【地中海クルーズ旅】終日航海日の1日ルーティーン
こんにちは、エバンス愛です。アメリカ人の夫と国際結婚し、夫婦で英語を教えています。2024年5月から6月にかけて、地中海とエーゲ海を旅行してきました。
これまでの記事は、こちら。
・地中海とエーゲ海で英語が公用語のクルーズ船で困ったこと
・海外発着のクルーズ船で気づいた、旅を楽しむのに不可欠な英語スキル
・初めてのクルーズ旅でアメリカ人夫を見直した理由
・日本のとてつもない存在感を感じた地中海クルーズ旅
・英語と世界史で100倍楽しくなったトルコ旅
・イスタンブール発バルセロナ行きの機内で実感した旅の醍醐味
・【2024年5月地中海】🇪🇸バルセロナの危険エリアに宿泊
・【はじめての地中海クルーズ】バルコニー付き船室が最高すぎた件
クルーズ船のスケジュール
私たちが乗ったアメリカのクルーズ船「Celebrity Equinox」の10日間地中海クルーズのスケジュールは、こんな感じだった。
1日目(5/25):バルセロナ(スペイン)発
2日目(5/26):Sea Day
3日目(5/27):バレッタ(マルタ)
4日目(5/28):Sea Day
5日目(5/29):アテネ(ギリシャ)
6日目(5/30):エフェソス(トルコ)
7日目(5/31):サントリーニ(ギリシャ)
8日目(6/1):ミコノス(ギリシャ)
9日目(6/2):オリンピア(ギリシャ)
10日目(6/3):Sea Day
11日目(6/4):ローマ(イタリア)着
この中にある3つのSea Dayとは「終日航海日」のことで、1日中、船の上で過ごす日。なので、今日は私が終日航海日にどんなことをしたのか、紹介してみようと思う。
1.早起きして朝日を見ながら散歩
まず、早起き。旅先では、普段は特に気にすることのない朝日や夕日が猛烈に見たくなったりする。
朝6時頃の空。
当たり前だけど、太陽は毎日昇って毎日沈んでいる。でも、わたしたちは日々の雑事に追われて、それを眺める時間をわざわざ取ろうとなんてしない。でも、こうやって美しい空を眺めていると、旅をしていない普段の毎日だって、こんなに美しく始まっている特別な日なんだということに気づく。
ちなみに、日の出を見るために早朝からデッキに来ていたくせに、私はその瞬間をうっかり見逃しそうになり、近くにいた男性に教えてもらった。その時の記事はこちら。↓
デッキで日の出を見た後は、まだ誰もいないラウンジへ。
食堂で入れたコーヒーを、部屋のバルコニーで空と海を眺めながら飲む。「こんな贅沢があっていいのだろうか」というくらい、幸せな時間。
でも、ふと思った。私の大阪の自宅からだって、海や地平線は見えなくても、朝焼けも朝日も見える。その美しい空を眺めながら美味しいコーヒーを飲んで、幸せを感じることだって、ほんとだったら簡単にできるはずなのだ。それをしないで、旅をした時にしか朝日を楽しまないなんて、あまりにもったいないことではないのか。
余談だが、私の母は48歳で未亡人になった。ちょうど今の私の年齢だ。母はしばらくものすごく落ち込み、それから、なぜか毎朝1時間のウォーキングを始めた。身内も引くほどコツコツ努力家タイプの母は、25年経った今もその習慣を毎日続けている。今では、減量し健康的になったのはもちろん、父が元気だった時より性格が明るくなり、よく笑うようになった。
いつか母が、早朝ウォーキングの効果について「広い空を独り占めしたような気分で、なんとも言えず幸せになる」と言っていた。「朝日を浴びると幸せホルモンが放出される」と言われるが、母はこの早朝ウォーキングのおかげで、夫の死の悲しみを乗り越えた。
ちなみに、船のデッキはウォーキングコースになっていて、ぐるっと一周回れる。船では食べ放題(ドリンクプラン付きの人は飲み放題)で体重が増えがちなので、頑張って歩いてる人も少なくない。さぞ幸せホルモンがドバドバ出ていることだろう。
2.メインダイニングで朝食
バルコニーでコーヒーをゆっくり飲んだ後は、朝食。船上にはいろんなレストランやカフェ、ハンバーガーショップ、ビュッフェなどがあって、どこでも好きな場所で食べられて、その食事代も旅行費用に含まれている。(※一部のレストランは追加料金がかかる)
3.バルコニーで読書
朝食の後は、バルコニーで海風を感じながら読書をする。
