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コミックやアニメにおける『属性』設定の重要性
本来、人や企業などに対してレッテルを貼ってカテゴライズする行為は、様々なバイアス問題につながるため控えるべきです。しかし、コミック や アニメの世界ではキャラクターが際立っていない作品は誰も読まないため、キャラクターを強調するための『デフォルメ』という手法が活用されます。本稿では、コミックやアニメの原作者向けに、一部デフォルメ手法を使用して解説しています。
ノンフィクションの世界では、デフォルメやイメージ操作は慎むべきです。しかし、新聞やニュース番組でも、すべての出来事を報道しているわけではなく、読者や視聴者の興味を引く部分に焦点を当て、どれだけ興味を引き付けられるかを競っています。
この演出や誇張が行き過ぎると報道倫理や放送倫理上の問題がありますが、緊迫感のある情報については、記事の執筆手法やアナウンサーのトーンなどで、感情を表現しないと情報が的確に伝わらないのも事実です。笑いながら死亡事故を朗読したり、怒りを込めて祝い事を朗読するアナウンサーは、すぐに降ろされるか、それ以前の問題として、アナウンサーにはなれません。
ビジネスシーンでは、取引先、顧客、視聴者の印象に残る演出はある程度必要で、スーツの着こなし、印象的な話し方、知的に見せるテクニックなどは、全て印象を操作するテクニックと言えます。中身がない人ほど、スーツの着こなしは重要なんです。
本稿は印象操作手法を説明する目的で作成されているため、その前提で部分的にデフォルメされた情報が含まれていることを了承の上、ご一読ください。情報リテラシーやAIリテラシーでは、どの部分がデフォルメで、どこがフェイク情報なのかを見抜く力が極めて重要です。
ところで、私が更新を楽しみにしているnoteで広報活動をしている方から最近は『ツンデレタイプ別診断ったー』のようなサービスがあることを教えていただきました。
海外のツンデレ研究の第一人者(日本国内では誰も岡田斗司夫には敵わない)としては、このような『タイプ別診断』に負けるわけにはいかないので、以下に情報工学者として、『タイプ別診断』のような診断アプリの開発にはどのような基礎知識が必要なのかを #駆け出しプログラマーと繋がりたい や #駆け出しエンジニアと繋がりたい などのハッシュタグで探している人向けに解説します。
プログラミング、ゲーム、アニメ、ビジネスの何れの話をしているのか混乱している読者もいらっしゃるかもしれませんが、これが秋葉原ワールド全開モードです。 #AkihabaraWorldInFullSwing
この手のアプリは決定木というアルゴリズムの基礎を使っているだけです。例えば、Chat AI (GPT, Bing AI, Bartなど)に『典型的なツンデレの類型の特徴を10種類に分類してください』とリクエストし、生成された10種類の答えを事前にテンプレートとして用意しておきます。そして、アプリは、この10個の中から入力された名前やアカウント名に基づいて適当な答えを選びます。
決定木を使わずにできる一番簡単な方法は、7種類の答えを用意しているのなら、1~7の『乱数』を発生させて、そのうちの1つを選ぶ『おみくじ方式』です。おみくじの種類は、大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶・大凶の7種類のテンプレートの中から適当に選ぶだけです。開発者が7種類だけだと飽きられてしまうと思うのなら、それぞれに10種類のバリエーションを作って70種類にするのでも、それぞれ100種類のバリエーションを作って700種類にして、大吉(70%)・吉(5%)・中吉(5%)・小吉(5%)・末吉(5%)・凶(5%)・大凶(5%)のように大吉が出易いように小細工するのでも良いです。
他にも入力された『文字列』を『バイナリーコード』にしてから、答えのテンプレートと関連付ける方式でも構いません。
本格的に『AIっぽい 』ことをやりたい場合は、以下の『決定木』というプログラミングの基礎で作っても大した作業ではありません。
決定木(Decision Tree)
決定木のコンピュータでの活用の歴史
『決定木』は、1960年代から1970年代にかけて、『コンピュータサイエンス』、『統計学』、『データ解析』の分野で開発されました。最初は主にデータ分類や解析のために使用されました。1986年に『ロス・キンラン』がID3アルゴリズムを発表し、決定木の生成を効率化しました。これ以降、多くの『決定木アルゴリズム』が開発され、様々な分野で利用されるようになりました。
