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最先端IT技術の導入でファンが減る

みなさま、こんにちは。
スキをつなぐAIENKIENの中山です!

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さて、今日は
最先端IT技術の導入でファンが減る
という話で進めていきたいと思います。


IT技術導入の良し悪し

先に謝っておくと、今回のタイトルは半ば釣りです。(すみません)

これから先人が減っていく日本では、小売店などtoCサービスを主にしている事業者は、特に省人化を考えながら事業設計をする必要があると思います。

そんなご時世なので、ITツール導入して人件費削減、効率化はもう当たり前にやらないといけないことの一つに。

例えば、飲食店なら注文パネルでの注文スタイルに変えたり、レジはキャッシュレス対応やセルフレジにしたり。

これらツールを使うと(ググれば出てくる情報を中心に)

▼お店のメリット
・注文ミスが減る
・会計がスムーズ
・現金管理のコストが減る

▼お客さんのメリット
・財布を持たなくて良い
・注文間違いがない
・支払いがスムーズ

などメリットは多いし、人件費も高騰していくことも考えると雇用を減らせるに越したことはないですし、僕もIT技術導入は可能であればどんどん進めた方が良いと思っています。


一方、デメリットも考えると

▼お店のデメリット
・導入コストがかかる場合がある
・社員への研修が必要になる
・災害時には使えない

▼お客さんのデメリット
・お店の人との関係が希薄になる場合も
・高齢者を中心とした現金派には受け入れられにくい
・よく使うキャッシュレスツールが使えないと逆に不便さを感じる

どちらかというと日本のキャッシュレス化は世界からしても遅い方だと言われているので、これらデメリットは感じつつも、日本、企業はキャッシュレス化を進めることに変わりはないでしょう。

またイスラエルの重量計メーカーのシェケルの調査によると、米国人で店舗でのキャッシュレスを好む人は87%に上っているという調査もあります。

しかし、お客さんのデメリットは軽視してはいけないと僕は思います。
IT技術は人々の生活を便利にするツールですが、お客さんがそれを使いこなせなければ、不便・受け入れ難いツールでしかないです。

例えば、誰もが使ったことがあるだろうECサイト大手のAmazonは、2016年に「Amazon・Go」という実店舗をつくり、完全自動清算を初めて導入したが、この技術が広く受け入れられるようになるまでには、Amazonでも時間が必要でした。

また僕の会社がある沖縄だと、モノレール(ゆいレール)はOkicaという専用の交通系ICカードを2014年に発行しました。沖縄独自のブランドを作ることはとても良いことではありますが、その当時は日本全国で一般的なSuica等は非対応だったんです...便利になったのか不便になったのか...(※2020年3月からはSuica等も対応しています)

長く話しましたが、何が言いたいかというと導入するツールや導入時期を見誤るとIT技術は不便なものと思われることもあるということです。


自社の強みを見失うと会社は負ける

そもそも、なぜお客さんはあなたの商品を買うんでしょうか?
あなたしか売っていない物なら、それは買う理由にはなりますが、今の世の中類似商品はいくらでもあります。

以前の記事で話したスターバックスの事例は、売り物はコーヒーではなく、サードプレイス(家でも職場でもない第3の場所)だったりします。

話を戻すと、IT技術は何か新しいものを生み出してくれるのではなく、既存のサービスと組み合わせることで、既存サービスの強みを伸ばしてくれるものです。

そのためメリットだけを捉えるのではなく、企業とお客さん両面でバランスの取れたアプローチを考えていく必要があると思います。


ここで、参考になる企業をお伝えします。

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※参照:​​老舗居酒屋『大甚本店』と営業マンが一連託生で挑んだクラウドファンディングの軌跡

大衆居酒屋『大甚本店』を知っていますか?

30種類もの豊富な小皿料理を昭和レトロな雰囲気で飲める、1907年に創業し、100年以上名古屋で愛され続けている居酒屋です。

この居酒屋のらしさ(強み)の一つに、お会計がそろばんを使うことです。

今の時代にそろばん???と思う方も多いと思いますが、日本全国を探しても会計にそろばんを使う居酒屋は多くないはず。

では、大甚本店は一生会計にそろばんを使うのか?というと、将来的には使うかもしれません。でも「昭和感」を楽しみにお店に通っていた人からすると、少し寂しい気持ちになるかもしれません。

お店のメリットは、必ずしもお客さんのメリットにならないはならないのです。


ということで、今回のnoteは終わりです!

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