明日の寄港地がマルタなので、それに備えて予習。マルタ騎士団というのは国であり、パスポートもあるそう。領土はないけど国である・・・という、謎な存在。この本は、日本人初のマルタ騎士団員によって書かれたもの。
飲んでいるマンゴージンジャーティーは、バルセロナ在住のYoutuberさんがおすすめしていたもの。生姜茶だけどマンゴーの甘みがあって、おいしかった。
生姜は船酔いに効くらしいので、クルーズにはちょうど良い。まあ、初夏の地中海は本当に穏やかで毎日快晴で、私は船酔いするどころか、船の上にいるのを忘れるくらい快適な時間を過ごした。
4.クイズイベントを横目で見る
終日航海日と言っても、食事やお酒を楽しむほかに、船上にはジムもブティックもカジノもあり、イベントもたくさんやっているので、退屈することは全くない。
このラウンジでは、毎日のように「トリビア」というイベントをやっていた。
トリビアとは物知りクイズみたいな感じで、「コロンビアの首都は?」「フランス革命が起こった年は?」といった問題を司会が出して、それに参加者が答えるというもの。簡単な問題も、結構難しい問題も出題される。
欧米人には、Sea Dayはひたすら船のデッキで寝転んで日焼けに命をかけている人もいれば、トリビアに命をかけているインドアタイプな人もいて、面白い。
私たちは日焼けも嫌だけどトリビアの輪にも加わらず、ラウンジの端に寝転んで、問題を盗み聞きしてはお互いに答えを言い合っていた。
5.レストランでランチ
そうこうしていたらランチの時間になる。イタリアンレストランで海を見ながらランチ。
6.洗濯
10日間も船の上にいると、洗濯物も溜まる。ルームサービスにお願いすることもできるけど、1回5,000円近くかかるので、日本から手洗いキットを持って行った。これがすごく便利だった。
このジップロックに水と洗剤を入れてしばらく漬け置き、袋の上からもみ洗いし、水を何回か入れ替えてすすぐ。そして、バスタオルで水分を拭き取り、部屋の中に干す。
クルーズ船の部屋の中はすごく乾燥しているので、洗濯物もすぐ乾く。夜の間に干しておくと、部屋の乾燥防止にもなって良き。
7.大海原を眺める
海をぼーっと眺めるだけで、癒やされる。地中海の終日航海日は、陸地が見えることもあれば、四方八方海しか見えない場所もある。写真には撮れなかったけど、イルカの群れを見ることもできた。
バルセロナからマルタまでのSea Dayはほぼ海だったけど、アフリカが見えた。陸地が見えるとなぜかうれしい。
8.夕日を眺める
船上では、朝日はもちろん夕日もとびきり美しい。
9.ビュッフェで夕食
終日航海日は、とにかく食べてのんびりの日になりがち。まあ、欧米人の方たちは、そうやって「何もしない日」を過ごすためにクルーズ船で休暇を取っている。でも日本人としては、ちょっとそわそわする。
ビュッフェには、食べ切れないほど様々な種類の食事がある。日本人にはうれしい米のメニューもあるし、サラダやフルーツ、デザートも豊富なので、毎食ビュッフェでも全然困らない。
残念ながら、私はアメリカのケーキは甘すぎて受け付けないので、写真を撮るだけで終了。
10.ショーを楽しむ
クルーズ船内の劇場では、プロのパフォーマーによるライブ、クラシックコンサート、オペラ、演劇、ダンス、コメディなど、様々なエンターテインメントが毎晩あって、全く退屈しない。
乗客はお金を払う必要なく(※船によっては有料の場合もある)、自分の部屋から歩いて5分の船内の劇場で生のパフォーマンスを楽しむことができる。毎日違うプログラムで、時間は45分程度とちょうど良い。
私は、初めてイギリス人のコメディを鑑賞した。スタンダップコメディが大好きな夫は、私が果たしてどのくらい理解できるのかと心配していたけど、ほとんど問題なく聞き取れ、他の観客と一緒に大笑いして楽しんだ。クルーの多種多様なお国訛りと比べたら、イギリス人の正統派イギリス英語なんて楽勝。
とは言え、多分、クルーズでなければ私が英語圏のお笑いライブを生で見に行く機会などなかったと思うので、貴重な体験になった。
夜には船のあちこちで歌のパフォーマンスが行われていて、みんながお酒を片手に踊ったり、歌ったりする。
というわけで、今日は終日航海日はどんな過ごし方をするのか、ご紹介してみました!
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