本稿内のハッシュタグをクリックすると、noteでも誰かが解説しているはずなので、分かり易い説明を探して読めば、直ぐに理解できるでしょう。文字を読むのが苦手な方は、これらのハッシュタグをYouTubeの検索キーワードに使うと、お絵かきしながら解説しているサイトが幾らでもあります。
NLPでの決定木の活用のされ方
NLP (自然言語処理) では、『決定木』は 『テキストデータの分類』、『構文解析 』、『報抽出』などのタスクで使用されます。例えば、テキストデータを特定のカテゴリに分類するタスクでは、文章の特徴を表す多数の特徴量を持つデータセットを、決定木を用いて分類することができます。また、決定木は単独で使用されることもあれば、『ランダムフォレスト』や『勾配ブースティング』などの『アンサンブル学習』の一部として使用されることもあります。
本題とは関係のないプログラミングの話をしてしまいましたが、ここからが重要なコミックやアニメなどの『属性』に関する話です。
アニメなどの属性には、デレ属性、萌え属性、性格属性、職業属性(教師萌えなど)、家族属性(妹キャラなど)、身体的特徴(猫耳、尻尾、翼など)、能力属性(超能力など)、異世界属性(転生ものなど)、服装属性(制服萌えなど)、動物属性(動物の擬人化など)、種族属性(エルフなど)、学業属性(優等生と落ちこぼれなど)、ドラゴン属性、ヴァンパイア属性や、これらの組み合わせなど、多数の属性でキャラクター設定が成り立っています。本稿ではこれらの属性の中でも、人間関係やSNSの読者を魅了する技としても活用可能な『デレ属性』と『萌え属性』について、以下に論文調で解説します。
コミックやアニメ原作における『デレ属性』設定の重要性に関する考察
アブストラクト
『デレ属性 』は、コミックやアニメなどの二次元世界におけるキャラクターの性格設定の一部であり、そのキャラクターが恋愛感情をどのように表現するかを示すものである。本論文では、代表的な7つの『デレ属性』である『ツンデレ 』、『クーデレ』、『ヤンデレ』、『ボコデレ』、『デレデレ 』、『ダンデレ』、『ドンデレ』、について、それぞれのキャラクター的特徴、代表的なキャラクター、アニメ原作における『デレ属性』設定の重要性について考察する。(コンピュータサイエンスの属性:Attributeとは異なる)
本文
『デレ属性』は、日本のコミックやアニメなどの二次元メディアにおいて、キャラクターの性格を表現するための言葉である。デレは、日本語で『恋する』という意味の『でれでれ』という言葉から来ており、『デレ属性』は、そのキャラクターが恋愛感情をどのように表現するかを示すものである。
ツンデレ
ツンデレ属性のキャラクターは、当初は冷たい態度を取るが、次第に愛情深い一面を見せるようになる。ツンデレの『ツン』は、『ツンツン』という擬態語から来ており、冷たい態度を示すことを意味する。代表的なキャラクターとしては、『とらドラ! 』の逢坂大河 が挙げられる。
クーデレ
クーデレ属性のキャラクターは、感情を表に出さず、冷静で理知的な態度を取るが、実は愛情深い一面がある。クーデレの『クー』は、英語で『クール』を意味する『cool』から来ており、冷静な態度を示すことを意味する。代表的なキャラクターとしては、『シュタインズ・ゲート』の牧瀬紅莉栖が挙げられる。シュタインズ・ゲートは多様なデレ属性、萌え属性が登場するアニメにおける属性を理解するために重要な作品である。
ヤンデレ
ヤンデレ属性のキャラクターは、当初は優しく愛情深い態度を取るが、次第に狂気的な一面を見せるようになる。ヤンデレの『ヤン』は『病んでる』という意味の『病ん』から来ており、狂気的な態度を示すことを意味する。代表的なキャラクターとしては、『未来日記 』の我妻由乃が挙げられる。
ボコデレ
ボコデレ属性のキャラクターは、愛する人に対して暴力的な態度を取るが、実は愛情深く、その暴力的な態度は愛情表現の一つである。ボコデレの『ボコ』は、『ボコボコにする』という意味の『ボコ』から来ており、暴力的な態度を示すことを意味する。代表的なキャラクターとしては、『 WORKING!! ワーキング 』の伊波まひる が挙げられる。
デレデレ
デレデレ属性のキャラクターは、常に愛情深く、恋愛対象に対して積極的な態度を取る。デレデレの『デレ』は、『でれでれ』という言葉から来ており、恋愛感情をあからさまに表現することを意味する。代表的なキャラクターとしては、『桜蘭高校ホスト部 』の藤岡ハルヒ が挙げられる。
