が見られて最高の一日でした!

この日は、これからスカイ島へ向かいます。

続く。

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