コロナチャンスとあえて言おう
8都道府県をのぞいては「緊急事態宣言」が解除され、スタイルを変えつつも日常に戻っているかたが多いだろうか。
ここで終わりということはないが、実質的に40日近くは全国的に自粛を強いられていたかたちだ。
みなさん新型コロナウィルス自粛していましたか?
自粛期間で何をしましたか?
私は大きな人生の転機を得た感じがする。
仕事がなくなり、半強制的に周りとの関係が断ち切れたことで、自分自身とゆっくり向き合うきっかけができた。
まずは家をとにかくそうじして、長時間そこにいてもストレスのない状態になった。
自分の部屋でストレスある状態というのもそもそもおかしいのだけど。
いまは「ここにソファーを置いてもうちょっとこうしたいな」とか楽しんでいる。
あとは少しの期間実家に帰ったのだけれど、家族との会話でもあらためてそれぞれこんな風に考えながら生きているんだなみたいな気づきがあった。
それらはこれまでの人生であまりきちんと目を向けていなかった部分だった。
ありきたりな言い方だけど「近くにありすぎて見落としていた」というか。
この1ヶ月強の期間、自分ときわめてそこに近い世界に意識を向けたことで、今後の自分にとって本当に大事なことも見えてきた気がする。
実はそんなにいらないモノとか、必要でない物事が身の周りにひしめいていたし、それは人間関係も含めてで、そういうところに余計なエネルギーをつかってしまっていたんだな~。
毎日仕事に出かけて、それこそ寝る間も惜しんでみたいな生活ではそんなこと考える余裕すらない。
ちょうど世の中的にも、これまで「お金」が中心の社会だったのが徐々に変わってきている。
これからの時代、モノをたくさん所有すること自体には価値はほとんどなくなってくるはずだ。
コロナはその変化の促進剤になると思う。
あれもこれもあって便利な家もいいが、モノが最低限ですっきりした空間のほうが、長時間いたときに心を煩わされない。(個人の見解です。)
例えば読書が趣味の人でも、電子書籍をつかって大量のモノに煩わされることなくたくさんの本を読める時代になった。
私も「紙の本の魅力は捨てがたい」派だけど、この機会に挑戦してみている。
「コロナ禍」「コロナショック」とネガティブに言われがちだけど、生き方を変える千載一遇のチャンスでもある。
もちろんこの混乱のなかこれまで以上に忙しく、社会的役割を果たされているかたたちには頭があがらない。
でももしまだステイホームで普段より時間があるみなさんは、不安になるばかりのニュースを消して、ただのんびりと、自分との対話を楽しんでみてはどうだろうか。
自分自身をしっかり癒してあげることで、まわりで働く人たちにもちょっと優しい気持ちになれるかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?