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お金を稼ぐことに、罪悪感がありますか?

お金を稼ぐことに罪悪感を持つ人って、多いと思うんです。

私も、それで長く悩んできました。

「独立を考えている」「会社員をしながら副業を始めた」という人が私の周りにも増えてきて、サービスの価格の設定などについてご相談を受けることが多くなりました。

でも、その人たちが本当に何で悩んでいるかというと、何円にするかという金額の問題ではなく、「自分みたいなたいしたことのない人間が、人様からお金をいただいていいのだろうか」ということです。

会社勤めでお給料をもらっている人は、そんなことはあまり考えないと思います。私もそうでした。自分が会社のお客様から直接お金をもらっているわけではなかったし、お金の流れが見えにくかったからだと思います。

でも、いざ自分が起業して、直接お客さんからお金をいただくとなると、そのお客さんは、自分の懐を痛めながらお金を私にくださるわけで、

「私がお金をもらっていいんだろうか・・・」
「高すぎる、そんな価値ないって思われてないだろうか・・・」

って思うと、お金をいただくのが辛かったです。

お金を受け取ることに罪悪感を持つ理由

お金を受け取ることへの罪悪感の一番の原因は、そのお金で「自分と家族を満たす」という小さい範囲しか見ていないからだと思います。

もちろん、「稼いだお金は、全部寄付しましょう!」とか、「贅沢しちゃダメ!」と言っているのではありません。

たとえば、稼いだお金で家族でちょっといいレストランでお食事するとしても、こう考えてみてはいかがでしょうか?

「このお食事を通じて家族関係がよくなることで自分はさらに仕事が頑張れるし、もっと成長できるし、お客さんをもっと幸せにすることができる」

「お客さんが幸せになったら、そのお客さんの家族や、会社の人や、地域の人にもいい影響が及んで、ひいては世の中全体が良くなる」

こう思っていれば、お金を受け取る時の気持ちも変わると思いませんか?

渋沢栄一は福祉事業に力を注いだ

たとえば、2024年から1万円札の顔になる渋沢栄一は、福祉事業にも力を注いだ人です。

当時、老人介護施設や障害者の支援施設が整っていませんでした。もちろん、そういった施設を運営するには莫大なお金が必要です。渋沢さんは、事業で成功して得たお金を世のため人のために使いました。

「世のため人のため」と思って働いていれば、お金を受け取る罪悪感なんて、必要でしょうか?

渋沢栄一的マインドで生きるには、「世のため人のため」に働いて、かつ大きく稼ぐことです。

自分の精神性を高め、人格を磨く努力をしながら、自分の商売や仕事を通じてお客様や周りの人を幸せにし、お互いが繁栄するような生き方。

自分の仕事によって、日本が、世界が、より良くなっていくような生き方。

そういう生き方、働き方を常に念頭に置いておくことで、お金を稼ぐことに対する罪悪感も小さくなっていくと思います。

あなたのサービスを待っている人のために、ぜひ、勇気を出して一歩を踏み出してくださいね。

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