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最近の感じ|ブル~ス

仕事|やりがいとご縁によって縛られている


上半期が終了した。半期に一度の面談が毎度憂鬱で仕方がない。期初に立てた目標に対して今期どのくらいやりきったかをアピールし、それでお給料がどのくらい上がるかが決まるとても大切な場なわけであるが、新人時代から目標設定がドがつくほど苦手なので、〆切ぎりぎりにエイヤでよく分からない目標を立てるものだから、毎回この面談のタイミングでどうアピールすべきか頭を悩ませている。

ついでに言えばアピールも苦手で、今期の実績を語ろうとすればするほど自画自賛になってしまうので、一旦まとめたあとに自賛の味を極力薄めた結果、客観的な事実だけが残る。自分がその中でどんな働きをしたのかよく分からない感じになって面談は終わった。

出張から帰ってきたあたりから2週間程心身ともにどうも調子が出ず、そんなときに限って理不尽な思いをしたり、面倒なタスクばかり降ってきたり散々だったものでこの数日は心がクサクサとしていた。いっそ転職エージェントでもつけたろうかと思っていたところ、お客さんとか関係先の人との打ち合わせが朝から晩まで連続して続く日が何日かあった。それが調子が悪いなりに出来が良く、感謝されたり、次の仕事に繋がりそうな予感があったりと、なんだかスッと晴れ間が差したような気持ちになった。それとほぼ同じころに面倒なタスクも一通り片付く目途がついてきたので、一旦引き続き仕事に従事しようと思えている。つくづくやりがいとご縁によって会社に縛られているな、と思う。いい意味で言っている。


文化|高円寺にて。


かなり久しぶりに終日高円寺に出かけていた。夜にちょっと一杯とかはたまにあるのだが、丸一日滞在するのは本当に大学生の時ぶりとか、そんな感じだろうか。後輩のアラタちゃんと同い年の増永君と昼頃待ち合わせてカレー。次いで高円寺茶房でコーヒーを飲みながら午後からの予定を立てる。隣の席のいかにも高円寺らしい風情のカップルがなんだかモメているようで、女の子の側がずっと泣いていた。男の側はずっとなにかを彼女の耳元に囁きかけながら時折頭を撫でるようなしぐさをしていた。野次馬根性でどんな原因でこうなっているのか突き止めようと思ったが、落ち着いた店内にあって男はずっと耳元に囁きかけているし、女の子の側も周囲に気を遣ってか小さな声で何かを訴えていたので結局分からなかった。


30分ほど滞在していたところ、店内が混んできて店前には並ぶ人もいた。おかみさんがこちらに来て、「若い女性2人が並んで待っているのだが相席の協力をお願いできないか」と言う。コの字型のソファ席だったものだから、離れて座るわけにもいかず、キャバクラもとい接待スタイルでの相席になるじゃないかと思ったので店を出ることにした。モメているカップルもずいぶんやりとりが長引いている様子だったので、声をかけるならそっちが先じゃないか?と店を出た後に三人で文句をつけた。それから1時間ほどサウナ。


夕方から廃校になった小学校の跡地を利用して作られたミュージアムで映画の上映会があったので参加してきた。屋外で「ブルースブラザーズ」を見る。学生時代の課題で観る機会があり初めてではなかったのだが、かなり良かった。アレサフランクリンが歌うシーンで気ままな学生時代のことや、高円寺で飲み歩いていた毎日のことを思い出してちょっと泣いた。コメディの要素が強い映画なのに!学生時代にこの映画を観てアレサフランクリンを聴き始めたのだった。もうアレサフランクリンという楽器はこの世にないんだなあ、と思うと余計に泣けてきてしまった。ラーメンを食べて少し遠回りをして帰った。


その他|制作活動の見通し ほか


これまでに書いた記事を編纂して一冊の作品集を作りたいな、とボンヤリ考えていたものの良いテーマが決まらずしばらく悩んでいたが、ついに大枠の方向性が見えてきた。し、なかなか面白いものになるんじゃないかという予感がある。そうと決まればテーマに沿った記事を集めようと思ったが、想定の半分くらいしか集まらず、追加で制作をしなくてはいけないことが発覚した。雑記の良くないところ!と思いつつ、お題があるとかえって着地点が見えるので筆が進む。

いい傾向だな、と思っていたのだが、先日近所で古書市をやっていたので出かけて物色していたところ、ほぼ同じテーマで60年以上前に作られた本があるのを見つけてしまった。目新しいテーマではないとは思っていたけど60年前から擦られていたテーマとはさすがに頭になかったので思わずクラクラしてしまった。作るけど。本は見なかったことにして買わずに帰った。

もしかしたら作りながらテーマを変えたくなるかもしれないし、ざっくりスケジュールと進行表は引いているものの、仕事でもないのでスケジュールがずれ込んだり、そもそも完成しない可能性も全然あるのでこのへんは完成のめどが立ったらまたお知らせできたらと思う。


以前に書いた記事に、現役高校生を名乗る子からコメントを貰ったことを思い出した。あれから随分時間が経っており、どうしているかなと思って久しぶりにアカウントを訪ねてみたらすっかり受験生になっている様子だった。記事には毎日の勉強の記録や学校生活での悩み、課外活動での取り組みなどが几帳面に書かれていた。勉強方法もいわゆる参考書だけでなく、Duolingoなんかを使って取り組んでいる様子も見て取れて、Z世代!と感心した。一方で学校生活上での悩みなんかは、おれが恋に部活にプリクラに忙しかった頃と大きく変わっておらず、ピュアで可愛らしいなと思った。とともに、その純真さに心を打たれてしまっているおれはもう若くはないのかもしれない、と思いちょっと目の前が霞んでしまった。一人のおっちゃんの願いとしては、たくさん勉強をして、やよい軒とかでお腹いっぱいごはんを食べてよき人生を送ってほしいと思う。もう10代の子たちにはみんなにお腹いっぱい食べてほしいという思いしかない。年寄りの家に行くと必要以上にご馳走を食べさせてくれるのと近い気持ちかもしれない。


noteアカウントのつながりで言うと、以前スマホの裏に挟んでいるステッカー等をぜひ見せてほしいという記事を書いたところ、数件送っていただけたこともあった。

あれからしばらく経つけど、その後20件ほど溜まったところで収集活動をサボっている。定点観測がしたくて、いつ、誰から送ってもらったものなのかをしっかり分かるようにフォルダ分けして保存していたのだが、スマホが壊れたタイミングでフォルダが消えてしまったことが原因。ファイル自体はしっかり残っているんだけど、フォルダ分けの作業が思いのほか面倒臭くてもう一度やる気になれていない。

人のスマホ裏自体への関心はまだ失われていないので、1年経つ前にそろそろフォルダを作り直そうと思っている。マジでマジで。

さて、改めてになりますが、スマホ裏は随時募集しておりますんでね。ぜひ送ってくださいね。詳細は上記記事をご確認いただければと思うんですが、ここまで読んでもう一件さんしさんの虚言妄言を読むのはしんどいと思いますんで、下記に概要をまとめておきます。

#わたしのスマホ裏  収集活動概要
■目的
・「人の趣味嗜好はその人のスマホ裏に現れる」という仮説の検証
・スマホの裏からその人の趣味嗜好を推察して楽しむこと
・定点観測を通して人の趣味嗜好の変遷を読み取ること
■サンプル
・スマホ裏のステッカーや小物の撮影データ
■送付先
sansheeeeee@gmail.com

愕然としたんですが、要約したらほんの数行で済む話をおれは2,000~3,000字とか使って書いてるんですね。引くわ。そんな感じです。


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さんし
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