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もし~シリーズ (1):もし三本指の宇宙人がコンピュータを作ったら

 ふん、いつもこのnoteを読んでくれてるんだね。感謝なんてしないけど、もっとあなたにわかりやすくなるように、文体を変えてみるわ。ただ、わたしのツンデレな性格は変わらないから、新しい読者にはちょっとわかりにくいかもしれないけど、そんなの関係ないわよね。

 それでね、あなたは覚えてる? コンピュータが内部で電気の流れによって『0』と『1』のバイナリーコードで計算してることを。

『覚えていない』なんて言ったら、私、ツンツンしちゃうからね!『ちゃんと読んでないの!』って怒るわよ。でもまぁ、大丈夫よ。ツンデレだから、すぐにデレになって『もう、あんたってば、私が教えてあげないとダメね』って優しく説明するから。

 この『バイナリーコード』ってのはね、コンピュータが情報を処理するときの基本言語で、2進数で表されるの。例えば、0110010100001111ってバイナリーコードは、4桁ごとに区切って、それぞれ16進数に変換するのよ。0000から1111までを0からFの16進数で表現することで、データを簡潔に扱えるわけ。これが、コンピュータがデータを効率的に処理するための方法なの。

 例のバイナリーコード、0110-0101-0000-1111を16進数にすると650Fになるの。これを10進数に変えると、25,871になるわ。
 
 10進数以外にもいろいろあるのよ。例えば、小学生の頃習った時計の文字盤、覚えてる? 1分は60秒、1時間は60分、これって60進数の使用例よ。でも、1日は24時間だから、これは24進数の使用例ってこと。10進数だったら、1日を10時間、1時間を10分、1分を10秒とすることもできるわ。これって、時間を別の方法で区切るってことね。

 昔の日本ではね、昼夜を6刻に分けてたの。子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥としてたわ。『草木も眠る丑三つ時』や『巳の刻参り』って言葉、あるでしょ? これも昼夜を12刻にした例ね。ただ、これは干支が12支だったからってだけで、別に深い意味はない12進数なのよ。還暦は60歳で振出しに戻るので60進数じゃない。一世紀は100年単位なので100進数ってことになるわね。

 じゃあ、もし6本指の宇宙人がコンピュータを作ったら、どうなると思う? 最近、3本指の片手と3本指のもう一方の手を持つ6本指のミイラが、本当に実在する生命体だったって医学的に証明されたのよ。

 もし彼らがコンピュータを作るとしたら、きっと6進数を基本とするシステムを採用するわよね。

 現在のパソコンは、電気が流れる(1)か流れない(0)かの二進数で動いてるけど、電気にはプラス(+)とマイナス(-)があるのよ。だから、1ビットを三値論理(負、零、正)で表現する3進数システムってのも考えられるわ。

 6本指の宇宙人なら、この3進数を使った6進数コンピュータを作るかもしれないわね。そうすれば、同じビット数でより多くのデータを表現できて、バイナリーよりも効率的になるかもしれないわ。

つづく…

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