ヤバいリサイクルショップ|2024SS
全国1億2000万のリサショファンの皆様、お世話になっております。えー最近当アカウントをフォローいただいた方は、青天の霹靂といったところでしょうか。「なんなの?近頃の猛暑でどうかしてしまったの?」等の声が聞こえてくるようです。
改めてご説明しますと、おれは群馬県のとあるリサイクルショップを定期的に訪れては、そのおかしさ愉快さを逐一記録しては古いアルバムに収め、時々開いては「ありがとう」って呟くことをライフワークとしています。どうかしているのは元からということですね!
この取り組みを始めたのが2017年ごろだったのですが、当時はまだリサイクルショップにさほど注目が集まっていなかったように思います。実に7年程の取り組みの中で、この頃は徐々にリサイクルショップに関心を持つ人が少しずつ増えてきてはいますが、まだまだこれから。
おれは当アカウントをフォロ~いただいている皆様には、時代の最先端を行く情報をお届けしたいと常に思っておりますから、今回はぜひ2024年春夏に観測したリサイクルショップインフォメーションをご覧になっていただきたく、何卒。
▼過去のリサショ記事はこちらから見ることができます。
初めてこのお店を訪れたときはこの豚のオブジェ、20万円ほどで売られていたのですが、今回訪れたときは値札が撤去されていました。なんでしょう…食べるために育てていた豚に情が湧いてしまい、結局ペットとして共生することになったみたいなそんなドラマがあった気がします。これはもはや売り物ではなく、このお店のランドマークとして欠かせない存在になっているのでしょうね。
リサイクルショップの魅力は「所有の曖昧性」ということを以前にも申し上げました。売り物とそうでないものの境界が曖昧で、だんだんと頭がクラクラしてきます。最早そういった区別をつけること自体がナンセンスなのかもしれません。これは突然現れた手洗い場、1,980円。当然水は出ない。
あの中央ゴルフ会の優勝トロフィーも売られています。平成10年なので1998年。長野冬季オリンピックが開催され、松坂大輔が甲子園を制し、ゲームボーイカラーが発売された年ということです。当時の流行語はだっちゅーの。椎名林檎が「幸福論」でデビューした年と時を同じくして、日本のどこかで開催されたゴルフ大会の優勝トロフィー…と言うと少しだけ見る目が変わるのではないでしょうか。そうでもないですか?そうですか…
このトロフィーは580円でした。だいたい、今のたばこ1箱と同じ値段です。これを高いと見るか安いと見るかは人それぞれですが、時の流れと空の色に何も望みはしないように、素顔で泣いて笑う君にエナジイを燃やすだけですね。(どういうこと?)
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サービスエリアのお土産コーナーでよく見かける剣のキーホルダーも売っています。なんとひとつ30円。旅行等で群馬に来た際にうっかり全員のお土産を買い忘れてしまったときもリサショなら安心ですね。
剣も売っていればもちろん盾も売っているのがリサショです。19,800円。鉄でできているのでドラゴンの炎も防ぐことができそう。来るべき戦いの刻に備えるにも、リサショは欠かせない存在ですね。
そして、今回のリサショ旅の中で最も目を引いたのがこちら。パン屋さんでよく見るトングとトレーです。これ絶対どこかのパン屋さんで使われてたやつだろ、と諸行無常に想いを馳せてしまいます。1セット100円で売られていたのですが、これ高いのか安いのか分かりませんね。
以上です。
この7年の間、少なくても半年に一度はこのようにこのリサイクルショップを訪れているのですが、まるで季節ごとに異なる顔を見せる京都の寺社仏閣のように、毎回違った感動、違ったエンターテインメントをおれたちに提供してくれています。リピート観光にうってつけのリサイクルショップ、温泉や城、大自然のような観光コンテンツと並ぶ日も近いのではないかと見ております。
最後になりますが、今回見つけた中で最も高額だった商品を紹介して幕引きとしたいと思います。
ちょっと開いてて養生テープで補強されてる金庫、嫌すぎる。そんな感じです。