ダンデレ
ダンデレ属性のキャラクターは、当初は恋愛対象に対して無口で消極的な態度を取るが、次第に愛情深い一面を見せるようになる。ダンデレの『ダン』は、『だんまり』という言葉から来ており、無口で消極的な態度を示すことを意味する。代表的なキャラクターとしては、『 宮ハルヒの憂鬱 』の長門有希 が挙げられる。
ドンデレ
ドンデレ属性のキャラクターは、当初は恋愛対象に対して冷たく無関心な態度を取るが、次第に愛情深い一面を見せるようになる。ドンデレの『ドン(鈍)』は、『無関心』という意味の『どんつき』から来ており、冷たく無関心な態度を示すことを意味する。代表的なキャラクターとしては、『フルーツバスケット 』の草摩夾 が挙げられる。
コミックやアニメ原作における『デレ属性』設定の重要性
コミックやアニメ原作において、『デレ属性』の設定は非常に重要である。それは、キャラクターの性格や行動を読者に分かりやすく示す手段の一つだからである。例えば、『デレデレ属性』のキャラクターは、常に恋愛対象に対して積極的で愛情深い態度を取るため、読者や視聴者はそのキャラクターが恋愛対象に愛情を抱いていることが分かりやすい。また、『ヤンデレ属性』のキャラクターは、当初は愛情深い態度を取るが、次第に狂気的な一面を見せるようになるため、キャラクターの豹変ぶりに驚くことができる。
また、『デレ属性』の設定は、キャラクター間の関係性を構築する上でも重要である。例えば、『ボコデレ属性』のキャラクターは、愛する人に対して暴力的な態度を取るが、実は愛情深く、その暴力的な態度は愛情表現の一つであるため、読者や視聴者はそのキャラクターの愛情深さと、恋愛対象に対する複雑な感情を理解することができる。
結論
『デレ属性』の設定は、キャラクターの性格や行動を読者に分かりやすく示す手段の一つであり、キャラクター間の関係性を構築する上でも重要であるため、コミックやアニメ原作において非常に重要であると言える。
コミックやアニメ原作における『萌え属性』設定の重要性に関する考察
アブストラクト
『萌え属性 』とは、コミックやアニメなどの二次元メディアにおけるキャラクターの特定の特性や行動パターンを示す言葉であり、読者や視聴者に対して、キャラクターへの愛情や共感を喚起する要素である。本論文では、『萌え属性』の種類とその特性、設定の重要性や、読者や視聴者に与える影響について考察する。
本文
『萌え属性』とは、コミックやアニメなどの二次元メディアにおけるキャラクター特定 の特性や行動パターンを示す言葉である。例えば、『眼鏡キャラ 』、『姉妹キャラ』、『ツインテールキャラ』、『萌え仕草』、『萌えシチュエーション』などが、『萌え属性』の一例である。これらの属性は、キャラクターに特定の特性や行動パターンを付与することで、読者や視聴者に対して、キャラクターへの愛情や共感を喚起する要素となる。
コミックやアニメ原作における『萌え属性』設定の重要性
コミックやアニメ原作において、『萌え属性』の設定は非常に重要である。それは、『萌え属性』がキャラクターの個性を強化し、視聴者や読者にとって魅力的なキャラクターを作り出すからである。例えば、『眼鏡キャラ』の属性を持つキャラクターは、知的で落ち着いた印象を与えるため、視聴者や読者にとって魅力的なキャラクターとなる可能性が高い。
また、『萌え属性』の設定は、読者や視聴者に対して、特定の感情を喚起する効果がある。例えば、『姉属性』や『姉属性』や『弟属性』を持つキャラクターは、視聴者や読者に対して、家族愛や親子愛、兄妹愛といった感情を喚起する可能性がある。
『萌え属性』が読者や視聴者に与える影響
『萌え属性』が読者や視聴者に与える影響は、それぞれの個人的な感性や経験に依存するため、一様ではない。しかし、『萌え属性』は、読者や視聴者に対して、キャラクターへの愛情や共感を喚起する効果があるため、二次元メディアに対する愛情や満足度を高める可能性がある。
また、『萌え属性』は、読者や視聴者の心に残るキャラクターを作り出す可能性がある。そのため、『萌え属性』を持つキャラクターは、印象に残るキャラクターとなり、作品全体の魅力を高める要素となる可能性がある。
結論
『萌え属性』とは、コミックやアニメなどの二次元メディアにおけるキャラクターの特定の特性や行動パターンを示す言葉であり、読者や視聴者に対して、キャラクターへの愛情や共感を喚起する要素である。コミックやアニメ原作において、『萌え属性』の設定は非常に重要であり、魅力的なキャラクターを作り出し、作品全体の魅力を高める要素となる可能性がある。
武智倫太郎