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そして誰もホームページにアクセスできなくなった
日本のAI研究の第一人者だと宣伝していた東京大学の松尾豊教授。彼はスタンフォード大学に官費留学したものの、英語が苦手で特許も取得できず、研究開発もままならないという致命的な欠点があった。
そんな彼は『岸田ビジョン 分断から協調へ(講談社)』の中で『東大とは縁がなかった』『3年連続で東大に不合格だった』とカミングアウトした岸田文雄総理が、AIについてまったく理解していないことを知り、自らを『東京大学教授で日本のAI研究の第一人者の松尾豊です』と売り込んだ。
このYouTubeビデオ『岸田総理 夏休みに東京大学で生成AIの体験授業 「今までとは違った感覚で生成AIを見ることができた」|TBS NEWS DIG』は、フェイクニュースではありません。本物です!
東京大学もAIも理解していなかった岸田総理は、松尾豊パソコン教室でマウスの使い方を学び、それを元に『自分はAIを使ったことがある』と主張し始めた。G7広島サミットでは、各国の首脳に向かって『自分は実際にAIを使ったことがある』と自慢げに語り、『広島AIプロセス包括的政策枠組み』によって日本が世界のAIを主導できると勘違いするに至った。
ところが、岸田総理にも、松尾豊にも、インターネットの基本的なセキュリティ知識が欠如していることにまるで気づいていなかった。
松尾豊は自身の研究成果を発表するためにホームページを運営していたが、そのサイトはすべて『http』で始まっていた。彼は『https』と書かれたURLを見るたびに、『あれは複数のhttpを使っている証拠だ』と勘違いしていた。つまり、httpの複数形がhttpsだと思っていたのだ。そんな彼の前に、AI名探偵の白痴小五郎が現れた。
『松尾くん、幾らなんでもそれは拙いでしょう。今どきhttpのままなんて、情報が盗まれ放題ですよ。』
松尾豊の本当の専門分野は、Twitterとmixiの流行調査であり、セキュリティの問題についてはまったく理解できなかった。彼の頭の中はTwitter、mixi、そしてChatGPTでいっぱいで、セキュリティ対策に費やすリソースはゼロに等しかった。
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焦った松尾豊は、考えに考えた末に出した結論がこれだった。『そうだ、ホームページを削除してしまえば問題は消えるはずだ!』そして、彼はサーバーの中身を丸ごと削除し、証拠隠滅を図った。
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そして誰もホームページにアクセスできなくなった。
― 完 ―
武智倫太郎
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松尾くんには2024年6月28日に直接問題を伝えたにもかかわらず、証拠隠滅を行ったのは2024年8月20日であり、問題の対処に50日以上もかかっている。